2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 米カーネギーメロン大学や米スタンフォード大学などに所属する研究者らが発表した論文「AI Writes Faster Than Humans Can Review: A Longitudinal Study of an Enterprise 2x Mandate」は、AI導入を義務化したソフトウェア会社がどのような影響を受けたのかを調査した研究報告だ。 研究チームは、CTOがR&D組織宛てのメールで「AI活用によりエンジニアリング生産性を12カ月で2倍にす
山下(Seamless) 2014年から幅広い分野の研究論文をピックアップして解説しているメディア「Seamless」を個人運営。 X(@shiropen2)でも更新情報を発信中。 @shiropen2 Seamless(シームレス) 著者記事一覧 数学者Hannah Cairo(ハンナ・カイロ)さんが発表したプレプリント論文「On the completeness of gravitational pp-wave spacetimes: A counterexample to the {Ehlers–Kundt} conjecture」は、一般相対性理論において60年以上未解決だった「エーラース・クント予想」に反例を示し、同予想が成り立たないとする研究報告だ。 「溝畑・竹内予想」に続き 彼女は2025年、17歳にして調和解析の分野で約40年未解決であった「溝畑・竹内予想」への反例を示した
1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。 今回は、既存のAIエージェントと連携して、アプリやソフトウェアの仕組みを解き明かす(リバースエンジニアリング)解析ツール「REA」(Reverse Engineer Anything)を取り上げます。GitHubリポジトリはこちら。 ▲REAを起動している様子 REAを組み込んだAIエージェントは、ソースコードが非公開なアプリやソフトウェアであっても、機能を調べて(バイナリレベルで)仕組みを根拠と共に教えてくれます。さらに、それをもとに自分のプロジェクト用に似た機能を作成してくれます。 入力の一例としては、「REAを使ってこの恐竜ゲームを調べて。なぜ速くなるのか。速度のルールを示して、速度を調整できる小型バージョン
人類の狩猟採集生活における性別分業は、一般的に男性が狩猟者、女性が採集者という役割分担として認識されてきた。 しかし、これまでには、ペルーで発見された約9000年前の女性の遺骨のそばに大型動物を狩るための道具が置かれていたり、スウェーデンで発掘されたヴァイキングの戦士の骨が実は女性だったりと、過去の常識を覆す発見はあった。 今回の研究により、そうした例が特別なものではないことが示された。調査対象となった過去100年間における63の狩猟採集社会のうち、79%に当たる50社会で女性が狩りを行っていた記録が見つかった。 さらに、女性の狩りが、植物を集めるついでに偶然小さな動物を捕まえたといった程度のものではなく、多くの社会において女性は最初から獲物を狙って計画的に狩りに出かけていた。そして、小動物にとどまらず、中型や大型の動物も積極的に仕留めていたことが記録に残されていた。 また、男性とは異なる
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 米スタンフォード大学や米カーネギーメロン大学などに所属する研究者らが発表した論文「Living with AI Companions: Sustained AI Companionship Predicts Lower Well-Being Through Lower Human Interaction」は、いわゆる“AIキャラチャット”への長期的な没頭がユーザーの幸福度にどのような影響を与えるかを調査した研究報告だ。 近年、AIキャラチャットが日常的な
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 米ノースカロライナ大学チャペルヒル校、米デューク大学、米UCバークレーなどに所属する研究者らがセキュリティ分野の国際会議「USENIX Security Symposium 2026」で発表した論文「Measuring Real-World Prompt Injection Attacks in LLM-based Resume Screening」は、AIをだます隠し文字入りの履歴書が現実の就職活動でどれほどまん延しているかを調査した研究報告だ。 近年
この1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する今回の「生成AIウィークリー」(第162回)は、Jevを上回る精度の判断特化型AI「Clef」や、常時稼働AIエージェントのワークスペースを自前で構築できるOSSテンプレート「OpenDots」を取り上げます。 また、余計な機能は足さないオープンソースのAIエージェント基盤「Pi 1.0」や、1件平均0.25秒で処理する爆速な判断特化AI「Jeff」をご紹介します。 そして、生成AIウィークリーの中でも特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる「生成AIクローズアップ」では、AIが生成した独特のクセがある文章を、人間にとって読みやすい日本語に推敲してくれるスキル「yomiyasu」(よみやす)を別の単体記事で取り上げています。
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 チェコのマサリク大学などに所属する研究者らが学術誌「Sports Medicine – Open」で発表した論文「Energy Expenditure of Esports Athletes During Gameplay: A Systematic Review」は、eスポーツ選手がゲームプレイ中に消費するエネルギー量や生理学的な反応を調査した研究報告だ。 近年、競技型ビデオゲームであるeスポーツが世界的な盛り上がりを見せ、オリンピック競技としての採用
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 米Microsoftやシンガポール国立大学などに所属する研究者らが発表した論文「Understanding the (In)Security of Vibe-Coded Applications」は、AIに自動生成させたアプリケーションに潜む脆弱性の実態と、その原因を調査した研究報告だ。 自然言語で指示を出すだけで、AIがアプリケーション全体を自動生成する「バイブコーディング」という開発手法が急速に普及している。プログラミングの専門知識がなくても手軽にア
