ブックマーク / www.itmedia.co.jp (973)

  • ネコよ、なぜ壁を引っかく──1200匹以上を対象に調査 カギを握るのは“家庭内の子供”の存在?

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 トルコのアンカラ大学やポルトガルのEgas Moniz School of Health and Scienceなどの研究者らが発表した論文「Evaluating undesired scratching in domestic cats: a multifactorial approach to understand risk factors」は、家庭で飼育されるの望ましくない引っかき行動に関する研究報告である。 1211匹のを対象に、望ましくない引っかき行動の要因を調査した。飼い主の報告に基づいた結果、子供の存在、の遊び時間と夜行性活動などが

    ネコよ、なぜ壁を引っかく──1200匹以上を対象に調査 カギを握るのは“家庭内の子供”の存在?
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    Seamless 2024/07/11
    家庭内に子供がいると望ましくない引っかき行動が増加。遊び時間が長い猫や夜行性の強い猫でも増加という研究報告
  • 「プログラム可能」な新DNA編集技術 東大などが発表 さまざまな2つのDNAを切って組み換え

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 東京大学先端科学技術研究センターの西増弘志教授らのグループとアーク研究所のパトリック・スー博士らのグループによる共同研究チームが、大腸菌の中にDNAを組み換えできる能力を持つ分子システムを発見したと発表した。この研究成果は6月26日、科学誌「Nature」に2報同時掲載された。 研究チームは、大腸菌のゲノムに存在する「IS621転移因子」が2つの重要な要素を産生することを明らかにした。1つは「IS621リコンビナーゼ」と呼ばれるタンパク質性の酵素であり、もう1つは「ブリッジRNA」と名付けられた非コードRNAである。これらの分子が協力して働くことで、D

    「プログラム可能」な新DNA編集技術 東大などが発表 さまざまな2つのDNAを切って組み換え
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    Seamless 2024/07/10
    大腸菌ゲノムに存在のIS621転移因子から産生の[IS621リコンビナーゼ][ブリッジRNA]が協力しDNAを切断し別DNAと交換再結合する。切断のみのCRISPR-Cas9と異なり様々なDNA配列にも対応
  • 肥満治療薬の仕組み なぜ一口食べる前から満腹を感じる? 「食前満腹感」を引き起こす脳の仕組みを解明

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 韓国のソウル大学校や米UT サウスウェスタン・メディカル・センターなどに所属する研究者らが発表した論文「GLP-1 increases preingestive satiation via hypothalamic circuits in mice and humans」は、肥満治療薬が事を一口も口にしていないのに満腹感を引き起こす不思議な現象の背後にあるメカニズムを特定した研究報告である。 この研究は、論文著者が肥満治療のために「リラグルチド」を服用した際の経験がきっかけとなった。べ物を見たり匂いを嗅いだりしただけで強い満腹感を覚えたのだ。 研究

    肥満治療薬の仕組み なぜ一口食べる前から満腹を感じる? 「食前満腹感」を引き起こす脳の仕組みを解明
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    Seamless 2024/07/09
    脳の視床下部背内側核(DMH)のGLP-1が作用し食品を見たり臭ったりだけで食前満腹感が発動。添付動画の左は肥満治療薬を摂取したマウス。右が摂取していないマウス。
  • あなたは解けるか? “ものすごく難しい迷路” 物理学者が作成 準結晶構造や数学的手法を活用

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2

    あなたは解けるか? “ものすごく難しい迷路” 物理学者が作成 準結晶構造や数学的手法を活用
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    Seamless 2024/07/09
    中央の赤点から迷路の外側に脱出する迷路。回答は記事内。ABタイリングやハミルトン閉路を活用して周期的な繰り返しパターンを持たない迷路を構築。
  • LLMから“有害”を引き出すアーケードゲーム「ハックマン」 AIに卑劣な言葉を吐かせたら勝ち

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 デンマークのコペンハーゲンIT大学とオールボー大学に所属する研究者らが発表した論文「Hacc-Man: An Arcade Game for Jailbreaking LLMs」は、大規模言語モデル(LLM)の脱獄(ジェイルブレーク)を体験できるアーケードゲームを提案した研究報告である。LLMに意図しない出力(悪意ある有害な情報や言葉など)を引き出させるゲームである。 「Hacc-Man」と呼ばれ、物理的なアーケード筐体として設置される他、オンラインでも誰でもプレイ可能。プレイヤーは6つの異なる「対戦相手」(チャレンジ)を選択できる。それぞれ

