ブックマーク / www.technologyreview.jp (1,086)

  • 機械学習で合金の発見が加速、変わる材料科学のアプローチ

    材料科学分野での機械学習の活用が進んでいる。マックス・プランク研究所による研究では、宇宙から深海まで活用できる可能性のある17種類の新しい金属が発見された。 by Tammy Xu2022.11.10 1 8 新たな研究によると、機械学習は、極端な温度や錆に強いといった有用な特性を備えた新しい金属の開発に役立ちそうだ。例えば、低温に強い金属は宇宙船の改良につながり、錆びにくい金属は船や潜水艦に使えるなど、さまざまな分野での活用が期待できる。 現在、科学者たちは通常、金属を組み合わせて新たな金属を生み出す方法を、研究室の実験で模索している。多くの場合、鉄のような安価で加工しやすい良く知られた1つの元素に、他の1つか2つの元素を加えて、元の材料への影響を調べる。結果的に有用な成果より失敗の方が多いため、骨の折れる試行錯誤のプロセスとなる。 だが、10月6日にサイエンス誌に掲載された新しい論文に

    機械学習で合金の発見が加速、変わる材料科学のアプローチ
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “サイエンス誌に掲載された新しい論文によると、人工知能(AI)を用いることで、研究者が有望な金属の組み合わせを、これまでよりはるかに正確に予想できるという。”
  • 中国テック事情:QR、顔の次は「手のひら」?決済大手が極秘実験

    顔認識やQR決済が普及している中国で、新たに「手のひら認証」の実験が始まっていることが分かった。ウィーチャットの実験の様子がソーシャルメディアの映像で確認できる。 by Zeyi Yang2022.11.06 2 6 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 ウィーチャット(WeChat)を運営するテンセントが、掌紋認証を使った決済機能をひっそりと立ち上げていた。中国のテック系メディアが10月14日、このニュースを初めて報じると、瞬く間に話題になった。中国では8億人の個人ユーザー、1000万の加盟店舗がウィーチャット・ペイ(WeChat Pay)を利用している一方、市民の間では、自身の生体認証データを利便性のために差し出すのは当に有益化(そして安全か)、すでに懐疑的な見方が広がっている。その後、他の中国メディアもこの件に関して独自の報道を開始した。 だが、テンセントが掌紋

    中国テック事情:QR、顔の次は「手のひら」?決済大手が極秘実験
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “なぜ今になって掌紋認識というテクノロジーが勢いづいているのか? パンデミックで多くの人がマスクを着用するようになったことで、掌紋認識の開発の方向性はどう変わったのか?”
  • 老化は「病気」か? WHO分類30年ぶり改訂に 医学界から賛否

    The debate over whether aging is a disease rages on 老化は「病気」か? WHO分類30年ぶり改訂に 医学界から賛否 病気の診断に使われる世界保健機関(WHO)の国際疾病分類が今年、およそ30年ぶりに改訂された。改訂版では、「老化」が正式な病気の1つになる見通しだった。最終的には後退したが、医学界からは賛否の声が上がっている。 by Sarah Sloat2022.11.07 5 17 2021年の感謝祭の週末、カナダのオタワ大学のキラン・ラベール教授は、世界保健機関(WHO)当局者との電話会談に熱心に参加していた。病気を診断する際の国際標準として使われるWHOの「疾病及び関連保健問題の国際統計分類(ICD:International Classification of Diseases)」に変更が加えられるとの情報が流れていたのだ。 改訂

    老化は「病気」か? WHO分類30年ぶり改訂に 医学界から賛否
  • 橋の経年劣化をスマホで監視、メンテコストを劇的削減

    橋が崩落すると多数の死傷者が出る可能性があるため、適切なメンテナンスは極めて重要だ。スマホを使って橋の振動データを収集することで、既存の方法よりも安価かつ迅速に橋のコンディションを監視する方法が提案された。 by Tammy Xu2022.11.08 2 6 スマートフォンを使えば、橋の安全性を現在よりもずっと迅速かつ安価に監視できるようになるかもしれない。エンジニアにスマホで収集したデータを提供し、危険な状態になる前にそのデータを使って橋を補修できるようにするのだ。 通常、橋のメンテナンス状況は、エンジニアが目視でひび割れや不具合を点検するか、橋の振動や動きのデータをセンサーで収集するかのいずれかの方法で監視されている。しかし、ウェストポイント陸軍士官学校(West Point Military Academy)の研究者らが開発した新しい方法では、橋の上を走る車上のスマホから振動測定計の

    橋の経年劣化をスマホで監視、メンテコストを劇的削減
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “ネイチャー(Nature)誌面に掲載された論文によると、これらの橋に自然に発生する振動をスマホで拾うことで、研究チームは橋の構造の経年変化を監視できたという。”
  • 中国テック事情:DL数トップに突如躍り出た「Temu」って何だ?

