▼ 精神論は価値観の崩壊の予兆かも 猫を償うに猫をもってせよ071026より 貞節観念について 近世の武家、豪商、豪農の規範が、近代以降ゆるやかに中産階級に降りてきたもので、と同時に、昭和戦前まで、コンドームが普及していなかったことを考えると、単なる思想の問題ではない。だが、コンドームが容易に入手できるようになった昭和三十年代が、最も純潔教育の盛んだった時代でもあった。こちらは紛れもなく思想の問題である。 これを見て、何かが崩壊する時には必ず精神論が幅を利かせる時期があるのではないかと思った。 避妊や中絶ができなかった時代には一人で子どもを育てる事になったら大変だから、結婚と言う担保をとらずにやる事は危険だった。 貞節観念というのはそういう実利の問題に過ぎなかったのに、 それが崩壊する寸前になってそれを精神性の問題にするような言説が盛んになったことが、これを読んで分かった。
前略 △年□組の××の父です。現在私は、琉球大学理学部物質地球科学科講師として、物理学を教えています。先日の授業参観における授業の内容につきまして、 場所は違えども教育に携わる者として、また保護者としての立場からも、どうしても申し上げておくべきことがありましてお手紙させていただきました。 息子は△年□組に在籍しておりますが、息子の受けている授業を参観しておりましたところ、△年◆組の○○先生による道徳の授業がたまたま耳に入り、その 内容に非常に残念な気持ちになりました。と申しますのも、全国的に問題になっているニセ科学授業だったからです。 その授業内容とは、水の結晶を作る時、その結晶を作る前に見せたり聴かせたりしたものによって結晶のできかたに違いがある、ということを結晶の写真を見 せながら説明しておられました。私が聞きました具体的内容は (A)水にクラシック音楽を聴かせるときれいな結晶
▼ 昔は子供を持つ事には経済的利益があった 1月くらいだったか内海桂子の自伝が読売新聞に毎日連載されていた。これが面白かった。再入手が大変だから記憶に従って書く。 彼女はいま確か八十何才かだから1920年くらいに生まれたはずだ。 彼女の母は近所のモデ男を他の女に取られまいと駆け落ちをした。そして生まれたのが彼女らしい。そのモテ男の父はやはり働かなくて困ったらしい。 そのとき赤ん坊がやたらと泣くのはおっぱいが足りてない事にずっと気がつかないくらい、母は子育ての仕方すら知らない幼い人間だったようだ。 小学校中学年くらいの年では、もう学校へは行かず丁稚にだされてしまっている。で、一年くらい奉公するうち、向こうに気に入られた事もあり、2,30円の貯金も出来ていた。(今のお金で2,30万円くらい。) それを母に渡したらあっという間に使われてしまったらしい。 また、14くらいの年のとき
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