本日、英国はバンクホリデー。ロンドンは、いつものごとくどんよりとした天気でしたが、天候に関するこういう解釈にも、僕の中にある「仮説に合致する情報だけを探そうとする傾向」によって多少は誤信が入っているのかもしれません。 T.ギロビッチ(守一雄=森秀子訳)『人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか』(新曜社、1993年) 「子供ができないため養子をもらった夫婦や妊娠しやすい」といった欧米で広く信じられている誤解が、どのように生み出され、それがなぜ信じ続けられるのか、ということを様々な事例とともに解明し、誤信を持たないために事実を正しく評価する方法をについても考察する本。実に面白いです。訴訟の場での事実認定とか証拠の評価というような法律家の仕事でも、認知科学の分野をまじめに勉強したら、かなり有益かもしれないなぁと思いましたがどうでしょう。ビジネスローヤー的には、「我田引水的信念の潜
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