ブックマーク / nazology.net (21)

  • 脳で「量子もつれ」の発生源となりえる場所を発見、意識の根源は光か? - ナゾロジー

    意識は光が担っているのかもしれません。 中国の上海大学(SHU)で行われた研究により、脳内で光子の「量子もつれ」を発生させている可能性がある場所が示されました。 この場所はニューロンの長い腕を覆うミエリン鞘に存在しており、研究ではここから生成された量子もつれ状態の光子が、脳全体を同期させる量子通信を実現している可能性が示されました。 脳活動が、不思議な量子世界の光子たちによって媒介されている場合、単なる電気信号を模倣するAIでは、人間のような意識を持たせるのは困難となるでしょう。 私たちの意識は、量子世界の光によって生成されているのでしょうか? また脳はどうやってもつれ状態にある光子を生産していたのでしょうか? 研究内容の詳細は2024年8月2日に『Physical Review E』にて発表されました。

    脳で「量子もつれ」の発生源となりえる場所を発見、意識の根源は光か? - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/08/11
    神経同期に量子もつれを利用していたからと言って、それが意識の根源に繋がる理由は何もない。電気信号以外に化学的な濃度変化という遅い経路もある神経活動で超高速(瞬間)の量子もつれも併用して補っているだけでは?
  • ついに火星で「微生物の化石記録」!最初の説得力ある発見とNASAが報告 - ナゾロジー

    人類はいまだ地球外生命体を見つけられてはいません。 しかしアメリカ航空宇宙局(NASA)は最近、火星にかつて存在した「生命」の痕跡を発見した可能性が高いと発表しました。 NASAによると、この痕跡は火星にある岩石の中に「生命活動の兆候」を示唆する化学物質として見つかったとのこと。 この発見が正確であれば、史上初めての地球外生命体の証拠となるでしょう。 NASA’s Perseverance Rover Scientists Find Intriguing Mars Rock https://www.nasa.gov/missions/mars-2020-perseverance/perseverance-rover/nasas-perseverance-rover-scientists-find-intriguing-mars-rock/ NASA Mars rover finds ‘fi

    ついに火星で「微生物の化石記録」!最初の説得力ある発見とNASAが報告 - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/08/03
    Perseveranceの蛍光X線分析装置だと「可能性」レベル以上の事は言えそうにないか。将来のサンプルリターン待ち。NASA発表→ https://www.nasa.gov/missions/mars-2020-perseverance/perseverance-rover/nasas-perseverance-rover-scientists-find-intriguing-mars-rock/
  • 【ガチ不老】信長より前から生きてるニシオンデンザメ(512歳)は老化していなかった - ナゾロジー

    「人間50年〜」と謡ったのは織田信長ですが、私たちは今や人生100年時代に突入しようとしています。 これは動物界でもトップクラスの長さになりますが、それでも私たちがまったく敵わない動物がいます。 「ニシオンデンザメ」です。 彼らの寿命は平均でも250年、最長だと512歳の個体が見つかっています。 512歳だと生まれは1500年の初めになりますから、1534年生まれの信長より年上なわけです。 「どうしてニシオンデンザメはそんなに長生きできるのか?」これは生物学者にとっての大きな謎でした。 そんな中、英マンチェスター大学(UoM)がその長寿の秘密の一端をついに解明したと報告。 それによると、ニシオンデンザメは代謝が年齢でほぼ変化しておらず真に不老の状態にあったようです。 この研究は2024年7月2日から5日にかけてプラハで開催された生物学会『Society of Experimental Bi

    【ガチ不老】信長より前から生きてるニシオンデンザメ(512歳)は老化していなかった - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/07/20
    敦盛の詞を以って「信長が謡った」とするのは違和感が…作詞の阿久悠やオリジナルのフィンガー5を無視して「小泉今日子が歌った学園天国は~」と言うようなもの(香取慎吾でも上坂すみれでもいいが)
  • 【親ガチャ】育った環境と遺伝子、知能に大きく影響するのは”遺伝子”の方! - ナゾロジー

