『魂の殺人』-親は子どもに何をしたか- アリス・ミラー著 山下公子訳 新曜社 アリス・ミラーは自分とルソーの思想の関連性を否定します。自分の考え方とルソー流の考え方の間には何一つ共通の要素は無いと言い切ります。ですが、ルソーの「消極教育」という理念が無ければ、彼女がこの著書の中で主張する「反教育」などという大胆な考え方を生み出せたかどうか疑問ですし、また、一般の人間にしても、彼女の「反教育」の主張を「消極教育」の理念の延長線上で理解する事無しに素直に受け入れることは出来なかったでしょう。私はやはり、アリス・ミラーをルソーの後継者と考えたいのです。 全ての教育は有害である。ある特定の教育だけが有害なのではなく、教育と名付けられるもの全てが有害である。 これが彼女の結論です。ですが、ここでは敢えて有害な教育とそうでない教育の区別を付けておきましょう。いかにアリス・ミラーとはいえ、文字を教えるな
財団法人公共政策調査会、警察大学校警察政策研究センター主催、警察庁、読売新聞社後援により、懸賞論文『子供の躾(しつけ)を考える』という公募がありました。私もそれに応募しました。応募総数三五三編ということで、そこそこ盛況だったようです。 最優秀賞一編、優秀賞二編、佳作五編が選ばれ、結論から言うと、私の論文は選外でした。 まあ、論集を読んでみて、落ちて当然かなという感じでしたが。どちらかと言うと、これからの子どもを厳しくしつけるにはどうしたら良いかという論文を期待していたようで、どうも私の論文は場違いという感じでした。 それでも、入賞論文集を出すに当たり、選外の論文十五編も併せて載せるということになり、私の論文も載せていただけることになりました。 非売品ですので、皆さんのお手元には渡らないと思いますが、一応書名などを記しておきます。 -懸賞論文論文集- 子供の躾(しつけ)を考える 立花書房制作
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