    中国発のショッピング・アプリ「Temu(ティームー)」が米国のアップストアのダウンロード数でトップに躍り出た。一般的にはまだ無名のこのアプリは、中国発のネットサービスとして新たな成功を収められるのだろうか。 by Zeyi Yang2022.11.09 2 3 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 中国共産党第20回全国代表大会についてのニュース・ラッシュがようやく終わった。今回、私が取り上げたいのは、この間におそらく多くの方が見逃したであろうニュースだ。新たな中国の電子商取引(EC)アプリが登場し、静かに、だが急速に、成長しているのだ。その名は「ティームー(Temu)」。10月17日には、米国のショッピング・アプリのダウンロード数トップに躍り出た。 ティームーがアマゾン、ウォルマート、それに中国の競合アプリであるシーイン(Shein)を抜いたというのは、かなり大きな出

    中国テック事情:DL数トップに突如躍り出た「Temu」って何だ?
  • 全固体電池の課題を解決、「柔固体」型電池を開発=京大など

    京都大学、鳥取大学、住友化学の共同研究チームは、柔軟性のある新素材を利用することにより、圧力を加えずに高容量の固体型電池を安定作動させることに成功。次世代二次電池として注目される固体型電池の実用化に向けて課題となっていた固体電解質の柔軟化にこぎつけた。 研究チームは今回、共同開発した新素材を用いることで、無加圧方式で約230ワット時/キログラム(Wh/kg)の容量を達成した。加圧に必要な部品を省くことができるため、電池の重量およびコストの削減が見込まれ、安全性の高い固体型電池の早期実用化が期待できるという。 全固体電池は、リチウムイオン二次電池に用いられる電解液を固体にしたもので、容量と充放電時間、安全性を向上できるとして注目されている。しかし、固体電解質は柔軟性に乏しいため、電極との界面をいかに接合するかが課題となっている。一般的には、電池セルに圧力を加えることで界面を接合させるが、加圧

    全固体電池の課題を解決、「柔固体」型電池を開発=京大など
  • ディープマインドのAIが行列乗算で数学者の50年来の記録を破る

    行列乗算はコンピューティングにおいて頻繁に使われ、コンピューターが日常的に実行する何千ものタスクに影響を及ぼしている。ディープマインドのAI「アルファゼロ」は、行列乗算をこれまでよりも高速に実行する方法を発見した。 by Will Douglas Heaven2022.10.17 1 12 ディープマインド(DeepMind)がボードゲームをプレイする人工知能AI)、「アルファゼロ(AlphaZero)」を用いて、これまでより短い時間でコンピューター科学における根的な数学の問題を解く方法を発見した。これにより、50年以上持続していた記録が打ち破られることになった。 その問題とは、行列乗算のことである。行列乗算は、画像を画面に表示したり、複雑な物理演算をしたりといったさまざまなアプリケーションにおいて、中心的な役割を果たす極めて重要な計算法である。また、行列乗算は機械学習自体にとっても基

    ディープマインドのAIが行列乗算で数学者の50年来の記録を破る
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “ディープマインドのAI「アルファゼロ」は、行列乗算をこれまでよりも高速に実行する方法を発見した。”
  • 手を握って痛みや恐怖を和らげるロボット、筑波大が開発

    筑波大学の研究チームは、人が手にはめて握ることで、痛みや恐怖を和らげることができるロボットを開発し、その効果を確認した。注射などの医療処置中の痛みや恐怖を軽減する狙いがある。 研究チームは、被験者に利き手でロボットを握ってもらい、反対側の腕に熱刺激装置から痛みを加えた。その上で感じる痛みや、痛みを加える前後の不安度合いなどをPAS(Pain Assessment Scale)を使った口頭聴取やアンケート、唾液分析で検証した。被験者のうち、66名から得られたデータを分析した。 ロボットは、大人の握りこぶし大の大きさで、柔らかな毛皮で覆われている。3つの小型エアバッグを内蔵しており、外付けのポンプで空気圧を調節することで、3つそれぞれのエアバッグを自在に膨張収縮させることが可能だ。さらに、人が握る動作を検知する圧力センサーも内蔵している。人が握ったときに、手の甲側と側面にあるエアバッグを膨張さ