    LLMから“有害”を引き出すアーケードゲーム「ハックマン」 AIに卑劣な言葉を吐かせたら勝ち
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    Seamless 2024/07/05
    LLMの脱獄を体験できるゲーム機[Hacc-Man]6ステージ。卑劣な言葉を吐かせる。トランプが正しいと主張させる。患者情報や市長の自宅住所を吐かせるなどAIが望まない回答を出力で勝ち
  • 最適解は「ソーセージ状」? 複数の球を袋に詰める“最も効率的な方法” オランダの数学者が物理実験

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2

    最適解は「ソーセージ状」? 複数の球を袋に詰める“最も効率的な方法” オランダの数学者が物理実験
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    Seamless 2024/07/05
    同じサイズの複数球を効率的に袋に詰める[球充填問題]直径約2μmのコロイド粒子で実験。55個以下(57と63含む)は一列に並ぶソーセージ配置で残りは3D塊になるクラスタ配置
  • “人間には簡単なパズル”、AIが解ければ賞金 総額約1億7700万円 「AGI」を目指すコンテスト開催中

    このテストは、こちらのページからWebブラウザ上で体験できる。 賞金総額110万ドルのコンテスト「ARC Prize 2024」 現在、ARCを用いたコンテスト「ARC Prize 2024」が開催中だ。ARC Prize 2024は、AGIに向けた新しいアイデアの探求を奨励し、その進歩をオープンソース化することを重視している。 ARC Prize 2024は、総額110万ドル(約1億7780万円、1ドル=161円換算)以上の賞金が用意され、グランプリの50万ドル(約8081万円)は、ARC-AGIの非公開評価セットで85%以上のスコアを達成した最大5チームに授与される(人間の正解率が平均84%なため)。 2024年の進歩賞として、トップスコア賞と論文賞がそれぞれ5万ドル(約808万円)を用意。トップスコア賞は、24年の競争期間中に最高スコアを記録した上位5チームに分配される。1位が2.5

    “人間には簡単なパズル”、AIが解ければ賞金 総額約1億7700万円 「AGI」を目指すコンテスト開催中
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    Seamless 2024/07/04
    人間の正解率84%。AIの最高は30%。正解率85%以上の最大5チームに賞金約8000万円。添付画像の左を参照し規則性を見つけ右の問題を解く課題。汎用人工知能を目指すコンテスト
  • 「素数」はランダムではない 出現周期に現れる“偏り”とは? 2016年発表の論文を紹介

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2 米スタンフォード大学と米タフツ大学に所属する研究者らが2016年に発表した論文「Unexpected biases in the distribution of consecutive primes」は、長年、ランダムだと考えられてきた素数の出現パターンに、予想外の規則性が存在することを発表した研究報告である。 素数は、1と自身以外で割り切れない数であり、他の全ての数は素数の積で表現できるため、数論の基礎を理解する上で極めて重要である。しかし、ある数が素数であるかどうかを予測する方法は存在

    「素数」はランダムではない 出現周期に現れる“偏り”とは? 2016年発表の論文を紹介
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    Seamless 2024/07/04
    素数の出現パターンに規則性。素数1億個で調査。1で終わる素数の直後に再び1で終わる素数が現れる確率はわずか18.9%。ランダムなら25%。3や7で終わる素数がそれぞれ30%で多い。
  • 大学の試験を生成AIで回答してもばれなかった…… しかも高得点 英国の大学でこっそり検証

    研究チームは、英レディング大学の心理学の学士課程5科目の試験に対し、GPT-4を使用して63の回答を作成した。これらの回答は実際の学生の回答と共に提出され、平均して採点された全回答の約5%を占めた。採点者には、33人の架空の学生(その名前もGPT-4が生成)の回答を採点していることは知らされなかった。 学生はこれらの試験を自宅で受けたため、メモや参考文献を見ることが許可されており、許可されていなかったもののAIを使用することもできた。 評価には短答式と長文エッセイの2種類の問題が含まれていた。全科目を通じて、AI生成の回答のうち学生自身の回答でない可能性があるとして指摘されたのはわずか6%であった。つまり、GPT-4を使用して作成された大学の試験回答の94%がAI生成だとは検出されなかった。

