数々のドラマを生みだしてきた“AKB48選抜総選挙”が今年も開催!
Paris,Tokyo,Now. SEASON'S ESSAY by 川上未映子 春、ダイヤモンドの変革 春を知るのは、いつも匂いだ。窓を開ける。静かに満ちている冷気のなかに、ふと、幾筋かの春が流れていることに気づく。わたしは腕を伸ばして指先をひらき、人差し指でその匂いをくるくると巻きあげる。つぎは薬指。それから小指。そうしてわたしの指先には、春の匂いが目には見えない指輪になって、その到来を祝うようにきらきらと光ってみせる。 春はダイヤモンド。子どもの頃からそのイメージはわたしにぴったりとしていて、あの光のなかには春が静かにこめられているのに違いない。春は、さくら色でも薫る風の色でもなく、白と透明と銀とを溶かしこんだ、あの光そのものなのだ。 そんな春の見えない指輪のうえに、見て、ふれることのできる、質量をもったダイヤモンドをはめるよろこびはどうだろう。 うっとりと降りてくるまぶた。解放され
世代の痛み - 団塊ジュニアから団塊への質問状 (中公新書ラクレ) 作者: 上野千鶴子,雨宮処凛出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2017/10/05メディア: 新書この商品を含むブログ (1件) を見る Kindle版もあります。 世代の痛み 団塊ジュニアから団塊への質問状 (中公新書ラクレ) 作者: 上野千鶴子,雨宮処凛出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2018/01/12メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 内容(「BOOK」データベースより) 高度経済成長とともに年を重ねた「団塊世代」。就職氷河期のため安定した雇用に恵まれなかった「団塊ジュニア」。二つの世代間の親子関係に今、想定外の未婚・長寿・介護などの家族リスクが襲いかかっている。両世代を代表する論客の二人が、私たちを取り巻く社会・経済的な現実と、その対策について論じ合った。この時代を心豊かに生き
普段使っているお店やサービスが、どの企業によって運営されているのかは、さほど気にする必要がないことかもしれません。別にミスタードーナツがお掃除用品のダスキンによって運営されていようが、バナナ・リパブリックがGAPだろうが、製品やサービスが自分にフィットしていれば、大きな問題は起きないでしょう。 では、InstagramがFacebook傘下のアプリである、と言われたらどうでしょうか? InstagramがFacebookの傘下であることを 米国人の6割は知らない 米議会の公聴会での証言を切り抜けたFacebookのマーク・ザッカーバーグCEO。筆者も2日間10時間にわたって100人近くの議員からの質問に受け答えするザッカーバーグ氏の模様を聞いていました。印象としては、驚くほど、議員さんたちがテクノロジービジネスやFacebookについて明るくなかったということです。 なんとなく、「得体のし
一時は、「2組に1組が離婚している」とも言われた離婚大国の米国。が、同国では、実は1980年をピークに離婚率が下がり続けており、2016年には過去40年間で最低水準となった(以降の統計は未発表)。 米オハイオ州ボウリング・グリーン州立大学の家族と結婚に関する研究センターによると、15歳以上の女性1000人当たりの離婚率は、近年最高だった2008年の20.5から減少しており、2016年には16.7に。ピークの1980年(22.6)からは26%も減っている。最も離婚率が低かったマサチューセッツ州では、12.0だった。 離婚するにはおカネがかかる 南カリフォルニア大学の社会学者、カレン・スターンハイマー氏によると、1970年代に離婚率が増えた背景には、女性の社会進出に加えて、1969年にカリフォルニア州で無過失離婚が認められたことがある。これによって、婚姻関係の解消を求めるのに相手側の過失を証明
東浩紀「読者目線のサービスを開発していれば、海賊版サイトがこれほど隆盛を極めることはなかっただろう」 eyes 東浩紀 東浩紀(あずま・ひろき)/1971年、東京都生まれ。批評家・作家。株式会社ゲンロン代表。東京大学大学院博士課程修了。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデビュー、東京工業大学特任教授、早稲田大学教授など歴任のうえ現職。著書に『動物化するポストモダン』『一般意志2・0』『観光客の哲学』など多数 海賊版サイトが悪いことはだれもが知っているが…(※写真はイメージ) 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセー「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 * * * 前回、海賊版サイトへの接続遮断の是非をめぐる議論に触れた。そこでは接続遮断もやむなしと記したのだが、この2週間で状況が動いている。というのも、遮断措置導入の経緯
5万点以上の漫画や雑誌が無断で掲載された海賊版サイト「漫画村」に、国内の複数の大手企業の広告がひそかに「裏広告」として表示される仕掛けが施されていたことがNHKの取材でわかりました。専門家は、こうした裏広告などの広告収入がサイトの運営資金の一部になっていた可能性があるとして、違法なサイトへの広告掲載について対策を呼びかけています。(ネットワーク報道部記者 田辺幹夫) 漫画村は、漫画家や出版社に無断で最新の漫画雑誌などが掲載された海賊版サイトで、去年秋ごろから、多くのアクセスを集め、被害額は、3000億円以上と試算されています。 漫画村のサイトについて、NHKが複数の専門家に解析を依頼したところ、プログラムに仕掛けが施され、表面上、閲覧者にはわからないように、別サイトが同時に立ち上がり、この中に広告が掲載されていたことがわかりました。 掲載されていた広告は、大手銀行や生命保険会社、IT企業や
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