悪徳警官映画となれば黙っとられへん。 というわけで仙台フォーラムにてニコラス・ケイジ主演の「バッド・ルーテナント」を鑑賞。ブラックユーモア度が高い奇妙な映画であった。何度も腹抱えて笑ってしまった。 最近のハリウッドは、主人公とそっくりな人生を歩んでいるやつをそのままキャスティングするという風潮があるのだろうか。落ち目で肉体がボロボロのレスラーを、落ち目で顔がボロボロだったM・ロークにやらせていたが、もうすぐ公開の「シャーロック・ホームズ」では、ホームズというコカ中の人に、重度のコカ中だったダウニー・ジュニアをあてがっている。 さてニコラス・ケイジはDVD俳優となりつつある。これは「ああ、あいつが主役のやつか。じゃあ劇場に駆けつけなければ」という説得力はない。「ん、まあDVDレンタルで見ればいいか……ケイジだしな」というB級な感じ。いくら「主演ニコラス・ケイジ」とフォントをでかくしたところで