南太平洋にあるフランス特別自治体ニューカレドニアで13日から14日にかけて建物や車が燃やされる暴動があった。警察官35人が負傷し、80人近くが逮捕された。ラジオ・ニュージーランドが警察などの話として報じた。一連の混乱で空港が閉鎖され、学校が休校となった。当局は14日に夜間外出禁止令を出した。 暴動は、フランスからの分離独立を目指す政治勢力のデモが引き金になったとみられる。 フランス国民議会(下院)はニューカレドニアにおける地方選挙の有権者資格を拡大する憲法改正案について議論。独立派は「ニューカレドニアに新しく移住してきた人に投票権を広げると、先住民が中心の独立派に不利に働く」として反発しており、13日から各地でデモをしていた。(共同)
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