2024年7月25日(木) パリ・オリンピックの開会式が日本時間の明後日、27日未明に始まります。会場のセーヌ川周辺ではテロに備えて厳重な警戒態勢が敷かれています。 Q.屋外の開会式は珍しいですね。 競技場の外で行われるのは夏の大会では初めてだということで、主催者側は独創的でオリンピック史上もっとも記憶に残る開会式にしたいとしています。パリ中心部を流れるセーヌ川を舞台に1万人の各国選手団が入場行進の代わりにおよそ100隻のボートで東から西へ、再建中のノートルダム大聖堂やルーブル美術館を横目にエッフェル塔近くまで6キロにわたってパレードし、そのあと式典が行われます。観客は30万人をこえる見...記事を見る 2024年7月24日(水) アメリカを訪問中のイスラエルのネタニヤフ首相が、24日、アメリカ議会で演説します。そのねらいについて、中東情勢担当の出川解説委員です。 Q1: ネタニヤフ首相が
「行きたい大学の支援体制は?」 「大学の相談室にはちょっと行きづらいけど、どこへいったらいい?」 …学内、学外で利用できる相談・支援の窓口についてまとめました。 番組ディレクターです。 2月4日夜8時から放送の《カキコミ!深層リサーチFile9 大学生の発達障害》第1回。 このブログでは、取材で得られた情報の中から、 番組で紹介できなかった「大学での支援」また 「学外で利用できる相談・支援機関」についての情報をお届けします。 先週(1月下旬)の取材帰り、あまりに暖かく空がきれいだったので、一枚パチリ。 春には桜がいっぱい咲くのかな・・・と、こんな日は取材の行き帰りも気分があがります。 (写真にはうまく写りませんでしたが、東京タワーも見えました。) ◆学校での学生支援は?◆ 番組では富山大学の学生支援についてご紹介しましたが、 困っている学生をうまく支援につなぐために、他にも、こんな取り組み
自殺対策支援センター ライフリンク代表 清水康之 日本の自殺者数が昨年、15年ぶりに「3万人」を下回ったと、先週警察庁から発表がありました。 そこで今日は、自殺がなぜ減った、その背景について考えてみたいと思います。 失業や生活苦、借金や過労、精神疾患や人間関係など、「自殺の背景には60を超える要因が潜んでいること」、あるいは「自殺で亡くなった人はそうした要因を平均4つ抱え込んでいたこと」などが分かってきています。 このように自殺の要因が決して一様ではない、ということは、裏を返せば「これをやれば自殺が減る」といった万能薬もないということです。 それでも日本では、年間の自殺者数がいま減少し始めています。 2009年は「3万2845人」だったものが、2010年は「3万1690人」、また2011年は「3万651人」と、3年前から、毎年千人単位で減少しています。 昨年15年ぶりに「3万人
きょうは、離婚をめぐる手続きがテーマです。友井解説委員とお伝えします。 Q1:「“子どもの気持ち”重視~離婚の調停手続き改正~」というタイトルですが、どういうことですか。 夫婦で話し合いがつかず、裁判所に持ち込まれるケースがありますが、裁判官などをまじえて話し合う手続きが今年から新しくなって、子どもの気持ちを大事にしようと、強調されるようになったのです。 Q2:離婚にあたって、子どもの気持ちを考えるということですよね。 A2:はい。父親と母親の争いは、子どもにとって大きな負担です。 争いが激しくなると、父親も母親も、自分のことで精一杯になってしまいがちですし、お互いに「そっちが悪い」と非難して、「子どもに会いたい」「会わせない」とやりあうと、子どもは辛いわけです。 年齢にもよりますが、子どもが、「親の仲が悪くなったのは、自分が悪い子だったからではないか」と思い悩む、 「自分が何か
