相模原市の知的障害者施設で46人が殺傷された事件から、26日で1年、殺人などの罪で起訴された27歳の元職員は「障害のある子どもの親がいつも疲れている様子なのを幼いころに見て不幸だと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。捜査当局は、こうした記憶が施設で働く中で差別意識に変わったとみています。 これまでの調べに対し、植松被告は「障害者は不幸を作ることしかできない」などと供述していることがわかっていますが、ほかにも「障害のある子どもの親がいつも疲れている様子なのを幼いころに見て不幸だと思った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかりました。 植松被告は、小中学校のころから障害のある同級生と接していたほか、当時のやまゆり園の入所者とも交流していたということです。 植松被告は、施設で働き始めた当初は、入所者について「かわいい存在だ」などと周囲に話していましたが、その