恐れていたことが遂におきたというべきか・・・・ SachsenLB Had EU46 Billion in `Secret' Investments (最初に見たのはブルームバーグ) ドイツ、ザクセン州の州立銀行(もちろんAAA)がサブプライムの「秘密投資」(この後の記事にサブプライムと書いてあったが恐らく、サブプライムを仕込んだCDOだと思われる)でなんと460億ユーロの損失!! 約7兆円超・・・・ 恐らくザクセンだけとは思えず、他の州立銀行も同じでしょう・・・ このランデスバンクと呼ばれる州立銀行は州に「保証」されているわけではありません。所謂キープウェル、すなわち、経営状況を詳しく観察する権利を州に与えているということで、なぜかAAAが付いています。 これを利用してリバースフローターですとか、様々な仕組み債を日本で販売しています。その総額はちょっと想像できませんね(多過ぎて)。 リバ
何度か触れましたが、信託法の改正は、金商法や会社法に比べると地味ですが、実は非常に大きな改正だと思っています。とは言うものの、この1ヶ月は、金商法のキャッチアップに重点を置いていたので、信託法についてはそれ程時間を割いていませんでした。 この1ヶ月で読んだのは、信託法入門(道垣内弘人)と信託の仕組み(井上聡)。いずれも日経文庫です。 前者は、一流の研究者によるものだけあって、新しい信託法についてバランスよく説明されており、後者は、ストラクチャードファイナンスやその他のビジネスにおける信託の利用可能性に関する記述が豊富で、どちらもファイナンスの分野の法律家にはとても面白いと思います。 信託法入門の最後で、「再び、信託とは何か」と問われ(233頁以下)、信託の仕組みの最後でも、「もう一度、信託とは何か」と同様の問いがなされている(185頁以下)ことに象徴されますが、改正法の下では、「信託って何
部品材料の購買においては、経済的ロットサイズの理論があって、買う量がそれより多すぎても少なすぎても、余計にコストがかかることを、前回書いた(2007/08/21)。この事情は、社内の製造工程などにも同じように当てはまる。最終組立などは一個流しが理想といわれているが、材料加工・塗装やチップマウントなど、技術的制約からどうしてもロット加工の方がやりやすい工程が存在するものである。こうした工程では、ロットサイズを決める際に、Wilsonの公式から割り出した経済的ロットサイズ(EOQ)をたよりに計算すると効果的だと考えられている。 社内加工の場合には、購買発注をかけるたびにかかる手数のコストのかわりに、段取り替えのセットアップ・コストをつかって計算する。ロットをあまり小さくしすぎると、段取り時間ばかりが増えて正味作業率が下がることになる。逆にロットを大きくしすぎると、仕掛り在庫量が増えてしまう。
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Steve Rosenbush (BusinessWeek.comシニアライター、ニューヨーク) 米国時間2007年8月13日更新、「Blackstone: 'This Is Our Market Now'」 ここ数週間というもの、米大手プライベートエクイティ(非上場株)投資会社であるブラックストーン・グループ(BX)は、今年最悪の新規株式公開(IPO)銘柄になると思われていた。 6月後半の上場初日の終値は35.06ドルで売り出し価格の31ドルを大きく上回ったものの、それ以降株価は下がる一方だった。その後の信用市場の混乱で、プライベートエクイティ全盛期は過ぎたと投資家が感じ始めていることが影響したのだ(BusinessWeek.comの記事を
クレジットクランチを受けて大型LBOが困難に直面していると言う話を先日書きましたが、その中でも最近注目されていたのが、Lowesと並んでアメリカのホームセンター最大手であるHome Depotの、ホールセール部門(HD Supply)のバイアウトです。その案件について、簡単にフォローしておきたいと思います。 HD Supplyは、大手PEファンドBain Capital、Carlyle、CDRのコンソーシアムが$10.3bn(約1.2兆円)で買収することを発表していましたが、サブプライム問題が深刻化して住宅市場が冷え込む中、住宅・建築会社はもちろんのこと、ホームセンターの業績悪化を懸念する声も多くなっていました。 そのような懸念はHome Depotの株価にも反映していましたが、加えてデット調達を困難にするクレジットクランチが発生したことで、先週までこの案件の実現は危ぶまれていたと言える気
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