10月11日放送 若者を追いつめる 親の“過干渉” シリーズ「プロジェクト2030」。将来、社会を担う若者たちにいま何が必要なのか、シリーズでお伝えしています。 いま、孤独を感じている若者は少なくありません。 NHKが2000人の若者にアンケートを行ったところ“よく孤独を感じる”“ときどき感じる”という人は55%に上りました。 特に増えているのが、親の“過干渉”によって孤立する若者です。 親が必要以上に干渉することで、思わぬ事態に陥ることが少なくないというのです。 その実態を取材しました。 「ごめんね ちょっといい?」との問いかけに、「家出してきちゃった。人間、どうせ、ひとりだし」と答える少女。 夜の東京 渋谷。繁華街を歩く若い女性たちに、話を聞いている人たちがいます。 NPOボンドプロジェクト代表、橘ジュンさん。 さまざまな悩みを抱える女性の支援をしています。 橘さんたち
NPO自殺対策支援センターライフリンク代表 清水康之 誰も自殺に追い込まれることのない社会。この実現を目指そうと先月、自殺対策に関する国の新しい指針、「自殺総合対策大綱」が閣議決定されました。 日本では平成10年以降、14年連続して年間の自殺者数が3万人を超えています。一日平均80人以上。自殺率でみると、アメリカの2倍、イギリスやイタリアの3倍という極めて深刻な事態です。世界屈指の経済大国である日本は、同時に世界屈指の自殺大国でもあるのです。 こうした社会状況を変えようと今回、5年ぶりに見直された大綱の中身について、対策に取り組む現場の視点からポイントをお話ししたいと思います。 新しい大綱の副題に、「誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して」という非常に強いメッセージが掲げられました。 自殺は「その多くが追い込まれた末の死」であり、「その多くが防ぐことのできる社会的な
聖路加国際病院副院長 細谷亮太 大人のホスピスがどのようなものかについては、わが国でも良く知られるようになりました。皆さんもご存知のことと思います。治癒を目指すことが難しくなり、人生の終わりが見えてきた、とご自身で思われた方々、例えば、末期がんなどの方々を、入院させてより安楽な状態にして、痛みや苦しみをとって差し上げる緩和ケアを提供しながら、その方の今までの人生を静かに振り返ってもらうのが「ホスピスケア」です。 このケアが行われる場所は、自宅の場合もありますし、施設型のホスピス、あるいは病院の中の緩和ケア病棟でも可能なわけです。 しかし今日お話いたします子どものホスピスは、それと大きく意味合いを異にするものです。もともと、この小児のホスピスは、1980年代の初めに、イギリスのオクスフォードで出来た「ヘレン・ハウス」という施設がさきがけです。修道院のシスターであったシスター・フランシス
「ここに注目!」です。年間の自殺者が去年まで14年連続して3万人を超えている中で、世界自殺予防デーのきのう(10日)から16日まで、自殺予防週間として様々な取り組みが行われます。渥美解説委員に聞きます。 Q:自殺をする人、依然として多いですね? こうした悩みを抱えている人に、相談窓口などの支援の情報が、十分、届いていないという課題があります。 自殺に追い込まれる人の中には、様々な悩みについてどこに相談したらいいかわからず、一人で抱え込んでいるうちに問題が深刻化していった人が多くいます。 一方で、社会の中には、電話や面談による相談窓口や専門の機関など、色々な支援策があるのですが、それが、悩んでいる人たちに、十分、知られていない、見えにくくなっているという課題があるのです。 この点で注目される、様々な悩みの相談にまとめて応じる取り組みなどが出てきています。 Q:どんなものですか? A:一
日本発達障害ネットワーク 理事長 市川宏伸 最近、発達障害を正しく理解していないと思われる、いくつかの事柄が社会的に話題になっています。一つは「育て方により発達障害は防げる」という論理です。 もう一つは大阪地裁でアスペルガー症候群が犯した事件に、思ってもみない判決が出たことです。「発達障害者が問題を起こした時は、厳しい罰で対応すればよい」という論理だとすれば、「発達障害のある人の特性や対応方法がわからないので不安だ」、という考え方であると思われます。たしかに、発達障害がある人は、外見上分かりにくい苦手さを持ち、コミュニケ-ションが苦手で、特定の感覚に過敏さがあったり、過度に衝動的になったりなどの特性がある場合は、対応のコツがつかみにくいと感じられると思います。しかし、特性を理解して、世の中に受け入れられやすい行動の仕方を丁寧に教えることが効果的であることも分かっています。 この判決文