    頭のよさを決めるのは遺伝子か、それとも育った環境か? この「生まれか育ちか(nature vs nurture)」論争はこれまでに多くの関心を集めており、いまだに決着はついていません。 そんな中、米カリフォルニア州立大学フラトン校(CSUF)により、新たに議論を呼びそうな研究が報告されました。 この研究では、ある事情から別々の家庭環境で育てられた一卵性双生児のIQ(知能指数)の経時的な変化を追跡。 その結果、生き別れた双子は異なる環境で育ったにも関わらず、年齢が進むにつれて、互いのIQが近づく傾向にあると明らかになりました。 これは知能の決定的な要因に遺伝子が強く影響していることを示唆しています。 研究の詳細は2024年7月15日付で科学雑誌『Personality and Individual Differences』に掲載されています。

    【親ガチャ】育った環境と遺伝子、知能に大きく影響するのは”遺伝子”の方! - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/07/17
    まあこの辺は双子研究でも昔から最も盛んな所で、それらのメタアナリシスから「知能は50-60%が遺伝」というあたりで結論は一致している。親ガチャ問題の深刻な点は残りの「環境」すら家庭の要因が高い事
  • 直径2km以上!「惑星殺し」と呼ばれる巨大小惑星が28日地球に最接近! - ナゾロジー

    今まさに、直径2310mにも及ぶ巨大小惑星「2011 UL21」が地球に向かって近づいています。 これは観測された潜在的に危険な地球近傍小惑星の中で最大級に近いサイズであり、「惑星殺し(planet killer)」と呼ばれています。 エベレスト山の倍以上ある巨大な岩塊が地球に衝突するようなことがあれば、地球は壊滅的な被害を受けることになるでしょう。 ESAによると、惑星殺しは、6月28日午前5時(日時間)に地球に最接近し、上空約650万kmを通過するとのこと。 「2011 UL21」の規模と接近距離から、多くの天文学者や天体愛好家の注目を集めています。 このサイズの小惑星は、望遠鏡を用いれば観測できるといい、惑星殺しの観測配信なども予定され、話題の天文イベントになっています。 ‘Planet killer’ asteroid set to skim past Earth in just

    直径2km以上!「惑星殺し」と呼ばれる巨大小惑星が28日地球に最接近! - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/06/28
    planet killerは大げさすぎる名前だよな。質量はK-pg境界の隕石の1%程度なんでトゥバ噴火や核の冬級の災害が起こせるかどうかで、人類が絶滅するかも怪しいレベル。このクラスは何百回と落ちてる筈で地球的には捻挫レベル
  • わずか30年で人口が4分の1に!中国三国時代の人口激減について - ナゾロジー

    天才だけでなく天災も多かった三国時代三国時代は戦乱や天災によって、多くの農民が苦しんでいた / credit:いらすとや戦乱の時代になると人口が減少することは古今東西を問わずよく見られる現象ですが、三国時代のそれは他のものと比べても常軌を逸していました。 後漢の188年の中国の推定人口が6000万人なのに対し、三国時代の221年には1400万人まで激減しているのです。 そんな昔の人口がなぜ分かるのか? と思う人もいるかも知れませんが、中国では地理や官制、軍の編制など多岐に渉る記録が残されており、この記録の中には、各郡県や州の戸数などを記録したものもあるため、これにもとづいて当時の人口を推定することができるのです。 しかしこれは33年間で人口が四分の一になったということであり、非常に驚くべき数値といえます。 その原因として挙げられるのは、相次ぐ戦乱です。 群雄たちが合戦に臨むためには領民たち

    わずか30年で人口が4分の1に!中国三国時代の人口激減について - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/04/14
    ここで言う人口は文献に記された白髪三千丈的な表現でなく租税台帳である戸籍(文字通り戸数であって人口そのものの記録ではないが)ベースの算出。中国人口研究は時期にもよるがかなり正確に数字追える蓄積がある
  • 教科書が書き変わる!?多細胞生物は定説よりも6億年以上早く地球に登場していた - ナゾロジー

