ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (57)

  • 20年間の営業マン生活で僕が身につけた、成果を出し続けられるようになる消極的一期一会スタンスについて全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    昨日、部下氏から「客に嫌われたかもしれません」という悩み相談を受けた。僕は今後の進め方を助言したあとで「やるじゃないか」と評価を伝えたのだけれど、どうやら部下氏はピンと来なかったようで「意地悪やめてくださいよ〜」なんて泣き言を漏らしていた。意地悪ではない。僕は、嫌われるくらいのことを言えなければ成果は長期的に出せないと考えている。 好かれるのと嫌われるのは表裏一体、紙一重だ。嫌われている人、苦手な相手が、ある商談を経て、大の得意先になった経験は何度もある。あえて感情をおさえて厳しい意見を出し合い、着地点を見つけて、進めていくのが仕事のあり方だ。営業の場合、相手が客であるケースが多いだけでその質は変わらない。だが、相手が客になってしまうと、途端に思考停止してしまう。「嫌われたくない」「嫌われては契約が取れない」という恐怖がその質を忘れさせてしまうようだ。若い頃の僕も同じだった。ある、ひと

    20年間の営業マン生活で僕が身につけた、成果を出し続けられるようになる消極的一期一会スタンスについて全部話す。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2020/10/21
    自分を捨てて、相手の嫌がるような話を出来るかどうかが継続して結果を出せる人と出せない人を分ける。
  • 閉店を惜しむ客がいるのに潰れてしまう店のリアル - Everything you've ever Dreamed

    取引先の飲店から突然、閉店の連絡を受けた。脱サラしてはじめた洋店。「コロナが憎いよ」店主は無念さを隠そうともしない。メニュー改訂やテイクアウトで半年間粘ったけれども、客足が戻ることはなかった。材を卸させていただいていた業者目線でも、そこそこ繁盛していた店だと思う。「夕方まで手が離せないから納品は昼は避けてくれ」と言われていたし、何回かべた料理はどれも美味しかった。 僕は、なんていっていいかわからず、軽い気持ちから「最後に閉店イベントをやらないのですか?」とたずねてしまった。これが良くなかった。鎮火していた店主の心を再点火させてしまった。「閉店の貼り紙を出した途端に、以前はよく来ていたお客がやってきて、店がなくなると困る、惜しい、想い出がなくなる、と言ってくれてる。それは嬉しい。でも普段から来てくれてればウチだって閉店しないですんだんだよ。お金を落としてくれるのが客。死に際にお別れの

    閉店を惜しむ客がいるのに潰れてしまう店のリアル - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2020/10/17
    本当になくなって欲しくない店なら、閉店のポスターが張り出される前に、今すぐ足を運ぶしかない。
  • 「キミにしか出来ない仕事」が「誰にでも出来る仕事」に堕ちるとき - Everything you've ever Dreamed

    「キミにしか出来ない」と言われて任されたはずの重大な仕事が、対応したあとに「誰にでも出来る仕事」と貶される…。20数年間のうだつのあがらない会社員生活で、何度かこのような《誰でも出来る仕事ハラスメント》を受けた。悲しくて悔しくてやりきれない経験はもうこりごりなので、「キミにしか出来ない仕事」は出来るだけ回避してきたけれども、自分の思うようにいかないのが人生である。 8月。社長の強い意向で今春開設した東京営業所を、社長の強い意向で早急に閉鎖することになった。新型コロナ感染拡大により先行きが見えなくなったからだ。社長の決断は早い。そして社長案件は様々な意味で特別。社長以下の幹部が出席する部門長会議。会議室の空気は重く、しん、と静まり返っていた。営業所開設のときは、社長案件ということで「我先に」と手をあげた者が誰も手をあげない。目をとじて腕を組む者。真剣なまなざしで資料をめくる者。呆けて壁のカレ

