2020年、コロナ禍によって世界中が大混乱に陥る中、日本では7年8カ月続いた安倍晋三政権から菅義偉政権へと移行した。だが、発足当初の9月には65%あまりを獲得していたその支持率は、GO TOトラベルをはじめとする各種コロナ対策の不手際などによって、4カ月で半減。 混迷を極める永田町の様子を見ていると「政治」に対して絶望的な気持ちになってくる。 そんな中、政治学者の中島岳志氏は、自身初となる入門書『自分ごとの政治学』(NHK出版)を上梓した。わずか2時間あまりで読了できる本書には、中島氏の考える「政治の基本」が凝縮されている。 これまで『報道ステーション』(テレビ朝日)でコメンテーターを務め、『自民党 価値とリスクのマトリクス』(スタンドブックス)を執筆するなど、積極的に政局についての発言を行ってきた中島氏は「政治」の根本をどのように考えているのだろうか? 後編「野党の停滞と、言葉が死んでる
![「選挙に行こう」だけでは意味がない 中島岳志が考える政治の本質 (2021年2月7日) - エキサイトニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/92a761dcdaa2c40b35be040e2f18d8a6455514df/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.eximg.jp%2Fexnews%2Ffeed%2FCyzo%2FCyzo_267527_0916_1.jpg)