ブックマーク / sugar.lin.go.jp (1)

  • 今月の視点/お茶と砂糖とお菓子

    近代の歴史はお茶の歴史であり、お茶の歴史は砂糖の歴史である。砂糖の歴史は菓子の歴史である。 私たちが日常何気なく飲んでいるお茶、いまやお茶を飲まない民族、国民はないといわれるように、世界中お茶が普及している。お茶は、元来中国・雲南省とタイ、ミャンマーの国境あたりの照葉樹林帯をルーツとするアジアの特産物である。 現在、世界で1人当たり1番良くお茶を飲むのは、アイルランド、英国、ニュージーランドである。これらの国をはじめ、ヨーロッパでは昔も今もお茶の木は育たない。それではお茶がいつヨーロッパへ入ったのかというと意外に新しい。実際、ヨーロッパ人がお茶を初めて知るのは、時期的には彼らが海のルートでアジアへやって来た16世紀中頃、イエズス会宣教師たちが中国・日へ来た時なのである。 特に彼らがお茶を知る契機になったのは、日で直接「茶の湯」という奇妙な茶の文化に接したからである。16世紀中頃の日

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