    「キミにしか出来ない仕事」が「誰にでも出来る仕事」に堕ちるとき - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2020/10/13
    ピンチはチャンスという人がいるけれど、ほとんどのピンチはチャンスに化けることなくピンチのままである。
  • ツブれない個人経営飲食店のリアル - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業マン。僕の営業先という狭い観測範囲になってしまうけれども、新型コロナ(COVID‐19)の感染拡大の影響で、つぶれてしまう個人経営飲店とそうでない店の違いが見えてきた。従来、個人経営の飲店にアプローチするときは、営業マンというよりは飲店のコンサル的な立場を取ってきた。店舗経営にアドバイスをして、経営を安定させたうえで商品を買ってもらうという流れをつくるためだ。なぜならおっちゃんおばちゃんがやっている家族経営の《ちゃんちゃん堂》は良い意味でも悪い意味でもアバウトに経営しておられていて、取引するにはリスクは高いからだ。ビジネス面だけではない。個人的に僕はそういうお店が大好きで、なくなってしまうと寂しいので助言している。歯がゆいのだ。せっかく美味しいものを出しているのに不安定な経営が原因で商売をやめてしまうのは。 ※画像はイメージです。 「美味しい料理を出しているのだか

    ツブれない個人経営飲食店のリアル - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2020/09/28
    「お客が離れるから値段はあげられない」「生活ができればそれでいい」。
  • 若手に頼みごとをしたら「これは仕事ですか?」と言い返されました。 - Everything you've ever Dreamed

    人間は自分の聞きたいことしか聞かない生き物だとあらためて思う出来事があった。隣の部署に所属する比較的若手の社員が、以前から交際していた女性と結婚すると報告してきたのだ。挙式はやらないらしい。で、同僚の皆さまと飲んでいるとき、ささやかながら彼のお祝いのパーティーをやろうではないか、来月12月は忘年会もあるから11月中に、という話になり、賛成する強い理由はないが、反対する理由も特にないので、なんとなく、いいね、いいねと中ジョッキを傾けていたら、どうぞ、どうぞ、って感じで幹事になっていた。 数日後、「祝!比較的若手氏結婚!」と毎日顔を合わせている社スタッフ全員にパーティーをアナウンスした。比較的若手氏には社メンバー全員に声をかけると告げた。大失敗であった。「申し訳ないですが…」といって欠席表明する人が続出したのだ。寂しい気持ちになった。なぜ、仲間の門出を喜べないのか。ワン・チームじゃないのか

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/11/16
    昭和。
  • 20年の営業マン生活でわかってきた「仕事の本質」を全部話す。 - Everything you've ever Dreamed

    20年ほど営業という仕事をやってきて、小手先のテクニックにとらわれない質みたいなものがつかめたのが、数年前、給の営業をやっている時期だった。ニッチな仕事ではあったけれど、営業という仕事を見つめなおすにはちょうどよかった。現在は違う営業をしているけれど、今のうちにそのとき気付いたことを忘れないためにまとめておこう、というのがこの文章の目的だ。 給の営業というだけでピンとこないはずだ。僕もわからなかった。ピンとこない理由は、1)誰に 2)どうやって 3)何を売るのかわからないからの3点だろう。 1)誰に=営業の対象は法人の社員堂と福祉施設で僕は主に社員堂を担当していた。一般的に社員堂は自前で運営しているか、業者(給会社)が、管轄保健所から営業(給)で許可を取って運営している。給というと学校給を連想してしまいがちだが、社員堂も給なのだ。あなたの会社の社員堂にも給とかか

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/10/07
    コンサル的な立場から働きかけて相手にプラスを与える。
  • あのひとことが僕を『20年戦い続けられる営業マン』へ変えた。 - Everything you've ever Dreamed

    「ひとつの出会いが、ギブアップ寸前だった僕を『戦える営業マン』へ変えてくれました。」の姉妹編です(http://delete-all.hatenablog.com/entry/2019/06/23/190000) 「部長は同業他社の悪口を一切言いませんね」「他社を褒めまくりじゃないすか」と同僚や部下から驚かれる。そういうときは「他社の悪口は時間がもったいないから」つって誤魔化している。かぎられた時間を他社の悪口に割くくらいなら他の話をしたほうが良くね?という考え方である。僕はポジティブなバイブスに身を委ねて仕事をしたいのだ。 今の職場にやってきて丸2年になるけれども、多かれ少なかれ他社の悪口をいう営業マンはいる。個々の細かいやり方に干渉するつもりはない。ただでさえ営業という面白くない仕事(僕はそう思っている)で、悪口や非難といったネガティブなことを言い続けていたら、ますます仕事が面白くなく