    教科書が書き直されるでしょう。 中国科学院(CAS)で行われた研究により、16億3500万年前の地層から複数の多細胞生物の化石が発見されました。 これまでの説では、人間を含む動物や植物などが含まれる多細胞生物が誕生したのは、およそ10億年前だとされていましたが、新たな発見により6億年以上も時間を遡ることになります。 研究者たちはこの多細胞生物「Qingshania magnifica」について、おそらく光合成生物であり、胞子を使った生殖を行っていた可能性が高いと述べています。 研究内容の詳細は2024年1月24日に『Science Advances』にて公開されました。 1.6-billion-year-old fossils push back origin of multicellular life by tens of millions of years https://www.li

    教科書が書き変わる!?多細胞生物は定説よりも6億年以上早く地球に登場していた - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/02/01
    多細胞化は異なる系統で少なくとも三十回以上は独立して起きた真核生物では割とありがちな進化。真核生物誕生から多細胞生物誕生に10億年のギャップがある事の方が不自然なので驚きはないが、良く化石見つけたな、と
  • 「私の赤とあなたの赤は違う色?」誰もが一度は考える疑問に色覚細胞の研究が意外な発見 - ナゾロジー

    私が見ている赤は、他人にも同じような赤として認識されているのか? 私が赤と認識しているものは、別の人にとっては青である可能性はあるのか? これらは誰もが人生で一度は考える疑問だと言われており、古代から哲学者たちの頭を悩ませてきました。 個々の人が持つ主観的な感覚体験のことを「クオリア」と呼びますが、自分のクオリアと他人のクオリアが同じであるかどうかを証明することは困難だからです。 しかし米国のジョンズ・ホプキンス大学(JHU)で行われた研究により、私たちの網膜に存在する色覚細胞がどのような仕組みで生成されるか、またどんな比率で存在するかが確かめられ、この長年の哲学的疑問の答えとなり得る結果が得られました。 研究者たちは「正常な色覚を持つ人たちの間でも、同じリンゴに対して色が少し違って見える可能性がある」と述べています。 今回はまず実験の背景を解説しつつ、次ページ以降でクオリアに関連する発見

    「私の赤とあなたの赤は違う色?」誰もが一度は考える疑問に色覚細胞の研究が意外な発見 - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2024/01/30
    川勝氏素養が不足か素人に阿りすぎ。錐体細胞の比とクオリアは別問題/発生過程=進化の道筋は旧説/100%越えは内訳でなくM:L錐体比だからで正規化関係ない/ヒト凄いというより哺乳類の色覚が大型脊椎動物中でクソ雑魚
  • 実は宇宙全体がブラックホールだった?宇宙の全物体を表記した図から意外な結論 - ナゾロジー

    宇宙の「まとめ」です。 オーストラリア国立大学(ANU)で行われた研究によって、宇宙に存在するあらゆる物体のサイズと質量の関係を1枚の紙に並べた、最もスケールが大きい図表が作られました。 この図表を見れば、宇宙に存在するあらゆる物体のサイズと質量がどんな関係にあるかがわかり、私たちの宇宙の基的な性質を視覚的に知ることができます。 ただ作られた図表は「素粒子から全宇宙」までを網羅する極スケールであるため、ぱっと見ただけではよくわかりません。 そこで今回は図表のどこに何があるかをわかりやすく説明し、「宇宙全体がブラックホールになる」ことを示唆する理由についても解説したいと思います。 研究内容の詳細は、2023年10月1日に『American Journal of Physics』にて「全ての物体といくつかの疑問(All objects and some questions)」とのタイトルで公

    実は宇宙全体がブラックホールだった?宇宙の全物体を表記した図から意外な結論 - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2023/10/26
    id:allezvous いいえ、一定なのは質量+エネルギーです。膨張に従ってエネルギーが質量に変わっての現宇宙質量なので、狭かった頃もBH密度は越えていません。この図で言う宇宙の素から右上への境界線上の移動が宇宙の歴史
  • 量子もつれを使い「未来の観測で過去を変える」タイムトラベルのシミュレーションに成功! - ナゾロジー

