5/25エントリや昨日のエントリで取り上げたThoma=Andolfatto論争だが、Andolfattoが5/27エントリでクルーグマンやデロングに対する表現に行き過ぎがあったことを認めて謝罪したことで一応の決着を見たようである。ただ、Andolfattoは同時にThomaが自分の意図を正しく捉えていなかったことを指摘し、Thomaもそれを認めた。 Andolfattoが改めて自分の本意として挙げたのは、以下の3点である。 自分は経済危機対応としての財政政策に賛成でも反対でもない。証拠を見るたびに考え直している不可知論者である。ただし、財政政策の再分配機能は評価しているが、それは今回の議論の議題とはならなかった。 自分が反対しているのは、あたかも「この問題に関しては科学的に決着が付いている」と思わせるように世論を誘導しようとする態度である。その態度は意図的なものではないかもしれないし、単