    あのひとことが僕を『20年戦い続けられる営業マン』へ変えた。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/08/14
    競争相手を貶める商売はジリ貧。
  • 令和を生きる若者をモザイク越しに見守りたい。 - Everything you've ever Dreamed

    令和を生きる若者は大変だ。迷ったり、試行錯誤する時間や機会が奪われているように見えるからだ。あらためてそう思ったのは、仕事でしくじった若手が、50代後半のベテラン社員から「ネットでちゃんと調べたのか!俺の若い頃はさー!」と叱責されているのを見たからだ。《調べれば簡単に答えがわかるのになぜ調べないの?》という理屈で叱られていた。確かに怠慢だ。だが、叱られる若者の姿の向こうにある、ネットで調べれば、どんなものであれ、ある程度まで答えがわかってしまう「楽な」時代を生きる不幸が僕には見えた気がした。 今の若者は、何かやりたいことが出来ても、インターネットで調べてしまえば、必要な準備、取り掛かる方法、その結果と効果、やらない方がいい理由まで、一瞬でわかってしまう。愚直に取り組み、トライ&エラーをやってたら「調べればわかるのになんであんなことやっているのか」とバカ扱いされてしまう。「調べれば簡単」とい

    令和を生きる若者をモザイク越しに見守りたい。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2019/04/25
    あえてストレートに答えに向かわず、試行錯誤して、他人の知識を己の血肉に変えられる者が、最後には往き残るのではないか、と僕は思う。
  • 20年間引きこもっていた友人にロスジェネの呪いを見た。 - Everything you've ever Dreamed

    実家近くの床屋で友人Fと会った。Fは今年で45才、新卒で入った会社、確か教材を取り扱っている出版社だったと思うが、そこでの激務で心身を壊し、入社初年度で退職、以来20年ほど実家に引きこもっていた。その20年間、彼が何をしていたのか僕はほとんど知らない。そんなFと久々に再会したのは昨年の夏で、社会復帰に向けてチャレンジしようとしている彼を僕は応援していた。一方的な想い込みかもしれないが、彼とは特別な関係だと思っている。小中高と同じ学校に通っていたが同じクラスになったことは一度もない。高校3年の秋の幾日かの放課後、音楽室にあったピアノで連弾をして遊んだだけだが、その、「くるみ割り人形」を弾いた時間は、受験ムードに息苦しさを覚えていた僕の気持ちを軽くしてくれた特別なものだ。 僕の記憶によれば、Fは昨年末にアルバイトを始めていたのだが、状況は変わっていた。「4月から正社員として働いている」床屋の順

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2018/07/10
    僕らには、失われていないものもまだまだたくさんある。
  • 世間はそれをワークライフバランスと呼ぶんだぜ - Everything you've ever Dreamed

    「すこしワークライフバランスを配慮してもらえませんか」と同僚に言われてしまった。ワークライフバランスとは「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」のこと。今の職場環境では多様な生き方が出来ないらしい。申し訳ない。 当該同僚は営業として僕の下で働いている五十代前半の男性、勤務態度はまじめで、仕事の能力はうちのメンバーではよくいえば中の下、悪くいえば下の上といったところか。性格は穏やかで、いい意味で目立たない人間なのである。最初に、部長、ちょっといいですか、と声をかけられたのは黄金週間明けである。彼は、ミーティングルームに入るなり、「給与を上げてくれませんか?」といい、その際に冒頭のワークライフバランスという言葉を持ち出したのである。仕事と生活

    世間はそれをワークライフバランスと呼ぶんだぜ - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2018/05/22
    破綻したライフ。激怒するワイフ。応じないワーク。
  • 非正規から正社員へステップアップする知人の覚悟が悲壮すぎて絶句した。 - Everything you've ever Dreamed

