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ブックマーク / ityou.hatenablog.com (5)

  • ホルムズ海峡、光対闇のディレクター、怒り狂うプログラマー - 指輪世界の第五日記

    「ああ、それでいうと安倍首相は夢やぶれたディレクターっぽいなと思うんですよね。すみません、この米焼酎をストレートで」 「僕もそれ。2つ。あとお冷やも2つ。お願いします……なにそれ、ディレクター?」 「安倍首相のことを独裁者やらファシストやら言う方々もいるんですが、そういったのはどうもピンと来なかったんですよ。それが先日、参議院で国会議員が、アーミテージ報告のままではないかというツッコミをしてて、そうかこれはわかるかもなと」 「というと」 「このフリップの12項目、たしかに安倍内閣はこの12項目をひとつひとつ通してきた。この中でとっかかりになるのが、ホルムズ海峡です。存立危機事態の例として、安倍内閣は何度もホルムズ海峡の機雷掃海を仮定に出して説明してきた。これは妙に話が古い。2015年現在や近い将来にホルムズ海峡が機雷封鎖されるというのは、うまく想定できなくて話がかみ合いづらい。イラン大使も

    ホルムズ海峡、光対闇のディレクター、怒り狂うプログラマー - 指輪世界の第五日記
    ScarecrowBone
    ScarecrowBone 2015/09/19
    面白い読み解き
  • カプローニ先生と二郎先生の激熱師弟関係/風立ちぬ - 指輪世界の第五日記

    「このイタリア人のおじさんと、主人公の二郎先生との師弟関係が熱いんですよ」 「カプローニさんね」 「そうそう。あれはどういう関係かというと、あのさ、最後の最後、あの丘でさ、カプローニ先生が、十年どうだった、って聞いて、二郎先生は、最後の方はぼろぼろでした、って答える。それにカプローニ先生が、『そりゃそうさ、国を滅ぼしたんだからな』と言う。この台詞がひとつのポイントになります」 「ほう」 「国を滅ぼしたんだからな、これはどういう方向性で言っているか。これは、カプローニ先生が二郎先生を褒めている。二郎先生を弟子として賞賛している台詞なわけです」 「それはどういう話」 「どういう話かというと、二郎先生もカプローニ先生も、ある巨大な集団の中でこそ活躍できる、集団戦の人なわけです。巨大な予算が、企業なり国家なりから投入されて、それによって作られた製品に、数百人数千人の若者が乗ってくれる。死亡率のがっ

    カプローニ先生と二郎先生の激熱師弟関係/風立ちぬ - 指輪世界の第五日記
  • バクマン。がおそろしい一つの理由 - 指輪世界の第五日記

    「やっぱこうでなきゃいけませんね、春なんだから」 「天気がいいのはいいね」 「それは…ラブライブの踊りか?」 「よくわかりましたね。忍者戦士飛影の動画をループしてたら腕の振りが気になってきて。人間の腕ってかなり重いから反動があるはずなんですよね。そこがやっつけミクミクダンス的になってて。腕自体の細さも、たぶん…」 「早く行こうぜ」 「前に、バクマン。の話してたじゃないですか。あれ、書いてもいいですか」 「うん? いいよ」 「昔ジャンプでやってた漫画? 面白かったよね」 「そう、あれって、なかなかおそろしい漫画でして。すごい面白いし、なかなかおそろしい」 「なにそれ。どうおそろしい」 「いくつかあると思ってるんですが、一番おそろしいのは、コミケが出てこない」 「そこだよなー」 「コミックマーケットのコミケ?」 「そうそのコミケ。あの話って、漫画家志望者や、アシスタントや、漫画が好きな若者が次

    バクマン。がおそろしい一つの理由 - 指輪世界の第五日記
    ScarecrowBone
    ScarecrowBone 2013/05/08
    実際に少年ジャンプに絡んだ漫画家予備軍としてのアシの人達には「同人誌なんてalternativeは話題にはするが俺には関係無い」て価値観の人が結構いるからなー。
  • 共産党によろしく - 指輪世界の第五日記

    選挙話ですが、我が家は2代続いた由緒あんまりない日共産党員の家柄。 ということで共産党はなかなかおすすめですよ。 この話の趣旨は「共産党に10議席か20議席持たせるとたぶんあなたのお気に召す仕事しますよ」という話で、 以前ここに書いた話。 政権を取っていない党のすること/10、20、50議席 http://d.hatena.ne.jp/ityou/20050910 趣旨はそれで、その補足をいくつか。 「共産党は政権を担える党ではない」という考え方がなるほどありますが、それは一理はあるとは思う。 ただしここで、議会制民主国家の選挙というのは、 政権を持たせる党を選ぶ制度ではない。 これは見逃しやすいところかと思われるが、議会制民主主義というのは、「どこが政権を取るべきか」というシステムではないのだ。 「どこが政権を取るべきか?」という考え方でいくのならば、大統領を一人選んで、その一人が政権

    共産党によろしく - 指輪世界の第五日記
  • 「なぜみんな本当のことを言わないのか?」 - 指輪世界の第五日記

    たいがいのやりとりにおいて、持っている情報をなにもかも喋っていてはコストがかかる。コストを低減するためにプロトコルを使うという手がある。細かい定義や文脈やらをパッケージにして共通の前提とし、省略する。その場合、そうしたプロトコルを制定し、流布して使うのにかかる時間とコストからして、その更新期間は短ければ短いほどいいというわけにはいかない。したがってプロトコルと当のこととの間には常にいくらかの乖離がある。 ■ところでこの問いに対して、上記の話でのべた以外の理由を挙げるとしよう。すなわち「根的に/原理的に、完璧なコミュニケーションは不可能だ。どうしても伝えることの出来ないところがあるからだ」 この理由はこの理由で成り立ち、正しい。そしてこの理由は、上で述べたコスト面に着目する理由よりも、強固だ。というのも、コストからくる理由は、コストの程度問題であって、そのコストを減らしたり、あるいはあえ

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