「もしも僕がいま、二十歳の大学生だったら、それはもう相当に怒っていたと思う」という、勢いだけで書きつけたブログは、予想以上の反響を巻き起こした。といってもソーシャルメディアは見ないしエゴサーチもしないので、その反応を感じられたのはマスコミからの取材依頼を通してだった。大学生の現状を取材しているうちに、大学側からの視点として記事・番組に盛り込みたいということで参考にしてくださったらしい。 ただやっぱり、「じゃあお前は足元の学部で何をしとるのだ」という思いはずっとあった。たまたま学部執行部の仕事を担っていることもあって、動くしかない、という決意をして、1年生を支援するタスクフォースの発足を学部長に直訴したのが春学期終盤の7月。数名のチームで課題の洗い出しやそれぞれで動いていたことを共有し、秋学期に入ってからは、1年生が登校している曜日に自由参加のオフラインイベントを、ほぼ毎週開催することになっ