    地元のスナックで前の会社で同僚だった男と再会した。彼は、ちっぽけな自尊心ゆえだろうか、派遣なのか期間工なのか、詳しいことを語ろうとしないので詳しくは知らないが、退職後は、いわゆる非正規雇用といわれる立場で働いていた。所属部署が違ったので彼の働きぶりや能力は知らない。僕が彼について知っているのは「真面目で言われたことだけはしっかりやるが愚痴っぽくて陰気」というビミョーな非公式評価くらいだ。 その彼が、この春から正社員になるという。前の会社を辞めて、6年に及ぶ時給生活を経て、ようやく訪れた50才の春。「よかったですねー」といいながら、僕は彼を正社員として採用する会社があることに感動していた。実感が伴わず、ともすると幽霊みたいに思えたアベノミクスの効果を、はじめて目の当たりにした気分だった。僕も昨夏まで8か月続いた無職期間で、再就職のつらさをこれでもかと世間から思い知らされた身分だ。40超の平凡

    非正規から正社員へステップアップする知人の覚悟が悲壮すぎて絶句した。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2018/02/22
    「契約期間が無期になったことを正社員になれたと頭の中で変換すれば、生きていける。」
  • ネット上の誹謗中傷に対する僕のスタンス - Everything you've ever Dreamed

    こんな記事を見た。 DeNA・井納、ネットにを「ブス」と書き込んだOLに200万円損害賠償請求…オリラジ・あっちゃんが「ネット社会の成熟につながる」 : スポーツ報知 をブスと言われた経験が一度もないしそんな経験をしたいとも思わないし未来永劫経験することもないのでその怒りは想像するしかないが井納投手の訴えは至極真っ当なものだと思う。充実したオフを過ごし我が愛するスワローズ戦で炎上していただければ更に良い。これを受けて、気かどうか知らないが、ネット上の誹謗中傷に対して訴えを起こすと表明しているインフルエンサーがいるのも知った。なぜ彼らは都合のいいニュースをキャッチしてそれをうまく活用する能力に秀でているのだろうか。僕にはわからない。暇だな。とは思わない。匿名さんから誹謗中傷されるのはムカつくし怖いからだ。著名インフルエンサーの方々ほどではないが僕も匿名さんからいろいろ言われてきた。悪口

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    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2018/02/02
    インフルエンサー各位。
  • 「この町にイオンが出来るんだぜ!」とヤンキーは言った。 - Everything you've ever Dreamed

    海沿いにあるコンビニエンスストアの駐車場で懐かしい顔を見かけた。軽自動車から出てきたそいつは中学時代のクラスメイトで「不良」に分類されるタイプの人間だった。シンナーもタバコもやらなかったわりに僕はヤニそいつと仲が良く、アイアン・メイデン、モトリー・クルー、ブラック・サバス、メタリカ、そいつがセレクトしたヘビーメタルばかりを入れたソニー製のカセットテープ(通称「メタルカセット」)を貰ったりもした。決して友人ではなかった。そいつからはゲンコツやビンタや強烈なデコピンをらってヘコヘコしていたので、僕にはそいつの配下になった気はないが、そいつは僕のことを子分の1人と考えていたのは間違いない。心外だが仕方ない。僕と子分1号2号の違いに気づく人はいなかったのだから。 そいつは芸術的なまでに勉強が出来なかった。九九も出来たか怪しいものだ。中学時代の僕はお陰さまで勉強をしなくてもそこそこ優秀だった。受験

    「この町にイオンが出来るんだぜ!」とヤンキーは言った。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2017/12/08
    生き方には良いも悪いも、上下もなく、ただ違いがあるということ。
  • 結婚に何かを求めるのが間違っている。 - Everything you've ever Dreamed