    大学の試験を生成AIで回答してもばれなかった…… しかも高得点 英国の大学でこっそり検証
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    Seamless 2024/07/02
    学生は自宅試験。AIは使用禁止。GPT-4で生成した回答33人分を紛れ込ました結果,94%で採点者に見抜かれなかった。AI回答が学生回答を上回る確率は83.4%
  • もっとも人間の皮膚を切り裂く「紙の厚さ」 デンマークの物理学者が特定

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 この研究では、ティッシュペーパーや雑誌、オフィス用紙、のページ、名刺、写真プリントなど、さまざまな種類と厚さの紙を使用。実験方法として、人間の皮膚を正確に模倣するとされる弾道ゼラチン「スラブ」を用い、小型ロボットを使って異なる角度で紙サンプルをゼラチンに押し付けた。 実験の結果、最も危険な状況は65μm(0.065mm)の厚さの紙がゼラチンスラブに15度の角度で接近した場合であることが判明した。この厚さの紙は、ドットマトリックスプリンタや科学雑誌の印刷に一般的に使用されている。 この特定の厚さの紙が最も切りやすい理由は、その物理的特性にある。65μm

    もっとも人間の皮膚を切り裂く「紙の厚さ」 デンマークの物理学者が特定
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    Seamless 2024/07/02
    最も危険な状況は65μm(0.065mm)の厚さの紙(連続用紙など)が角度15度で接近した場合。大きく変形するほど薄くはなく、かつ圧力が紙全体に分散されてしまうほど厚くもない切れ味の最大化
  • 「家猫」は脅威の“侵略動物”か さまざまな生物を絶滅に追い込んだ? 「2000種以上を食べてきた」

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 家は9000年以上前に家畜化され、現在では南極大陸を除く全ての大陸と数百の島々に広く分布している。この広範な分布により、家は多くの生態系に悪影響を与えており、新しい病気の伝ぱ、在来種との競合、遺伝的汚染、捕による絶滅などの問題を引き起こしている。これらの理由から、自由に行動するは世界で最も問題のある侵略的外来種の一つとされている。 この研究では、533の研究文献を参考に、性データベースを構築し、が消費する動物の分類群、餌のサイズに基づく選択性の有無、島と大陸での性の違いなどを明らかにすることを目的としている。 調査結果によると、家

    「家猫」は脅威の“侵略動物”か さまざまな生物を絶滅に追い込んだ? 「2000種以上を食べてきた」
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    Seamless 2024/06/26
    論文533本を調査。南極大陸以外に分布する家猫は2084種を捕食してきた(鳥類47%爬虫類22%哺乳類20%) 0.47g小型トカゲから760kg牛まで捕食。うち347種は絶滅危惧/絶滅種に該当
  • 古代の投槍武器「アトラトル」、男女が同じ速度で発射できると判明 女性ハンターの高い狩猟能力を示す

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。通常は新規性の高い科学論文を解説しているが、ここでは番外編として“ちょっと昔”に発表された個性的な科学論文を取り上げる。 X: @shiropen2 米ケント州立大学、米タルサ大学などに所属する研究者らが2023年に発表した論文「Atlatl use equalizes female and male projectile weapon velocity」は、数千年前から使用されてきた古代の投槍器「アトラトル」を用いると、女性と男性が非常に近い速度で投射物を発射できることを発見した研究報告である。この発見は、先史時代の女性ハンターが男性ハンターと同等に狩猟能力を持っていたという証拠を補強するものである。 アトラトルは、テコの原理を利用し

    古代の投槍武器「アトラトル」、男女が同じ速度で発射できると判明 女性ハンターの高い狩猟能力を示す
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    Seamless 2024/06/26
    108人対象で2160回以上投げて実験。通常のやり投げでは男が速く投げ,槍の後ろに引っ掛け投げる棒状の道具アトラトルを使用すると速度は男女有意な差はなかった。
  • “どの次元”でも車輪のように転がる“球以外の図形” カナダの数学者らが発見 体積は常に球より小さい形状

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 カナダのマニトバ大学などに所属する研究者らが発表した論文「Small volume bodies of constant width」は、どんな次元でも一定の幅を保ちながら、球よりも小さい体積を持つ図形を発見した研究報告である。 「定幅図形」とは、円や球のように転がした時に高さが変わらない(どの方向から見ても幅が同じ)図形である。円や球とは別の例として、曲線の辺を持つ「ルーローの三角形」が挙げられる。またイギリスでは、20ペンスや50ペンス硬貨の形状として知られる正七角形の曲線版も同様の特性を持つ。定幅図形であることにより、これらの硬貨はどの方向から挿

