フランク・オーシャンと共演。日本語で世界に羽ばたくラッパー、KOHH いま一番熱いラッパーは誰か? ヒップホップシーンでは常に避けて通れないこの問いに、これだけ簡単に答えが浮かぶ時代もなかなかないだろう。なぜなら、日本にはKOHHがいるからだ。 2014年にアルバム『Monochrome』をリリースして高い評価を得たKOHHだが、ヒップホップの枠、日本の枠を超えてさらなる注目を集めるのに時間はかからなかった。フランク・オーシャンと宇多田ヒカル。2016年に国内外2人のシンガーとの客演曲が発表され、その才能を広く知らしめたのだ。 『Monochrome』に収録された“貧乏なんて気にしない” フランク・オーシャンの"Nikes"は残響が鳴り渡る乾いたドラムにアコースティックギターのループを組み合わせた、ゆったりとしたシンプルな曲だが、中盤から日本語でラップをのせるKOHHは驚きをもって受け入れ