毒々しい赤色で、タコのような触手をもつこの生き物、決して遺伝子組み換えでできたわけではなく、まぎれもなく自然が作り出したものだ。 これは学名がクラスルス・アーチェリ(Clathrus archeri)というスッポンタケ科のキノコで、英語ではオクトパス・スティンクホーン(Octopus Stinkhorn:タコの臭い角)と呼ばれている。「悪魔の指(devil’s fingers)」と呼ばれることもある。 日本ではタコスッポンダケと呼ばれることもあるようだが、正式な和名ではないという話もある。 オクトパス・スティンクホーンだと呼びずらいので、以下、便宜上タコスッポンダケとして話を進めさせていただこう。でもってこのキノコ、見た目もアレだがニオイも強烈で、嗅いだだけで気分を悪くする人もいるという。 まずはこのドクドクしい映像を見てほしい。 タコスッポンタケの成長を早回しにしたものだ。 タコスッポン