今月半ば、国内で初めて、6歳未満の乳幼児の脳死判定と臓器移植が行われました。 移植を待つ子どもたちにとって「希望の光」ともなりましたが、乳幼児の脳死移植の難しさも浮かび上がりました。今夜は今回の乳幼児の脳死移植が残した課題を考えます。 おととし7月、施行された改正臓器移植法では、15歳未満の子どもの脳死判定や脳死からの臓器提供は、本人の拒否の意思がなければ、家族の承諾で可能になりました。 その後、去年4月、関東甲信越地方の病院で10代前半の男の子が脳死判定を受けましたが、6歳未満の乳幼児では今回が初めてです。 心臓と肝臓は、それぞれ10歳未満の子どもに移植され、腎臓は60代の女性に、角膜も2人の患者に移植されました。これまでのところ、術後の経過は、順調だということです。 乳幼児の場合、大人と違って、本人の意思の確認をしておくことはできません。 さらに、脳死状態になったとしても心臓
ここに注目!です。児童虐待が後を絶ちません。その対策として、現職の警察官を児童相談所に出向させていっしょに対応に当たろうという取り組みが始まっています。西川解説委員です。 Q.どうしてなんですか? Q.出向までしているんですか?効果はあるんですか? A.必ずしもうまくいっていません。名古屋市では、去年から2人の警察官を児童相談所に配置していますが、去年10月に、中学2年の男子生徒が母親の交際相手の男に虐待を受けて死亡する事件が起きました。事件を検証する市の委員会が、先月まとめた報告書の中で、児童相談所の警察官が男の家庭内暴力の兆候に気づいていたのに、男の元から男子生徒を引き離すといった措置を取らなかったことが、事件を防げなかった一因と指摘しました。 Q.どうしてそんなことになったのでしょう? A.報告書は、警察官に立ち入り調査などを担当させただけで、もっとも重要な、対策を検討する会議に参
(前説) 全国の小中学校は、あす(6日)入学式というところが多いようです。新年度を迎え、中学校の授業が変わります。どう変わるのか、早川解説委員に聞きます。 Q1.今回の改訂は、「ゆとり教育」からの転換だと言われますが、どんな特徴があるのですか? Q2.どうしてそんなことになったのでしょうか? A2.授業内容を決める時にあちらにもこちらにもいい顔をした結果です。学力低下を心配する人に対しては、時間と内容を復活させたので学力は回復するはずだと言い、「ゆとり教育」の考え方を支持する人には、学力についての考え方は変更せず、言語力を重視することで思考力、判断力を育てると説明しました。また、愛国心や規範意識の回復を求める人に対しては、道徳教育や伝統や文化についてしっかり盛り込んだとしたのです。そうするうちに、去年の震災で防災教育や放射線教育についても対応が必要になったのです。 Q3.では、どうしたら
インターネットの普及に伴って、ネット依存という言葉を耳にするようになりました。ネットをやめたくてもやめられないといった症状で、子どもたちの間にも広がっていると見られています。今夜は、ネットの中のおもしろさから抜け出せない子どもたちに、仮想の世界ではない本物の親子関係や人間関係を取り戻すためどうすべきかについて考えます。 ネット依存の何が問題なのでしょうか。 中学2年の女子生徒が書いた、週末の生活ぶりです。赤い部分は、ネットをしている時間です。午前9時から深夜の0時まで15時間、食事と風呂以外は、テレビを見たり音楽を聴いたりしながらでも常にケータイでネットとつながっている状態です。 こうした状態が続くとどんなことが懸念されるのか。別の中学生は、夏休みにネットにはまって毎日16時間オンラインゲームをし、昼夜が逆転。2学期が始まっても明け方寝て昼過ぎに起きるといった生活が続き、学校には、遅刻し
海の環境が大きく変わる中、漁業が大きく変貌しています。安定して魚介類を供給するため、安価に陸上養殖ができる「好適環境水」という技術の可能性について考えます。
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