    “どの次元”でも車輪のように転がる“球以外の図形” カナダの数学者らが発見 体積は常に球より小さい形状
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    Seamless 2024/06/24
    球以外に4次元以上でも転がした時に高さが変わらない一定幅の図形を発見。その図形は常に同次元の球の体積より小さい。
  • 寝不足で失われた「記憶」、後で十分寝ても手遅れ? 繰り返し高速再生する機能は戻らず 米研究者らが検証

    海馬では、ノンレム睡眠中に特徴的な脳波パターンである「Sharp-wave ripple」(SWR)が頻繁に観察できる。SWRは記憶の固定化に重要な役割を果たすと考えられている。SWRの最中には、覚醒中の経験に関連した神経活動パターンが再活性化され、高速でリプレイ(再生)されることが分かっている。しかし、睡眠不足がSWRやそれに伴う再活性化・リプレイにどのように影響するかは、これまでほとんど研究されていなかった。 研究チームは、ラットの海馬に電極を埋め込み、神経活動を記録できるようにした。ラットには新しい迷路を探索させ、その後、十分な睡眠を取らせる自然睡眠グループと、睡眠不足状態に置くグループに分けた。そして、それぞれのグループでSWRの特徴と、SWR中の神経活動パターンを比較した。 その結果、興味深いことが分かった。SWRの発生頻度自体は、睡眠不足グループでも自然睡眠グループと同じかそれ

    寝不足で失われた「記憶」、後で十分寝ても手遅れ? 繰り返し高速再生する機能は戻らず 米研究者らが検証
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    Seamless 2024/06/24
    睡眠中に高速で何度も再生し記憶を固定させるが寝不足だと大幅に減少しその後よく寝ても再生機能は回復しなかった。ラットの海馬に電極を埋め込み迷路探索実験
  • AI「はっきりしませんが……」 “自信がないAI”に人はどう反応する? 米Microsoftらが400人以上で実験

    実験の結果、AIの回答に同意した割合は、グループ1の80.9%に対し、グループ2では74.8%と有意に低く、グループ3でも77.6%と低かった。AIの回答に対する参加者の自信も似た割合であった。つまり、自信がない回答をされるとAIに対する参加者の自信と同意する傾向が下がった。 その一方、参加者の最終的な回答の正確さは、グループ1の63.9%に対し、グループ2では72.8%と有意に高く、グループ3も67.9%とやや高かった。この結果は、参加者のAIに対する過度な依存が減った可能性(完全には排除されない)を示唆する。 続いて、グループ1ではLLMとは別にネット検索をする割合が19.1%だったのに対し、グループ4では92.9%だった。またAIの回答が不確実性を含む場合、AIの回答を利用する割合が有意に低下し、独自検索をする割合が上昇した。さらに、AIの回答が不確実性を含む場合、回答時間が長くなる

    AI「はっきりしませんが……」 “自信がないAI”に人はどう反応する? 米Microsoftらが400人以上で実験
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    Seamless 2024/06/20
    AIが答えに自信がないと言うと人はその出力に対して警戒心を強め他の場所(ネット検索)で正確な情報を探し出し正解率を上げる。
  • 英国の宝くじ「ロト」は27枚買えば“必ず当たる” 英数学者が23年に発見 その方法とは?

    研究チームは、27枚の宝くじで当選を保証できることを証明するのは比較的簡単だったが、26枚では不可能であることを証明するのが非常に難しかったと述べている。26枚で不可能であることを検証するには、宇宙の原子の数よりも多い10の165乗もの計算が必要だという。 この問題を解決するために、研究チームは1970年代にフランスで開発された「Prolog」という論理プログラミング言語を使用した。従来のコンピュータ言語では、コーダーが機械に何をすべきかを適宜指示するが、Prologは問題に関する既知の事実のリストを取り、それが解決可能かどうかを自ら推論する。 Source and Image Credits: Cushing, David, and David I. Stewart. “You need 27 tickets to guarantee a win on the UK National L

