林英史さん・瑞穂さん夫妻は、今や青葉区を象徴する若手農家として、マルシェやイベント、メディアに引っ張りだこ。そんな二人が「農家として生きる」と決めた日は、きっと誰もがターニングポイントになった、6年前の「あの日」でした。 横浜市青葉区鴨志田町に住む農家・林英史さんは、たぶん青葉区でもっとも有名な農家さんの一人です。米、麦のほか、年間約70品目の野菜を栽培し、自分たちで直接消費者に売り、届ける「マルシェスタイル」が「はやし農園」流。妻の瑞穂さんお手製の布の幟(のぼり)を立てて、珍しい野菜も一つひとつわかりやすいポップを並べて、ちゃきちゃきと元気よく野菜を販売します。土日なら、可愛らしい看板娘に会えることも。小学校6年生のお姉ちゃん、1年生になったばかりの妹さんも、「お父ちゃん」の仕事が誇りです。 1年365日のうち、120日は畑に出て農作業、120日は収穫や出荷の作業をして、120日は街に出