    誰が言ったか知らないが、長い年月を共にした夫婦に言葉はいらないって、アレ、当だね。そのフレーズを証明するように、7年という気の遠くなるような時間を過ごした僕との間でも会話がなくなっている。セックスレスに加えて会話レス。いわばサイレント・プロレス。会話こそないが、これ、それ、あれ、どれ、こそあど言葉の多用と筆談メモとアイコンタクトで過不足ないコミュニケーションが取れている。静謐で、きわめて快適な生活空間。心優しく無責任な外野の方々からは、こういう状態を指して、すぐ離婚しろ、結婚奴隷め、向いていない、などと温かい助言をいただくが、少々落ち着いていただきたい。当の人である僕が現状に少しも絶望していないのだ。というよりもともと結婚に対して過度の期待や希望をもっていないので、こんなもんだろという感想しかないのだ。コブクロとか歌っちゃうような大袈裟な式で、永久の愛を誓って数年後に別れた夫婦を何人

    結婚に何かを求めるのが間違っている。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2017/12/07
    時間が解決してくれる。
  • 結婚はつまらない。 - Everything you've ever Dreamed

    結婚すると喜びと悲しみは2分の1になる。これは僕の持論であり「結婚どう?」とくだらない質問をされたときのお決まりの答えでもある。だが現実をありのまま真摯に答えているのに「そんな言い方をするもんじゃない」「人でなし」と若干非難されることが多く、不思議でならない。「結婚すれば喜びは2倍!悲しみは半分!」そんなギャンブル的な結婚観をぶつけてくる人もいた。喜び倍増のはずの彼の人がパチンコ依存症が原因でわずか数年で離婚したのは捨て身のギャグなのだろう。その女性は結婚した当時を振り返り泣いていた。アホか。泣きたいのはたいして親しくもないのに相応の祝儀と貴重な休日を犠牲にした僕の方である。 結婚すれば喜びは2倍。そんな受動的な甘えたことを言っているからダメなのだ。僕が超現実的に結婚すると喜びや悲しみは半分、下手をすると苦労や出費は2倍になると言っているのは戒めである。特に僕のような天の邪鬼でだらしのない

    結婚はつまらない。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2016/04/14
    結婚すると喜びと悲しみは2分の1になる。
  • 東京も田舎もありえない。 - Everything you've ever Dreamed

    「母さん。東京と田舎では、はたしてどちらが生活しやすいのでしょうね?」そういう文章の罪は意味がありそうでまったくないところにある。なぜなら生活において何に重きを置くかは個々の価値観によりけりなのでどちらか一方が優れていると決めることは出来ないからだ。東京と田舎は優劣ではなく差異。違いでしかない。東京の雑踏を愛している人もいれば田舎の静けさから離れられない人もいる。双方にメリットとデメリットがあり、どちらを取るのかは個人の価値観による。それだけのこと。 確かに優劣をつける方がエンタメ的でわかりやすいけれども「どこどこで生活するよりとさとさで生活する方がずっと素晴らしい」というふうに他人を貶さないといられないのは素敵な品性のあらわれとしか僕には見えない。他者を下に見ればどんなものでも相対的に高く見ることが出来る。楽な自己肯定なのだ。ただ、その構造は子供でも看破出来てしまうほど拙いものなので詐欺

    東京も田舎もありえない。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2016/04/11
    神奈川サイコー。
  • 宇野維正『1998年の宇多田ヒカル』を読みました。 - Everything you've ever Dreamed

    宇野維正さんのデビュー作『1998年の宇多田ヒカル』を読んだ。結論からいうと傑作なので多くの人に読んでもらいたい。ちなみに僕が書を手に取ったのは、宇多田さんではなく浜崎あゆみさん目当てである。日語がおかしいとご心配することなかれ。帯カバーには宇多田さんを筆頭とした1998年デビューの音楽家たちに並んで、しっかりと浜崎あゆみさんの名前がある(以後敬称略)。僕はこの帯カバーに魅せられたのである。 僕がどれだけ浜崎あゆみが好きだったか。音源は全部チェックし、グッズを揃えるだけでは収まらず、あゆ自身になりたい気持ちは加速。そんな僕が、たいして親しくもない知人が現役女子大生と執り行った結婚式で歌のプレゼントを強要されたときに、浜崎あゆみの「M」という曲をお呪いの意味を込めて歌ったのは必然であった。 《別れの道選ぶふたり 静かに幕を下ろした》 別れの曲だと気付いたのはBメロを歌い切ったときである。