    量子もつれは時間を超えるのでしょうか? 英国のケンブリッジ大学(University of Cambridge)で行われた研究によって、量子の世界では未来で行われる観測の力で、過去の観測結果をタイムトラベルしたかのように捻じ曲げられることが示されました。 SFでは、過去を変えるためにタイムマシンに乗って過去の世界に行くことがあります。 これまでの研究では、そのような時間遡行が行われた場合に使用される原理や、祖父殺しのパラドックスを避ける方法などが考察されてきました。 一方、今回の研究では「量子もつれのシステムがタイムトラベルだった場合」を想定したシミュレーションが行われており、粒子が時間を遡行できた場合に何が起こるかが調べられました。 結果、量子もつれの操作によって、時間遡行のような結果を導けることが示されました。 研究者たちはプレスリリースにて「ギャンブラーや投資家たちも、場合によっては

    量子もつれを使い「未来の観測で過去を変える」タイムトラベルのシミュレーションに成功! - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2023/10/17
    不思議でも何でもない話ではある。マクロ事象に置換えれば「過去にきちんと観測されていない/誤解されていた事象が、後日の検証で明確になる/実は逆だった」という話はままある。不確定事象に時間の矢は適用できない
  • 世界初となる「ワニの処女受胎」を確認! - ナゾロジー

    世界で初めて、ワニが「処女受胎」の奇跡を起こしたようです。 このほど、中南米コスタリカの動物園で飼育されているメスのアメリカワニが、オスとの交尾なしで卵を産んでいたことが明らかになりました。 このようにメスが単独で妊娠することを「単為生殖」と呼び、過去に鳥や魚、爬虫類などで報告例があります。 しかし、ワニの単為生殖は世界初の事例です。 また今回の発見をきっかけに、研究者は「恐竜も処女受胎できたかもしれない」と話しています。 研究の詳細は、2023年6月7日付で科学雑誌『Biology Letters』に掲載されました。 ‘Virgin Birth’ Ability Discovered in Crocodiles For The First Time Ever https://www.sciencealert.com/virgin-birth-ability-discovered-in-c

    世界初となる「ワニの処女受胎」を確認! - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2023/06/20
    単為生殖=クローンではない。単為生殖は「雄不要」という外形的な観点での分類で実際の機序は様々。卵子が保存精子や極体と接合するといった遺伝子組換が起きる仕組の単為生殖も多く遺伝的にクローンと限らない
  • カンガルーは人類よりも進化的に先を行く存在だった⁈ - ナゾロジー

    カンガルーは人類よりも進化の先を行く存在なのかもしれません。 イギリス自然史博物館(NHM)の研究チームは、カンガルーやコアラを代表とする「有袋類(ゆうたいるい)」が、ヒトを含む他の哺乳類よりも進化的に先を行っている可能性があることを発表しました。 専門家らはこれまで、袋の中で子を育てる有袋類を”卵生の哺乳類(カモノハシやハリモグラ)”と”胎生の哺乳類”の中間に位置づけ、「人類よりも原始的(primitive)な存在だ」と考えてきました。 しかし今回の研究では、哺乳類の共通祖先から最も進化幅が大きかったのは有袋類であることが判明したのです。 研究の詳細は、2023年4月28日付で科学雑誌『Current Biology』に掲載されています。 Marsupials Are ‘Far More Evolved’ Than Other Mammals, Even Humans https://w

    カンガルーは人類よりも進化的に先を行く存在だった⁈ - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2023/06/04
    進化に優劣はないが「共通祖先の形質に近い方が原始的」と仮に定義すれば単孔類より有胎盤類の方が進歩的。だが確かに「有袋類は単孔類と有胎盤類の中間」と見做す根拠は特にない。系統樹的には先頭を争う姉妹群
  • ジブラルタル海峡のシャチたちの間で「ボートやヨットの破壊」が流行してしまう - ナゾロジー

    今、ヨーロッパの海で、シャチによるボート襲撃が流行しています。 アメリカ公共ラジオ放送(NPR)の報道によると、ここ1〜2年内で、シャチの群れがボートやヨットに体当たりし、破損させる事例が多発しており、その現象はスペイン・ポルトガルの沿岸部からフランス沖まで広がっているという。 しかし、シャチの狙いはあくまで船体だけであって、人を襲うことはなく、これまでにケガ人や死者は出ていません。 このような襲撃は過去に前例がなく、専門家らも「一体何が目的で、ボートを攻撃しているのか分からない」と首をひねっています。 Orcas are attacking boats near Europe. It might be a fad https://www.livescience.com/orcas-attacking-boats-europe Five flee sinking sailboat afte

