スラブ研究センター研究報告シリーズ 東欧・中央ユーラシアの近代とネイションⅡ スラブ研究センター研究報告シリーズ No.89 Copyright (c) 2003 by the Slavic Research Center( English / Japanese ) All rights reserved. 目次
はじめに 報告者の研究テーマの一つは、旧ソ連・東欧ブロック各国における体制転換のプロセスが、いかなる国際的ならびに国内的なレベルにおける新たなクラック(亀裂)を生み出すのか、また、これらのクラックがいくつか合同することによりいかなる「新線」と なるのか、そして、いかなる形で最終的にユーラシアの欧州部分を「酉」に統合される部分とその統合の枠外に置かれる部分とに分断することにつながるかを調べることにある。より具体的には、NATO・EUの拡大のプロスペクトが旧ソ連・東欧ブロック各国 の国家的方向性に現にいかなる影響を与えているのかという問題に、東中欧と旧ソ連西方に位置する諸国家との間の国境問題や国境管理の実態から取り組みたい。 国境をわざわざゲーム的感覚で越えるのはあまり良い趣味の旅行の仕方ではない。しかし、ポスト冷戦の旧ソ連諸国を訪れて、それぞれの国がいまどの程度独立国としての実態を備えている
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