多額のマネーが動くようになった箱根駅伝。シンプルな大学対抗戦というより、大学の営業ツールとしての存在感を年々強めてきている いよいよ箱根駅伝の本戦が近づいてきた。早稲田、東洋の2強対決は本当に楽しみだが、実は各大学とも他の戦いを繰り広げているのをご存じだろうか。 現在の高校2年生のリクルート、つまり勧誘合戦である。 高校3年生の有力選手の進学先はとっくに決まっており(来年度は有力選手が駒澤大学、明治大学に進学すると見られている)、リクルートの主戦場はすでに2年生に移っている。ある監督の話では、 「12月に動き出したのでは、有力な2年生に関しては『出遅れている』と言っても過言ではありません。現実問題として、高校2年の夏休みが終わったあたりから、勧誘合戦が本格化しています」 という状況になっているというのだ。 2009年、東洋大は新しい山の神、柏原竜二の活躍もあって初優勝を遂げたが、その年の入
![選手獲得競争が箱根駅伝をダメに!?大学に求める「勧誘条件の平等化」。(生島淳)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/1584b572f051e17d5fb772eb7bf29119f216f4ba/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F4%2Fa%2F-%2Fimg_4a0113226647c7d3dec5c808667383df405057.jpg)