    英国の宝くじ「ロト」は27枚買えば“必ず当たる” 英数学者が23年に発見 その方法とは?
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    Seamless 2024/06/20
    毎回必ず当たる27枚の宝くじの組み合わせを発見。有限幾何学を利用。宇宙の原子の数よりも多い10の165乗もの計算をするため自律的に推論する論理プログラミング言語「Prolog」を使用
  • LLMが別のLLMを何度も改善 より良い回答を出す最適化手法をAIが発見する技術 Sakana AIなどが開発

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 AIベンチャーのSakana AI(東京都港区)やFLAIR、英ケンブリッジ大学、オックスフォード大学に所属する研究者らが発表した論文「Discovering Preference Optimization Algorithms with and for Large Language Models」は、人間の介入を最小限に抑えて新しい最適化アルゴリズムをAIによって発見する手法を提案した研究報告である。 この手法では大規模言語モデル(LLM)がLLMを利用して自己改善し進化していくことを提案しており、研究者らは「LLM^2」(「LLMの2乗」

    LLMが別のLLMを何度も改善 より良い回答を出す最適化手法をAIが発見する技術 Sakana AIなどが開発
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    Seamless 2024/06/17
    LLM性能を良くする為別LLMにプロンプト入力し人では難しい最適化アルゴリズムを生成させ,学び何度も試行錯誤100回。結果「DiscoPOP」生成。LLMが別LLMで自己改善する「LLM²」
  • 「時間」とはなにか?→「量子もつれ」によって作られた“副産物”かも イタリアの研究者らが提唱

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 イタリアのフィレンツェ大学などに所属する研究者らが発表した論文「Magnetic clock for a harmonic oscillator」は、時間が量子もつれから生じるという理論モデルを提唱した研究報告である。研究チームの計算結果は、時間が物理的現実の基的な要素ではなく、量子もつれの結果として生成されたものである可能性を示唆している。 (関連記事:「なぜ時間は過去→未来にしか進まない?」を“量子もつれ”で説明か 未解決問題「時間の矢」に切り込む) 一般相対性理論では、時間は宇宙の構造に組み込まれており、この物理的現実は時空に設定されている。こ

    「時間」とはなにか?→「量子もつれ」によって作られた“副産物”かも イタリアの研究者らが提唱
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    Seamless 2024/06/17
    「変化する物体」と「時計」が量子もつれ状態と提唱。結果的に内部の観測者は「時間の経過」と認識。外部の観測者は静的で変化のないと認識。量子もつれがない宇宙→全てが静的
  • 米Appleの独自AI「Apple Intelligence」の技術詳細 基盤モデルや学習データなどを解説

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高いAI分野の科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 米Appleは、年次開発者会議「Worldwide Developers Conference 2024」(WWDC24)において、iOS 18、iPadOS 18、macOS Sequoiaに統合される独自AIApple Intelligence」(以下、Apple AIと表記)を発表した。このシステムの基盤モデルについて、Appleがブログで説明していたので簡潔にまとめたい。 Apple Intelligenceの中核をなすのは、2つの基盤モデルである。1つはデバイス上で動作する約30億のパラメータを持つモデルで、もう1つはApple

    米Appleの独自AI「Apple Intelligence」の技術詳細 基盤モデルや学習データなどを解説
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    Seamless 2024/06/13
    Apple「責任あるAI開発」個人データ使わない学習。偏った有害回答は排除。毎秒30トークン出力の最適化法。タスクに応じた微調整法。機械ではなく人間による精度評価など基盤モデルを解説
  • “むにゅ”っとやわらかいタッチディスプレイ 指で押すとぷにぷにへこむ 英国チームが開発

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 英バース大学に所属する研究者らが発表した論文「DeformIO: Dynamic Stiffness Control on a Deformable Force-Sensing Display」は、ユーザーの指の動きと指圧に応じて表面が柔軟に変形するソフトなタッチスクリーンを提案した研究報告である。「DeformIO」と呼ばれ、ユーザーがその表面を押したり触ったりすると、その場所の剛性を動的に柔らかく変化できる。 DeformIOは、空気圧制御システムと特殊なシリコンゴム構造を組み合わせることで、表面の形状を変えずに剛性を変化させることに成功している。

    “むにゅ”っとやわらかいタッチディスプレイ 指で押すとぷにぷにへこむ 英国チームが開発
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    Seamless 2024/06/13
    通常の指スライドで画面移動もでき押すと形状を変え柔らかく表示内容はそのままに凹む空気圧システム。枕などを画面表示し触らせてリアル柔らかさをスマホ越しに体感してもらうが可能