以前に「ビルの谷間でNAVI の精度が飛躍向上!」でお伝えしたとおり、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が2010年9月に準天頂衛星 「みちびき」を打ち上げました。 その目的は日本上空を通る軌道を持つ独自衛星の追加投入により、約10m程の測定誤差を持つ現行「GPS(グローバル・ポジショニング・システム)」に対して1mレベル、さらには数cmレベルへ測位精度を上げること。 現在NAVIや携帯で利用されている位置情報は地上約20,000kmの高度を一周約12時間で周回している米国防総省管轄の軍事用GPS衛星約30基からのデータが元になっています。 各衛星には非常に正確な時計が搭載されており、衛星が発信した電波が地上のナビゲーション機器に届くまでの時間から距離を算出、3基の衛星からの距離が判れば三角測量の要領で自身が地球上の何処にいるかの特定が可能になるという仕組み。 更にもう1基の衛星を追加して4