大日本印刷は取引先から預かった863万件の個人情報が流出したことを発表した。ダイレクト・メール(DM)などの印刷物を作成するためのデータで、委託先の元社員が不正に持ち出した。大日本印刷は「悪意をもった内部犯行に対して、対策が不十分な面があった」としている。2月20日にはジャックスの15万件としていたが、3月12日になって43社で863万7405件との調査結果を公表した。 大日本印刷は2003年1月に電算処理室に監視カメラを設置。2004年9月には生体認証によって入退室管理を強化、同12月にはアクセス・ログの取得を開始していた。もっともログのチェックの頻度は1カ月に1回程度。さらにこの1カ月に1度のチェックでも不正を検知できなかった。持ち出しの対象となったデータは2001~2004年に集中していたが、その後も犯行が行われていた。 同社は今回の問題を受けて、個人情報の取り扱いを大日本印刷とその
大日本印刷は2007年3月12日、2007年2月に同社が公表した、委託先企業の元社員による個人情報の持ち出しに関する追加調査の結果を発表した。それによると、43社の企業から預かった計863万7405件の個人情報流出を確認したという。 大日本印刷では、ダイレクトメールなどの印刷物の作成委託を受けた際には、その企業の顧客情報などを預かっている。この顧客情報の一部が、大日本印刷の業務委託先の元社員によって持ち出されて流出した。2007年2月には、信販大手ジャックスの会員およそ15万人分のクレジットカード情報が流出したことを公表。詐欺グループに売り渡されて49件のカード情報が悪用され、総額667万円の被害が発生したとされる。 今回発表されたのは、この事件の“続報”。その後の調査により、43社の顧客情報863万7405件が持ち出されていたことが明らかになった。全体の92%に当たる797万8794件は
25日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反落した。終値は前日比822円45銭(3.72%)安の2万1268円73銭で、3月29日以来ほぼ7カ月ぶりの安値だった。下げ幅は11日以来の大きさ。世界景…続き[NEW] 日経平均2万円割れあるか(豊島逸夫) [有料会員限定] 株式値下がり率ランキング
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