種をまくゴキブリ=植物と共生、森林で発見-熊本大 ギンリョウソウの実を食べるモリチャバネゴキブリ(熊本大大学院の上原康弘さん提供) 森林にすむゴキブリが植物と共生し、種を運ぶのに一役買っていることを、熊本大の杉浦直人准教授と大学院生の上原康弘さんが発見した。杉浦准教授は「植物のパートナーとして繁殖に役立っていることを知れば、不快な害虫として名高いゴキブリの見方も変わるのでは」と話している。 この植物は、菌類から栄養を供給されて生きるツツジ科のギンリョウソウ。高さ約15センチで、全国の森林で見られる。毎年5~6月に約1センチの果肉がある実をつけるが、種子が散布される過程は分かっていなかった。 杉浦准教授らは熊本市内の大学近くの林にカメラを設置し、肉眼と合わせ約2年間で200時間にわたり、ギンリョウソウを観察。鳥やネズミなどは実に興味を示さなかったが、関東以西の森林に生息するモリチャバネゴキブ
北朝鮮国民「餓死させないと」=石川知事が会合で発言 石川県の谷本正憲知事は21日、金沢市内で行われた県内町長らとの会合で、北朝鮮による弾道ミサイル発射に関し「(県内の)北陸電力志賀原発を狙う暴挙をするなら、兵糧攻めにして北朝鮮の国民を餓死させなければならない」と発言した。制裁強化の必要性を強調したものだが、物議を醸しそうだ。 出席者によると、発言は年内にも行う県内でのミサイル発射想定訓練をめぐる意見交換の際出た。 谷本知事は会合後、記者団に対し「北朝鮮国民には大変迷惑がかかるが、(制裁強化により)同国民が目覚め『間違ったリーダーを抱えている』と理解させないといけない」と説明。発言の妥当性については「過激な発言にならざるを得ない。なぜわれわれが避難訓練までしないといけないのか」と述べ、撤回しなかった。(2017/06/21-19:09) 【特集・北朝鮮の今記事一覧へ】 【アクセスランキン
直径64キロの小惑星衝突か=月の三重リング地形-国際チーム 米航空宇宙局(NASA)の探査機が観測した月面の三重リング地形(重力分布で色分け)。約38億年前に直径64キロの小惑星が衝突後、地殻の岩石が流動してできた可能性があるという(NASA提供) 月の「東の海」の三重リング地形は、約38億年前に直径64キロの小惑星が秒速15キロの高速で衝突した後、地殻を構成する比較的熱く軟らかい岩石が流動して形成された可能性があると、米マサチューセッツ工科大などの国際研究チームが発表した。論文は28日付の米科学誌サイエンスに掲載される。 〔写真特集〕宇宙の神秘 コズミックフォト 米航空宇宙局(NASA)の2機ペアの月周回探査機が2012年末まで約1年間、重力の分布を詳細に観測したデータに基づき、コンピューターでシミュレーションした。小惑星が衝突した当初は直径約390キロのクレーターができたとみられるが
クマが自衛隊員襲う=訓練の下見中-福島 16日午後2時50分ごろ、福島県猪苗代町若宮の山林で、登山道を歩いていた陸上自衛隊第44普通科連隊(福島市)の男性3等陸曹(26)がクマに襲われた。一緒にいた隊員がクマを追い払ったが、3曹は両腕など4カ所をかまれ、会津若松市の病院に運ばれた。命に別条はないという。 クマから人体の一部=4人襲撃現場付近で駆除-秋田 陸自福島駐屯地によると、クマは体長約1.5メートルで、山中に逃げた。3曹らは17日から実施予定のレンジャー訓練のコースを5人で下見していた。 現場は観光地の秋元湖に近く、県警猪苗代署は看板を設置するなどして観光客に注意を呼び掛ける方針。(2016/07/16-21:07) 【社会記事一覧へ】 【アクセスランキング】
ザクそっくり=ガンダム敵役?、首都に出現−トルコ 2日、トルコの首都アンカラの交差点に立てられたアニメ「機動戦士ガンダム」の敵役ザクにそっくりな銅像(AFP=時事) トルコの首都アンカラ中心部の交差点に2日、こつぜんと日本のアニメ「機動戦士ガンダム」に登場する敵役モビルスーツ(ロボット兵器)のザクに似た立像が現れた。 【特集】躍動するトルコ・アンカラ 地元メディアなどによると、アンカラのギョクチェク市長の指示によるもので、こうした展示品を中心にした市長肝煎りのテーマパーク開設に向けた広報の一環。ただ、市民からは「市長、エープリルフールは終わっています」とツイッターでつぶやかれ、評判はいまひとつ。 テーマパークについては、都市計画に違反していると不服を申し立てられ、裁判所から差し止め命令が出ているが、市長はやる気満々という。(2015/04/05-10:29)2015/04/05-10:
フォーサイト WORLD アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が開催されたロシアのウラジオストクで会談したロシアのプーチン大統領(左)と中国の胡錦濤国家主席=2012年9月7日【EPA=時事】 名越健郎 Nagoshi Kenro 拓殖大学海外事情研究所教授 9月にアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合を開催したロシア極東のウラジオストクは、2年前の2010年、市の創設150周年を盛大に祝った。ウラジオストクはもともと中国領で、1860年の北京条約によりロシア領に移管。帝政ロシアはこの天然の良港に、「極東を制圧せよ」を意味するウラジオストクという名前を付けた。だが、中国の新しい歴史教科書には、「極東の中国領150万平方キロが、不平等条約によって帝政ロシアに奪われた」との記述が登場した。中国はある日突然、ウラジオストクを「中国固有の領土」として返還を要求しかねない。中露間で歴史