    ジブラルタル海峡のシャチたちの間で「ボートやヨットの破壊」が流行してしまう - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2023/05/16
    シャチくらい頭良くて社会性高い動物だと、遊びの流行を作るインフルエンサー個体とかもいそうだよな…
  • 体内のアルコールを1時間で最大70%分解する「二日酔い防止薬」 - ナゾロジー

    週末は、1週間の疲れをねぎらうため、いつもより多くお酒を楽しむ方が多いでしょう。 しかし、あんまり飲みすぎると、翌朝は後悔とともに目を覚ますことになります。 そこでスウェーデンの企業・De Faire Medicalは、この二日酔いを防止するための新たな錠剤「Myrkl」を開発しました。 この錠剤は「飲酒前に飲んで効く錠剤(the pre-drinking pill that works)」を売りにしており、飲酒後60分の血中アルコール濃度を最大70%下げられるとのことです。 どんな仕組みで、アルコール濃度を下げているのでしょうか? Myrklはすでにイギリスにて一般販売されており、錠剤の効果を調べた研究報告は、2022年6月23日付で学術誌『SAGE Journals』に掲載されています。 Myrkl: new anti-hangover pill said to break down

    体内のアルコールを1時間で最大70%分解する「二日酔い防止薬」 - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2022/07/09
    これ作用機序的には「二日酔い防止薬」というより「酔うための必要アルコール量が増える薬」だよな? まあこれはこれで「別に飲みたくははないがつきあいの酒席」とか用途は色々あると思うが。
  • 私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった - ナゾロジー

    私たちの目は常に膨大な量の視覚情報にさらされています。 脳にとって、これは容易な状況ではありません。 何百万もの色や形、光の加減や視点の変化により、視覚の世界は絶えず移り変わっているのですから。(走りながら撮ったカメラの映像を見てください) にもかかわらず、私たちはブレやノイズのない安定した世界を見ることができます。 これは何世紀にもわたって研究者たちを悩ませてきた視覚科学の問題でした。 そしてこのほど、カリフォルニア大学バークレー校 (University of California, Berkeley・米)の研究で、視覚の安定性を説明する新たなメカニズムが発見されました。 それによると、私たちの脳は、過去15秒間に見たものを統合・平滑化して、整った一つの印象にまとめ上げているとのこと。 一体どういうことでしょうか。 研究の詳細は、2022年1月12日付で科学雑誌『Science Adv

    私たちが見ている世界は脳が「過去15秒間」を平均化した映像だった - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2022/02/23
    id:u_eichi それは変化が大きければリアルタイムに近い処理もするため。映像なんかは典型。視野角の一部しか占めない低情報量ならそういうこともできるが、とにかく省力化したパターン認識をやってるのが視覚野の実装
  • ガン治療で「暗視能力」を発現する患者の謎が解明される - ナゾロジー

    「光線力学療法」を用いたガン治療のあと、患者たちに謎の「暗視能力」が発現する例が多数報告されている原因は光線療法に用いる光感受性物質の「クロリンE6」にあることが判明 ガンの治療方法の中に、光を用いて悪性腫瘍を破壊する「光線力学療法」があります。 これは体内に光感受性物質を注入した後、ターゲットとなる部位に光を照射し、光感受性物質から生じる活性酸素によって、ガンを退治する治療法です。 体への中毒作用がなく、繰り返しできる療法として知られる一方、奇妙な副作用を伴うことで知られています。 患者たちが謎の「ナイトヴィジョン(暗視能力)」を発現するというのです。 この謎の現象が、ロレーヌ大学(仏)の研究により、ついに解明されました。 研究の詳細は、「Journal of Physical Chemistry Letters」に掲載されています。 「暗視能力」が生まれるメカニズムとは桿体細胞と錐体細

