「教師力」というこれまた、分けのわからない「力」が各所で使われるようになってしまった。おそらく、「人間力」のアナロジーで使われ出しているのだと思う。 そこで気になるのが、尾木直樹の『教師格差』で使われている教師力。 まず、この本のタイトルの「教師格差」という意味が不明だ。 17ページにその意味の規定に近いらしいことが書いてある。 「授業力やコミュニケーション能力、社会的常識の低い”ダメ教師”も増えている現実を思うと、心が痛みます。中略。多くのすぐれた教師たちが、情熱をもって子どもたちの教育にあたる一方、”教師崩壊”も進行するーーこれは、もう”教師格差”の出現と言えるのではないでしょうか」 「教師崩壊」という言葉も意味不明だがともかく、授業を展開する力に差があったのは以前からのことで、改めてそれを「教師格差」と言われると、「格差社会」という流行言葉にのっただけの煽りの言葉に見える。 「ダメ教
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