    手を握って痛みや恐怖を和らげるロボット、筑波大が開発
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “ユーザーが握ったときにロボットが握り返す用にした場合では、唾液中のオキシトシンが減少する傾向が認められた。”
  • 中国テック事情:「クーデター発生」の噂はいかにして拡散したか

    5年に一度の共産党大会を前に、出所不明のクーデターの噂がネット上で話題になった。いかにして些細なニュースが大きなデマに変化するのか、その過程を分析すると興味深い。 by Zeyi Yang2022.10.27 2 6 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 中国についてのニュースを追いかけているツイッター・ユーザーなら、少し前にとんでもない噂を目にしたのではないだろうか。習近平国家主席が自宅で軟禁されており、中国で大規模なクーデターがまもなく起きるという噂だ。 まず、はっきりお伝えしたいのだが、この噂は虚偽であり、真実であるかのように受け取ってはならない。中国の信頼できる情報源はいずれも、この噂を取り上げていない。良くいえば人々の希望が噂になったもの、悪くいえば意図的なデマだ。 しかし、馬鹿げた噂であるにもかかわらず、この噂がどのようにして注目を浴びて拡散され、週末にはツ

    中国テック事情:「クーデター発生」の噂はいかにして拡散したか
  • 次世代電池の開発の裏に実験ロボットとAIの躍進あり

    カーネギーメロン大学の研究チームは、従来のリチウムイオン電池を上回る急速充電を可能とする電解質を開発した。開発で使われたのは、さまざまな化学物質の組み合わせを提案する自動化システムと機械学習ソフトウェアだ。 by James Temple2022.10.30 1 5 電気自動車(EV)の普及を阻む大きな要因の1つが、バッテリーの充電時間だ。カーネギーメロン大学の研究者は今年初め、リチウムイオン電池の充電を高速化できる電解質を生成するため、ロボット・システムを使って数十回の実験を実施した。 自動化されたポンプ、バルブ、複数の機器からなる「クリオ(Clio)」と呼ばれるシステムは、さまざまな溶剤、塩、その他の化学物質を混ぜ合わせた後、その電解質の性能を電池における重要なベンチマークと照らし合わせて測定した。結果は「ドラゴンフライ(Dragonfly)」と呼ばれる機械学習システムに入力され、その

    次世代電池の開発の裏に実験ロボットとAIの躍進あり
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “開発で使われたのは、さまざまな化学物質の組み合わせを提案する自動化システムと機械学習ソフトウェアだ。”
  • 脳型AI新理論を提案、脳のシナプスの「揺らぎ」に着想=京大など

    京都大学などの共同研究チームは、生物の脳のように「揺らぐ」ニューロンとシナプスで学習を実現する新たなニューラル・ネットワークを構築した。この新しいニューラルネットワークが脳のいくつもの実験結果を再現することも発見した。 現在のニューラル・ネットワークは「最適化」という緻密な計算によって望ましい機能を実現するが、脳のニューロンやシナプスは強い「揺らぎ」を持ち、確率的に動作するため、最適化のような緻密な計算をしているようには見えない。さらに、最適化の計算には、脳とは比較にならないほど膨大なエネルギーを消費するという問題がある。 そこで研究チームは、「脳の学習は最適化ではなく、適切な具体例を生成するサンプリングではないか」と発想。確率的推定手法であるベイズ推定の理論の1つ、「ギブス・サンプリング」の理論を利用することで、脳のようにランダムなニューロンとシナプスだけで動作するニューラル・ネットワー

    脳型AI新理論を提案、脳のシナプスの「揺らぎ」に着想=京大など
  • 人間の脳細胞を移植されたラットはただのラットと呼べるのか?

