ダイハツ工業が出荷停止した車種には軽トラックが含まれている。同社はスズキと国内の軽トラ市場を二分する大手。鹿児島県内でも農業や物流など暮らしを支えており、ユーザーは「乗るしかない」と話す。出荷再開の見通しは立っておらず、今後の販売動向を注視している。 【関連】開店前から客が次々と…ダイハツ販売店、対応に追われる 新規契約中止、販売車の使用は「問題ない」と説明 ダイハツ製の軽トラを扱う県内のある自動車販売店には、購入者から安全面などに関する問い合わせが相次いでいる。担当者は「メーカーから回答を待っている状態で答えようがない。顧客には農家が多く、かなりの台数を扱っているので影響は大きい」と困惑した様子だった。 全国軽自動車協会連合会の調査によると、2022年度に県内で販売された軽トラのうち、ダイハツ製は2866台と63%を占めた。昨年、中古で購入した伊佐市の吉永昭夫さん(81)は「田舎ではどこ