井上誠耕園は、瀬戸内海に浮かぶ人口約2万8000人の小豆島(香川県)にある農園で、親子3代にわたって運営を続けてきた。約5000本のオリーブと柑橘類を栽培し、食品や化粧品として加工し、通信販売までを手がけている。3代目が園主となってから24年間、右肩上がりの成長を続けている。 今回は、同社の広報活動について、『第31期 広報担当者養成講座』を修了した渉外広報課の斉藤 仁美氏に聞いた。 —これまでのキャリアを教えてください。 もともと自然が好きで、大学では社会学を専攻していました。過疎化が進む農村における、里山保全のコミュニティのあり方について研究していました。そこで自然や地域、食に携わる仕事がしたいと思い、当社に入社しました。 通信販売の注文などを受けるコールセンターを半年経験し、その後営業企画部の販促企画課で3年間通販のDMカタログの制作・広告出稿・パッケージ制作を担当しました。また同時