    「人間の脳細胞を移植された動物は、人間に近い存在になり、より道徳上保護されるべき存在になるかもしれない」。このように予測する科学者もいる。考えを進めると、人間のクローンを作るという話にまで到達してしまう可能性がある難しい問題だ。 by Jessica Hamzelou2022.11.02 5 2 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 先日、人間の脳細胞をラットの脳に移植するという驚くべき実験についての記事を私は執筆した。移植すると、人間の脳細胞とラットの脳細胞が接続を形成し、共に機能することができた。つまり、人間の脳細胞がラットの脳の一部になっていたのだ。 この実験の意図とは、生きている人間の脳の中で何が起きているかをより的確に把握することであり、これは非常に難しいことで悪名高いテーマだ。ここ10年ほどの間、科学者たちは実験室で脳細胞の塊を培養して、研究を進めてきた。こ

    人間の脳細胞を移植されたラットはただのラットと呼べるのか?
  • 「テスラ死亡事故裁判」から考える、AI社会の法制度のゆくえ

    How will AI and IoT-based society Influence the legal system? AIが引き起こした事故は誰が責任を負うのか。迅速な被害者救済が求められる一方で、厳格責任の拡張がイノベーションを委縮させるという指摘もある。AI、ロボット、IoT時代における賠償責任、AI企業の開発リスク等の考え方について、京都大学大学院法学研究科の稲谷龍彦教授が解説する。 by Tatsuhiko Inatani2022.11.02 5 6 人工知能AI)やIoTの社会実装に伴い、従来の「人間中心」で考えられてきた法制度の前提が崩れつつある。経済産業省は2019年8月から「Society 5.0における新たなガバナンスモデル検討会」を開催し、「イノベーションの促進」と「社会的価値の実現」を両立する、新たなガバナンスモデルの必要性と、その在り方について検討を続けてい

    「テスラ死亡事故裁判」から考える、AI社会の法制度のゆくえ
  • 量子光を自在に制御、シュレディンガーの猫状態を生成=東大など

    東京大学などの共同研究チームは、あらゆる量子光を所望のパルス波形で出力する光源である「量子任意波形発生器(Q-AWG:Quantum Arbitrary Waveform Generator)」を提唱。その核心となる技術である量子光のパルス波形を自在に制御する手法を開発し、大規模光量子コンピューターの作動に必要となる、特殊なパルス波形を持つ量子光の生成に初めて成功した。 研究チームは、量子もつれを介してパルス波形を自在に制御する新しい手法を考案した。光1と光2に量子もつれがある場合、光2を光子検出器に入射すると、光子が検出されたタイミングで光1側に狙った量子状態が生成される。光子検出器の前に光フィルターを設置することで、生成される量子光のパルス波形を指定する仕組みである。同チームは、量子もつれのある光の周波数帯域を広くすることで波形制御の分解能を上げ、任意のパルス波形を実現した。 この方法

    量子光を自在に制御、シュレディンガーの猫状態を生成=東大など
  • 研究室育ちの「培養肉」が食卓に届く日はやってくるか?

    人工的に培養した代替肉の研究が世界中で進んでいる。ただ、解決の目処が立っていない課題は少なくない上に、人工培養肉が消費者に受け入れられるかどうかも疑問だ。 by Jessica Hamzelou2022.11.04 2 6 この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。 人工培養肉をべたいと思うか?多くの企業が、タンク内で筋細胞や脂肪細胞を培養して作った肉製品の生産に着手している。最新の集計によると、その数はおよそ80社。人工培養肉への期待は大きい。しかし、これらの企業がその期待を満たすことができるかどうかは、まったく別の問題だ。 この数週間、気になっていたことだ。その理由はいくつかある。MITテクノロジーレビューが最近開催したイベント「ClimateTech(クライメートテック)」で、同僚のジェームス・テンプルがインポッシブル・フーズのパット・ブラウン最高経営責任者(CEO

    研究室育ちの「培養肉」が食卓に届く日はやってくるか?
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “。2016年の米国での調査によると、約3分の1の人が、「おそらく」または「確実に」畜産肉をあきらめて、研究室で育てられた培養肉を購入する意思があると答えている”
  • 中国テック事情:「やりすぎ」コロナ対策アプリで市民に混乱 ほか

    「ゼロコロナ」政策を続ける中国で、北京市民らを対象とした新型コロナ対策アプリの過剰な機能が市民を困らせている。ほか、中国の最新のテクノロジー関連ニュースをまとめて紹介する。 by Zeyi Yang2022.10.10 1 3 中国の国慶節休暇を楽しんだみなさんが、高速道路の渋滞には巻き込まれなかったことを祈っている。 この記事はマガジン「量子時代のコンピューティング」に収録されています。 マガジンの紹介 とはいえ、家にいるよりはまだマシなのかもしれない。今の中国旅行は、やはり贅沢と感じられる。世界各国が新型コロナウイルス関連の渡航制限を撤廃する一方で、中国では短期間の旅行でさえ、航空便の運航休止、強制隔離、定期的な新型コロナウイルス検査結果の要求などに悩まされているからだ。 首都・北京に住む、あるいは北京を訪れる2000万人以上の人々には、もう1つ別の心配事がある。すべての予定を妨害す

