東浩紀(あずま・ひろき)/1971年、東京都生まれ。批評家・作家。株式会社ゲンロン代表。東京大学大学院博士課程修了。専門は現代思想、表象文化論、情報社会論。93年に批評家としてデビュー、東京工業大学特任教授、早稲田大学教授など歴任のうえ現職。著書に『動物化するポストモダン』『一般意志2・0』『観光客の哲学』など多数 ※写真はイメージ(gettyimages) 批評家の東浩紀さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 * * * 中国湖北省武漢で発生した新型コロナウイルスが世界中に混乱を引き起こしている。 最初の患者が確認されたのは昨年12月初旬。月末に武漢市衛生健康委員会より緊急通知が出され、広く知られるようになった。 年が明けて1月9日には最初の死者が出て、15日には日本でも最初の患者発生が確認された。23日には武漢市に出入
「メディアが取り上げて、『男女平等が当たり前だよね』と言い始めたのは、ここ10年くらいじゃないかな。それもインターネットメディアが増えたからじゃないかな」
1|訪日消費もモノからコトへ 東京五輪関連消費は、訪日外国人需要と日本人需要に分けられるが、訪日客が増えれば、宿泊や飲食、交通、娯楽・サービス、買物などの旅行に関わる消費が、単純に底上げされることが期待される。 一方で実は、訪日客の消費行動も、日本人と同様に「モノからコト(サービス)へ」と移っている。1人当たりの消費内訳を見ると、2015年をピークに中国人の「爆買い」が沈静化したため、最近では「買い物代」が減り、「宿泊費」や「飲食費」等が増えている[図表1]。 訪日客にとって、浴衣や日本酒などの日本ならではのモノも魅力的だろうが、訪日基礎研レポート客を魅了するようなサービス(コト)を用意することが、リピーターを増やす上では効果的だろう。 2|日本人のトキ消費とイエナカ消費 日本人需要は、観戦需要と開催時の混雑に伴う需要に大別できる。 観戦需要としては、家庭での観戦を充実させるためのテレビの
森美術館 館長 片岡 真実 1990年代以降、現代アートの世界にも、グローバル化が浸透してきました。80年代までの現代アートは、「欧米」という中心を、日本、アジア、ラテンアメリカ、アフリカなどの各地域が見つめていましたが、いまやグローバル・プラットフォームとして、世界各地のさまざまなアーティストが活躍しています。 私も、アジア各国の作家の総合的な個展の企画などに際し、彼らの作品を理解するために、多様な背景を紐解くことで、自ずと世界の歴史、地理や政治、文化、哲学、社会などに触れてきました。そこで今日は、グローバル化する現代アートの現状と、そのなかで日本が向かうべき方向性についてお話したいと思います。 こちらは、昨年私が企画した、ベルリンを拠点に活動する作家・塩田千春さんの個展の作品です。赤い糸が空間全体に張り巡らされています。 このように、現代アートはもはや、絵画や彫刻、写真といったメディア
メディア関係者向けお問い合わせ先 メールでのお問い合わせ: pr-jp@google.com メディア関係者以外からのお問い合わせにはお答えいたしかねます。 その他すべてのお問い合わせにつきましては、ヘルプセンターをご覧ください。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く