ふろくは、電波を受けてパタパタと時を刻む『パタパタ電波時計』
暑い日にうちわで風を送ることに意味はあるのか。結局、あおぐことで体温が上昇するだけではないのか、という誰もが一度は感じる疑問に米カリフォルニア工科大学の理論天体物理学教授、スタール・フィニー氏が答えている。結論から言えば「うちわであおぐことには効果がある」そうだ(ウォール・ストリート・ジャパンの記事)。 人間の体は発汗による蒸発を起こすことで体温を下げる。しかし、肌にまとわる空気の温度や湿度は、時間が経つにつれて高くなり、蒸発は起きにくくなる。肌をとりまく1~3ミリの動きのない空気の層である「境界層」は、屋内の自然な空気の対流では動かないためだ。つまり、うちわは境界層の空気を温度・湿度が低い空気に入れ替える役割を果たしているわけだ。 エネルギーの問題については、人間は安静にしている場合100ワットのエネルギーを使っているらしい。うちわをあおぐと、約1ワットエネルギー消費が加わるかもしれない
北海道大学(北大)は7月4日、社会を作るメスと単独で巣作りするメスが共存する「シオカワコハナバチ」で調べたところ、複数のメス(働き蜂)が協力すると幼虫の生存率が大幅に上昇し、働き蜂たちは自分の母親(女王蜂)を経由して、単独のメスよりも多く、自分のものに近い間接的な遺伝子を弟や妹蜂を経由して残せる確率が高いことが確認され、結果として協力の大きな利益により各個体が得をするので、社会が維持されることが明らかになったと発表した。 成果は、北大農学院・博士課程2年の八木議大氏、同農学研究院の長谷川英祐准教授らの研究グループによるもの。研究の詳細な内容は、日本時間7月4日付けで「Nature Communications」に掲載された。 進化生物学の開祖ダーウィンの自然選択説は、残す子供の数がより多くなる性質が進化することを予測している。しかしダーウィンは、社会を作る蜂や蟻のワーカーに見られる、自分で
2012年6月13日 明和政子 教育学研究科准教授、岡ノ谷一夫 東京大学大学院総合文化研究科教授と科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業 ERATO型研究「岡ノ谷情動情報プロジェクト」の松田佳尚 研究員らは、赤ちゃんの「感情の発達」と「母親を認識する能力」の関係を研究し、母親と他人を半分ずつ重ね合わせた「半分お母さん」の顔を見ようとしない「不気味の谷」現象を発見しました。 生後半年以降の赤ちゃんは母親と他人を区別したうえで、両者を好んで見ることが知られています。「母親(親近感)」と「他人(目新しさ)」は、全く違う存在にも関わらず、赤ちゃんが両方を好んで見るため、どのように母親と他人の区別をしているのか分かりませんでした。また、どの程度母親の顔に敏感かも不明でした。 本研究グループは、この問題を解明するために、生後7~12ヵ月の赤ちゃん51名が、母親、他人、「半分お母さん」の3種類
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