2015年02月09日 陸上自衛隊は9日、富士駐屯地(静岡県小山町)で、長崎県佐世保市に創設する水陸機動団に配備予定の水陸両用車「AAV7」を公開した。米海兵隊が使用している離島上陸用の車両で、防衛省は離島奪還能力の強化のため、2018年度までに52両を調達する。15年度予算案に203億円(30両分)を計上した。 AAV7は全長約8メートル、重さ約20トン。地上を最高時速72キロで走り、海上は同13キロで船のように進める。21人の隊員を乗せ、約7時間運航が可能。車内に浸水した場合でも1分間で約1600リットルを排水するポンプを備える。【時事ドットコム編集部撮影】【トレンド動画一覧へ】
オバマ大統領アジア歴訪は危機予防=「日本の挑発」要因−米紙論説 【ワシントン時事】17日付の米紙ワシントン・ポストは「日本の挑発的な動き」と題する論説を掲載、靖国神社を参拝した安倍晋三首相が傾倒する強硬なナショナリズムは「オバマ大統領が直面する深刻な安全保障問題になり得る」と批判した。その上で、4月の大統領のアジア歴訪の主要議題は「危機の予防」になるだろうと指摘した。 論説は、靖国参拝によって日本と中韓両国の関係改善の可能性が完全に失われたと分析した。さらに、日米間の意思疎通不足が露呈され、安倍氏を敵視する中国が力の行使を試す恐れが出ていると警告した。 また、歴史認識をめぐるNHKの籾井勝人会長と百田尚樹経営委員の発言にも言及。百田氏らを起用したとされる安倍氏は、中国や韓国だけでなく、米政権内の「警戒ベル」も鳴らしていると主張した。(2014/02/18-11:45)
サイバーディフェンス研究所理事 上級分析官 名和 利男 サイバーディフェンス研究所理事 上級分析官 名和利男(なわ・としお)航空自衛隊において、防空指揮システム等のセキュリティー担当業務に従事した後、JPCERT/CC早期警戒グループのリーダーを経て、サイバーディフェンス研究所に参加。現在、サイバー攻撃対処支援、サイバー演習、サイバーインテリジェンス活動等に専念【時事通信社】 「サイバー空間」という概念に対して、自分には関係なく、小難しいものであると捉えてしまう人が多くいる。その理由を尋ねると、現実社会の出来事とは異なり、「サイバー空間は実態として感じ取ることができない」という旨の回答が大半を占める。 しかし、サイバー空間とは、インターネットや電子機器の積極的な利活用の結果、不特定多数あるいは特定の相手に自由に情報を伝えたり、情報を得ることができるようになった領域を示す概念である。この意味
F35ミサイル共同開発へ=武器三原則緩和受け−日英 米空軍仕様のF35戦闘機(米ロッキード・マーチン社提供) 防衛省は英国との間で新型戦闘機F35用のミサイルを共同開発する方向で検討に入った。政府が2011年に武器輸出三原則を緩和したことを受けた措置で、13年6月に合意した化学防護服の開発に次ぐ協力となる。複雑化する安全保障環境をにらみ、米国の同盟国である英国とも一段の関係強化を図るのが狙いだ。 日本は航空自衛隊の次期主力戦闘機に、米英など9カ国が共同開発した新型ステルス機のF35を決定。英国も空軍と海軍にF35の導入を予定している。レーダーに捕捉されにくいF35は機体内にミサイルを格納する構造のため、採用国は新型ミサイルの開発動向に関心を持っている。 英側はF35用の新型空対空ミサイルを他国と共同開発したい考えで、ミサイルに搭載する制御コンピューターの技術に優れる日本に協力を要請。日
屋外で大量培養に成功=ジェット燃料用の藻−IHIとベンチャー 屋外で燃料用の藻の増殖に取り組んでいる試験プラント=横浜市(IHIネオジーアルジ提供) IHIの子会社でバイオ燃料の研究を手掛けるIHIネオジーアルジ(川崎市)は、油分を大量に含む藻を100平方メートル規模の屋外で安定培養することに成功した。従来の生産費は1リットル当たり約1000円だったが、品種改良などで約500円に低減した。ジェット燃料などに利用できるもので、原油を精製して作る場合の価格(100円程度)を下回るよう研究を進め、2020年までに代替品としての実用化を目指す。 同社は、IHIが11年にバイオテクノロジーのベンチャー「有限会社ジーン・アンド・ジーンテクノロジー」(大阪府吹田市)と「ネオ・モルガン研究所」(川崎市)とともに設立した。(2014/01/13-15:07)
逮捕の男、高速バスで上京=捜査員同乗、500キロ追跡−「黒子のバスケ」脅迫事件 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の人気漫画「黒子のバスケ」をめぐる一連の脅迫事件で、威力業務妨害容疑で逮捕された派遣社員渡辺博史容疑者(36)=大阪市東成区=が15日朝、東京都内のポストに新たな脅迫文を投函(とうかん)するため、大阪から高速バスで上京していたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。 警視庁捜査1課は防犯カメラ映像の解析結果を基に、大阪に土地勘があり黒いリュックサックを持った人物が事件に関与したとみて捜査。12月下旬に集英社主催のイベントなどが開催されることから、大阪駅周辺で捜査員が警戒していたところ、似たリュックを持って高速バスに乗り込む渡辺容疑者を発見したという。 捜査関係者によると、渡辺容疑者はスーツにジャンパー姿で、大阪駅から東京行きの高速バスに乗車。防犯カメラの解析で浮上し
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