実験の結果、AIの回答に同意した割合は、グループ1の80.9%に対し、グループ2では74.8%と有意に低く、グループ3でも77.6%と低かった。AIの回答に対する参加者の自信も似た割合であった。つまり、自信がない回答をされるとAIに対する参加者の自信と同意する傾向が下がった。 その一方、参加者の最終的な回答の正確さは、グループ1の63.9%に対し、グループ2では72.8%と有意に高く、グループ3も67.9%とやや高かった。この結果は、参加者のAIに対する過度な依存が減った可能性(完全には排除されない)を示唆する。 続いて、グループ1ではLLMとは別にネット検索をする割合が19.1%だったのに対し、グループ4では92.9%だった。またAIの回答が不確実性を含む場合、AIの回答を利用する割合が有意に低下し、独自検索をする割合が上昇した。さらに、AIの回答が不確実性を含む場合、回答時間が長くなる
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