2014年から幅広い分野の研究論文をピックアップして解説しているメディア「Seamless」(シームレス)を個人運営しています。 1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。 今回は、AIが生成した独特のクセがある文章を、人間にとって自然で読みやすい日本語に推敲してくれるスキル「yomiyasu」(よみやす)を取り上げます。 株式会社ALGO ARTISの大賀愛一郎さん(@oga_aiichiro)が開発し、MITライセンスで公開しています。 主に技術記事や設計書などの実務文書を対象に設計されており、CursorやClaude CodeといったAIコーディング環境に読み込ませて使用します。 ▲yomiyasuのロゴ これまでにもAIの文章を調整する試みはありま
この1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する今回の「生成AIウィークリー」(第161回)は、高度な画像編集ができるオープンウェイトな画像生成AI「Qwen-Image-2.1」や、XiaomiのオープンソースAIモデル「MiMo-V2.6」を取り上げます。 また、Black Forest Labsが公開したロボットを動かすAIモデル「FLUX 3 Action」と、Qwen3.8-27Bを9分の1に圧縮するも性能98.2%を維持するAIモデル「Bonsai-2-27B」をご紹介します。 そして、生成AIウィークリーの中でも特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる「生成AIクローズアップ」では、文章を生成せず判断だけする、オープンソースの意思決定AIモデル「Laya」を別の単体記事で取り上げています。
2019年の開始以来、多様な最新論文を取り上げている連載「Innovative Tech」。ここではその番外編として“ちょっと昔”に発表された世界中の個性的な研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 東京大学先端科学技術研究センターの松尾朗子特任助教らの研究グループが学術誌「WORK: A Journal of Prevention, Assessment & Rehabilitation」で2024年に発表した論文「The mediating role of psychological safety on humble leadership and presenteeism in Japa
2019年の開始以来、多様な最新論文を取り上げている連載「Innovative Tech」。ここではその番外編として“ちょっと昔”に発表された世界中の個性的な研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 国立スポーツ科学センターや早稲田大学などに所属する研究者らが学術雑誌「Medicine & Science in Sports & Exercise」で2024年に発表した論文「Physiological and Metabolic Responses to Low-Volume Sprint Interval Exercises: Influence of Sprint Duration an
研究チームは、世界の疾病負担(GBD)データを解析し、米国におけるアルコール起因によるがん死亡率の推移を包括的に調査した。 その結果、1990年には1万1361人だったアルコール起因によるがん死亡数が、2023年には2万3126人にまで増加していることが判明した。性別で見ると、男性は女性の約3倍の死亡率を示し、むしろ女性は減少していた。 年齢別に見ると、55歳以上の死亡率は若年層の約8倍に達し、全体の約84%を占めている。飲酒によるがんは数十年かけて発症するため、若いころからの飲酒ダメージが蓄積し、高齢になってからその影響が現れたものと考えられる。 がんの種類別に見ると、23年時点では55歳以上の男性で肝臓がんが、同年代の女性で乳がんが、最もアルコール関連死亡率の高いがんとなった。一方、20歳から54歳の層においては、男性で大腸がん、女性で乳がんがそれぞれトップを占めている。特に肝臓がんは
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 米マサチューセッツ工科大学などに所属する研究者らがScience Translational Medicineで発表した論文「Closed-loop auditory stimulation in phase with slow waves during sleep enhances cerebrospinal fluid flow in humans」は、睡眠中の特定のタイミングで音を聴かせることで、脳内の老廃物を洗い流す「脳脊髄液」の流れを人為的に促
1週間の気になる生成AI技術・研究をいくつかピックアップして解説する連載「生成AIウィークリー」から、特に興味深いAI技術や研究にスポットライトを当てる生成AIクローズアップ。 今回は、文章を生成せず判断だけする、オープンソースの意思決定AIモデル「Laya」を取り上げます。インドのAI企業Convai Innovationsが開発しました。 ▲LayaのGitHubリポジトリのスクリーンショット 一般的なLLM(大規模言語モデル)は文章を1単語ずつ生成していく仕組みのため、文章生成までが遅く、ハルシネーションが発生するリスクも避けられません。 しかしLayaは、文章を生成するのではなく、あらかじめ設定した選択肢に対する確率を1回の計算で直接予測するモデルです。そのため、ハルシネーションを排除しつつ、システムが直接扱えるデータを一瞬で出力できるのがLLMとの違いです。 Layaがどのような
2019年にスタートした本連載「Innovative Tech」は、世界中の幅広い分野から最先端の研究論文を独自視点で厳選、解説する。執筆は研究論文メディア「Seamless」(シームレス)を主宰し、日課として数多くの論文に目を通す山下氏が担当。イラストや漫画は、同メディア所属のアーティスト・おね氏が手掛けている。X:@shiropen2 フィンランドのトゥルク大学などに所属する研究者らがInternational Journal of Behavioral Nutrition and Physical Activityで発表した論文「How composition of device-measured 24-h movement behaviors differs between office and remote workdays among hybrid workers?」は、ハイブ
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