世界の最富裕層100人でつくる「ザ・リッチ100」の会員が保有する資産約200兆円を管理する会社のビルが月の裏側に存在することが、4日までにわかった。各国の徴税権が及ばない月に資産を移して、租税を回避することが狙いとみられる。今後、他の富裕層にも門戸を広げる意向で、富の地球離れが加速しそうだ。 合同資産管理会社は20階建てのビル。今年1月に中国の無人探査機「嫦娥(じょうが)4号」が月の裏側に着陸した際に見つけた。 一部報道によると、2010年から数十回にわたってロケットで月の裏側まで資材を運び、秘密裏に建設。18年末に完成したばかりだという。また、ビルの壁面は紙でできていて、中に人の気配はなく、運営実態もないとの報道もあるが、顧問弁護士のライ・フォルス氏は「月の環境に適した素材を選んだ結果。決してペーパーカンパニーではない」と疑惑を否定した。 世界の富豪上位100人の総資産は、下位36億人
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