ブックマーク / delete-all.hatenablog.com (6)

  • 属人化を排除した結果、「あなたはいてもいなくても同じ」と部下に言われた。 - Everything you've ever Dreamed

    僕は品会社の営業部長、自分で言うのもなんだが部下に慕われている部長と自負している。その証拠に、先日、休みを取ろうとしたら、部下の一人が気を使ったのだろうね、「いてもいなくても同じですから休んでください」と言われた。一瞬、思うところはあったけれども、ポジティブシンキングで目指していた自由に発言できる風通しのいい組織の証明ととらえた。実際、営業部を今の体制に変えたのは僕なのである。 4年前、僕は中途入社した。それまでの経験から案件の発掘から成約まで一人でやりきってしまう営業マンを揃える営業組織に限界と疑問を感じていて、意見を同じくする社長のもとで、これまで組織を変えてきたのだ。ホークアイで見込み客を見つけ、マジカルトークで有力案件に育て、ミラクルな企画提案で契約を取るスーパーな営業マンを僕は否定しない。でもスーパーマンに依存した仕事のありようは組織としては正しくない。スーパーマンが退職したと

    属人化を排除した結果、「あなたはいてもいなくても同じ」と部下に言われた。 - Everything you've ever Dreamed
    Saucy_girl2
    Saucy_girl2 2021/05/12
    “「オレがいないとダメな職場」という考え方は本人のプライドを満たすだけで、会社にそのプライドを利用されているだけということに僕は気づいた。” うっ...。
  • 僕たちは五輪をあきらめない。 - Everything you've ever Dreamed

    未来の話だ。2681年夏、東京。巨大スタジアムのメインスタンドの前にジャージ姿の老人が立ち尽くしている。老人が立っているのは、セパレートレーンのスタート地点だ。スタンドには誰もいない。スタンドだけではない。スタジアムには老人以外の人影はない。彼の傍らにはタイムを競うライバルもいない。弱り切った彼の足腰は、陸上選手のようなスタート姿勢に耐えられなくなって久しい。老人は「よ~いドン!」と囁くように声を出して走り出した。一歩。二歩。その走りは、後の散歩のようだ。歩みは遅い。それでも彼は確実にゴールへ向かっていた。25mを過ぎたところで、老人はバランスを崩した。転びそうになる彼を支えたのは、学生時代、スポーツに挫折した記憶への反抗心だったかもしれない。失速した老人は立ち止まって目をとじた。耳を澄ませた。人々の声が聞こえる気がした。歓声。喧噪。その音は、スタンドより遠くから聞こえた。彼はかつて行わ

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  • 森会長を「老害」と批判してはいけない。 - Everything you've ever Dreamed

    まだ50歳にもなってないのに、20代前半の若手社員から「老害www」と陰で笑われている。非常階段かトイレあたりで。だから森喜朗東京五輪組織委会長には感謝している。森会長は老害世界最高記録を更新し続けて、老害の可能性と未来を切り開いてくれているからだ。そんなレジェンドを目の当たりにすれば、少々説教癖のあるくらいでは老害扱いされない。安堵&落胆。告白しよう。僕の中には老害扱いされてムカつく僕と老害になりたい僕、2人の僕が存在している。「君たち老害扱いヤメてよ〜」と紳士的な反論をする理解ある上司というペルソナを破り捨て、老害となって自由気ままに生きてみたいのに、森会長との距離は開くばかりだ。偉人にはなれない。老害にもなれない。毎晩酒を飲むだけの路傍の石のような人生。アルチュハイマーへレッツゴー。ただ願うのは痛みを感じぬポックリ死。 森会長は最近、ご自身の発言で非難の十字砲火を浴びている。しかし、

    森会長を「老害」と批判してはいけない。 - Everything you've ever Dreamed
    Saucy_girl2
    Saucy_girl2 2021/02/05
    ただ願うのは痛みを感じぬポックリ死。
  • 会社には絶対にしくじってはいけない選択がある。 - Everything you've ever Dreamed

    社長からランチに誘われた。サシである。「来たな」と覚悟を決めた。社長は気になる人間をランチに誘って振るいにかけるとは社内では有名で、僕がサシ・ランチに誘われるのは入社3年で初めてである。我が社は社長派と常務派で争いが続いている。若返りをはかりたい社長と古参の上層部の対立である。 つまり、サシ・ランチはただのランチではなく、踏絵なのだ。社長からの質問に対して的確に答えなければ、最悪、失脚。僕と社長とのランチを聞きつけた古参社員から、ちょっと耳に入れておきたいことが、と話を持ちかけられた。その人は、もともと常務派で僕のことを目の敵にしていたけれども、とある案件でしくじって、トカゲの尻尾のごとく切られて、今は僕の部下として働いている。元々の敵である僕の部下になってしまったうえ、60を越えて初めての新規開発営業の仕事をさせられているせいで、すねてしまい、日常的に反抗的でヤル気のない不良債権と化して

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  • 僕をブックマーク互助会に入れてくれ。 - Everything you've ever Dreamed

    僕の知らないところで、ブックマーク互助会というものが発足し、随分と楽しくやっているらしい。ブックマーク互助会とは、ブロガー同士がお互いをブックマークし合い、インターネットで目立ち、皆で立身しようじゃないかという組織仕組み活動だそうだ。実に素晴らしい。サイコーじゃないか。 いまいちわからないのは、これだけ素晴らしい組織仕組みなのに「互助会?ルール違反だ!」と声を荒げる人や「僕俺私は互助会ではない」と表明する者、はたまた「かの者は互助会に違いない!」と指摘する人物ばかりで、自ら「僕らは互助会です」と表明する人や団体が見当たらないことだ。互助ブックマークをするにあたって罪の意識や後ろめたさなどがあるはずがないので、おそらく影の軍団となって、楽しいことを独占寡占しているにちがいない。ウェーイつってね。 なぜそういうピュアな活動を批判するのだろう?ルールに対してグレーだから?僕はその根底に、「俺は数

    僕をブックマーク互助会に入れてくれ。 - Everything you've ever Dreamed
  • セブンティーン - Everything You’ve Ever Dreamed

    祈るような気持ちで記憶から呼び起こす夏がある。僕は17才で、県立高校に通う三年生で、夏休み明けの体育祭に向けて毎日パーティーのように盛り上がる周囲に自分をうまく溶け込ませられないでいた。 わけのわからない熱狂に身を投じるのはどうしてもイヤだったし、正直言って、僕にとっては体育祭の仮装大会よりも公開間近のターミネーター2のほうがずっと大事件だった。当然のサボタージュは、クラスメイトからは「皆でやってるのだから」と呆れられた。そこが居心地のいいことはわかっていた。同時に自分の居場所ではないことも。僕は吸い込まれるようにゲームセンターに足を運び、コインを投げ入れ、クラスメイトが聴かないような外国のロックンロールを聴いた。 17才の僕には薄々わかりはじめていたのだ。自分がスペシャルではないことが。薄々、だが確実に。そこから孵化する焦りや絶望は、僕の首のあたりを掴み、ぐらぐらと揺さぶって離そうとしな

    セブンティーン - Everything You’ve Ever Dreamed
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