    ガン治療で「暗視能力」を発現する患者の謎が解明される - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2021/07/01
    元の光線力学療法が特に副作用がなく長年の実績がある療法だから割と実用性あるのでは?作用機序的に桿体細胞中の活性酸素が増加するようなので、全く影響なしとはいかないだろうけど。
  • 大気圏できっちり燃え尽きる人工衛星の模型シミュレーション - ナゾロジー

    映画などの映像作品では、大気圏に突入して燃え尽きるロケットや衛星の姿を描くことがあります。 しかし、それらは想像の産物であり、実際その様子を目で見た人というのはいません。 欧州宇宙機関(ESA)の研究チームは、プラズマ風洞という実験装置と模型を使って、実際大気圏再突入の際に、人工衛星がどのように熱で蒸発していくかを再現しました。 大気圏で人工衛星の部品がすべて燃え尽きるのは、地上に被害を出さないために重要なことです。 これはそのためのシミュレーションですが、私たちにとっては大気圏再突入のリアルな再現映像としてとても魅力的です。

    大気圏できっちり燃え尽きる人工衛星の模型シミュレーション - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2021/06/27
    おお「大気圏突入感」ばりばりだ。
  • 脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー

    感情を強制起動する脳のツボ脳に電気刺激を与えてうつ病を治す技術が大幅な進歩をみせている / Credit:Canva脳は心臓と同じく、電気的な臓器です。 そのため近年、うつ病患者に対して脳に電気刺激を行う手法が着目されています。 ただ既存の電気刺激法は非常に大味であり、脳全体に大電流を流す方法がメインでした。 そこでカリフォルニア大学の研究者たちは、5年もの長期に及ぶ臨床試験の結果を元に「神経マッピング技術」を開発しました。 この神経マッピング技術は脳の各地に差し込んだ電極から、患者一人一人の神経回路の特性を認識し、その患者にとって最適な治療部位(刺激場所)をピンポイントで探し出すように設計されています。 そして今回、マッピング技術の性能を確かめるために、難治性うつ病に苦しむ36歳の女性患者に対して、はじめての試験が行われました。 その結果は、まさに驚きでした。 女性患者は覚えている限り5

    脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2021/01/25
    選択肢が増えるのは良い事。使用を強制されないかの監視と副作用の長期治験は必要だろうけど。/SFが大量に描いてきたテーマだが、自分はまずニーブン「不完全な死体」が思い浮かんだな(電極だしね)。
  • 駆除不可能!? 人工「クローン増殖ザリガニ」がベルギーで大量発生中 - ナゾロジー

    現在、ベルギー北部・アントウェルペンにあるSchoonselhof墓地周辺で、「ミステリークレイフィッシュ」というザリガニが大量発生しています。 このザリガニは、自己増殖(セルフクローニング)で繁殖するため、子孫を残すのに交尾を必要としません。 来、自然下には存在せず、人によって実験的に作り出された生物と言われています。 野生での繁殖を止めるのはほぼ不可能で、ベルギー現地の生態系も危険にさらされているとのことです。

    駆除不可能!? 人工「クローン増殖ザリガニ」がベルギーで大量発生中 - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2020/11/01
    「単為生殖」という用語があるのを知りながら「クローン」という見出しを使うのは不誠実。遺伝子が同じ生殖方法は分裂/出芽/自家受粉など自然界ではむしろメジャー。そこはクローンのような特別視される話ではない。
  • 無制限に「空気の温度から発電」できる回路が発明される!グラフェンのブラウン運動からエネルギーを取り出す - ナゾロジー

    グラフェンは炭素からなる暑が1原子ししかない薄膜である。グラフェンもまた熱によってブラウン運動を行っている / Credit:アーカンソー大学 / youtube

    無制限に「空気の温度から発電」できる回路が発明される!グラフェンのブラウン運動からエネルギーを取り出す - ナゾロジー
    Shin-JPN
    Shin-JPN 2020/10/08
    外部の空気等を含めて系なので熱力学第二法則には反しておらず原理としてはおかしくないように見える。実効的には「装置が寿命内に生み出す全電力<装置製造に使ったエネルギー」になりそうだが。