お題:詭弁が蔓延しているのは学校のせいだという結論を詭弁で導く 「水伝」に代表されるように,似非科学の問題がブログ上で賑わいを見せている.似非科学の問題は「話し手が詭弁を使って自己正当化をはかっていること」と「聞き手がその詭弁に気付かずに騙されていること」の二つである.これら二つの問題を解決すれば似非科学の問題も解決するはずだが,そもそも何が詭弁であるかを理解できなければ「話し手」の方の規制は難しいだろう.そこで,ここでは「何故詭弁に気付けないのか」「どうやったら詭弁に気付くことができるか」の二点に絞って議論を進めていく. なぜ我々は詭弁に気付けないのだろうか?詭弁を見抜く方法を教わらなかったから?確かにそれもあるだろう.しかし,一番大きな要因は詭弁が正当化されることに慣れてしまったからであろう.どこで慣れてしまったか?学校である. 以下に,詭弁でよく使われるパターン.通称「詭弁パターン」