    中国テック事情:「やりすぎ」コロナ対策アプリで市民に混乱 ほか
  • メタのメタバース「足」追加で普及なるか? 20万円超ヘッドセットも

    フェイスブックが「メタ」に社名を変更してから1年。メタはメタバースの普及に必死だ。高級VRゴーグルの発売、アバターへの「足」の追加などの新展開が発表された。 by Tanya Basu2022.10.14 2 4 10月11日に開催されたメタのVR(実質現実)/AR(拡張現実)開発者向け年次カンファレンス「メタ・コネクト(Meta Connect)」の基調講演の目玉は、「メタ・クエスト・プロ(Meta Quest Pro)」だった。この最新VRゴーグルは、1499.99ドル(日では22万6800円)という途方もない価格で販売される。従来バージョンの「メタ・クエスト2(Meta Quest 2)」の399.99ドル(日では5万9400円から)と比較するとあまりにも高い。メタ・クエスト2も決して安い買い物ではないが、それでも数百ドルに収まっている。 「メタバースは誰もが利用できる『次世代の

    メタのメタバース「足」追加で普及なるか? 20万円超ヘッドセットも
    Seiji-Amasawa
    Seiji-Amasawa 2022/11/24
    “結局、地に足がついていないという感想を消費者は抱くかもしれない。”
  • グーグル、短い「音」から続きを生成するオーディオAI

    グーグルの新しい技術「オーディオLM(AudioLM)」は、人間が準備したテキストやラベル付けをした訓練データなしに、これまで以上に自然なオーディオを生成する。 by Tammy Xu2022.10.14 23 8 グーグルの研究チームが開発した新しい人工知能AI)システムは、数秒間の録音データを与えるだけで、それに続く自然なスピーチや音楽を作ることができる。 「オーディオLM(AudioLM)」は、ピアノ曲のような複雑な音や人間の音声など、プロンプトのスタイルに合ったオーディオを、元の録音データとほとんど遜色ないレベルで生成する技術だ。オーディオ生成AIの訓練プロセスを高速化する可能性がある技術であり、いずれは映像に乗せて流す音楽の自動生成にもつながるかもしれない。 自然言語処理を利用した音声アシスタントのアレクサ(Alexa)に代表されるように、AIによって生成されたオーディオはすで

    グーグル、短い「音」から続きを生成するオーディオAI
  • ツイッター、イーロン・マスク買収で100万人規模減少か

    イーロン・マスクによる買収完了を受けて、ツイッターの利用を実際にやめる人が増えているようだ。外部企業の推計では、10月27日から11月1日の間に通常の倍以上のユーザーがツイッターの利用をやめているという。 by Chris Stokel-Walker2022.11.05 3 2 10月27日、イーロン・マスクによるツイッター買収が完了し、「鳥は自由の身になった」という同氏のつぶやきでそのことが確認された。それから数日の間に、新しいオーナーに不満を持つ多くの ツイッター・ユーザーが、ツイッターの利用中止を強く匂わせている。 ユーザーたちは常日頃からツイッターをやめると脅しているが、多くの場合はそれを実行に移せていなかった。だが、新しいデータを見ると、今回は膨大な数のユーザーが当に同プラットフォームの利用中止を進めているようだ。 310万以上のツイッター・アカウントと、その行動を毎日分析して

    ツイッター、イーロン・マスク買収で100万人規模減少か
  • 「新型出生前診断」普及で 染色体疾患が急増の米国、 親はどう行動すべきか?

    illustration sources: National Human Genome Research Institute What to expect when you’re expecting an extra X or Y chromosome 「新型出生前診断」普及で 染色体疾患が急増の米国、 親はどう行動すべきか? 出生前の遺伝子検査が標準的な妊婦健診として普及している米国では、これから産まれてくる子どもの性染色体異常が見つかることが増えてきている。しかし性染色体異常によって、家族と子どもに何が起きるのかを正しく知らせてくれる医師は少なく、不安を与えている。 by Bonnie Rochman2022.10.12 2 11 妊娠9週目のときのことだ。オリーの母親であるケイティは、米国コロラド州ボルダーのかかりつけの産婦人科で、新型の出生前血液検査を受けた。検査ではダウン症候群や

    「新型出生前診断」普及で 染色体疾患が急増の米国、 親はどう行動すべきか?