英ロンドン塔の護衛兵ヨーマン・ウォーダーで、カラスの飼育係「レイヴンマスター」を務めるクリス・スカイフさん(2020年10月12日撮影)。(c)TOLGA AKMEN / AFP 【1月15日 AFP】英ロンドン塔(Tower of London)は14日、飼育しているカラス1羽が行方不明になり、死んだ恐れがあると発表した。英国には、ロンドン塔にカラスが6羽そろっていないと国が崩壊するという伝承がある。 「非常に悲しいお知らせがあります」。ロンドン塔はオンラインで声明を発表し、「私たちのいとおしいカラス、メリーナの姿がここ数週間見当たりません。長く不在が続いていることから、残念ながら死んでしまったのかもしれません」と説明した。 国の命運を握るカラスについては、いかなる時も塔に6羽そろえておくよう義務付ける勅令が17世紀に出されている。 折しも英国は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的