    宇野維正『1998年の宇多田ヒカル』を読みました。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2016/02/18
    1998年組でありながら3人の天才とは一線を引かれてしまう悲劇の歌姫浜崎あゆみさん。
  • 人の結婚を笑うな - Everything you've ever Dreamed

    「まだ結婚しないの?」「どうして結婚しないの?」と言われるのがハラスメントなら、僕が公私及びリアル&ネットで毎日のように言われている「当に結婚しているのか?」などは最強最悪のハラスメントになるのではないか。 そう言われても仕方ない。独身を満喫していた僕は、三十代も終わりに差し掛かったある日、突然、誰にも相談することなく、結婚したからだ。先日めでたく、どうしても前髪に注目せざるを得ない俳優と結婚された堀北真希さんと同じように交際期間ゼロでの結婚。交際ゼロ、交配ゼロ。そのような結婚が理解されないのも、キモがられるのもわかる。もし自分でなければ僕でもそう思ったはずだ。 しかし、その結婚を信じられない、認めたくないというのは僕の理解を超えている。僕に言わせれば皆様は結婚を美化しすぎてはいないか?「結婚かくあるべし」と形式化しすぎてはいないか?こんな説教じみた提言をするのは結婚出来ずに悩んでいる五

    人の結婚を笑うな - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2015/11/20
    人をあれこれ評価するのは評価されるよりも簡単。
  • 僕の結婚は失敗でした。 - Everything you've ever Dreamed

    非常に残念なことだけれども、どうやら僕の結婚は失敗みたいだ。4年前の結婚以来「以前にも増して面白くなくなった」「仕事も上の空だ」「魚には失礼だが死んだ魚の目をしている」「存在が空気」「離婚しろ」と指摘され続けてきたので薄々感じてはいた。セックスレスで、妊活もあきらめてしまった。 結婚というのはきわめてプライベートなことであり、特に僕のような思い込みと偏見の人間が客観的にそのジャッジを下すことは難しい。なので客観的である外部の声の方が僕よりも真実に近いと僕は考える。つまり僕の結婚イコール失敗。僕は、現実を直視するのが恐ろしく、自分をごまかして生きてきたが、もう、無理だ。認めるしかない。明るい近未来もみえない、明るい家族計画を使う可能性すらない闇を、今、僕は生きている。 たとえば、洗濯。「加齢臭がうつってしまいます」と言われ別々にされ、僕専用二槽式洗濯機のベランダへの設置を真顔で提案されたりす

    僕の結婚は失敗でした。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2015/10/10
    「結婚すれば喜びは二倍、悲しみは半分」そんな結婚は嘘だと。
  • ミニマリストは完璧に正しい。 - Everything you've ever Dreamed

    今朝、NHKの「おはよう日」という番組でミニマリストの人の暮らしぶりが紹介されていた。カーテンもベッドもない部屋での生活。咄嗟に「囚人」「綾波レイ」、そんな言葉を浮かべてしまった僕は、相手への配慮を欠いていたことを反省し、頭を振ってしまう。ごめんレイ。レイの部屋にもベッドくらいはあったよね。残念だったのは、当該番組からは何のためにミニマリストがそんな生活をなされているかが見えてこなかったことだ。ともすると監獄の中で生活する意識高めの囚人や、怪しげな宗教にはまり意識がアセンションしてしまった人のように見えてしまいかねない。危険だなと思った。擁護が必要だと思った。なぜなら僕もミニマリストだからだ。一端のミニマリストらしく僕もマックブックエアーを持っているし、僕の部屋にはカーテンがない。 ミニマリストとは最小限度で生活する人。最小限度とは無駄を削ぐこと。無駄を削ぐことで有限のもの、たとえばお金

    ミニマリストは完璧に正しい。 - Everything you've ever Dreamed
    SasakiTakahiro
    SasakiTakahiro 2015/07/08
    ハードな現代社会を生きるため、リスクマネジメントなのだと。