米ニューヨークの連邦大陪審は韓国の情報機関に米国の情報を提供した見返りに、ルイ・ヴィトンなどの高級バッグやドルチェ&ガッバーナのコートを受け取ったとして、中央情報局(CIA)で分析官を務めた女性、スー・ミ・テリー被告を起訴した。米メディアが16日、伝えた。 テリー被告は韓国で生まれ、米国で育った。CIAで朝鮮半島などの安全保障問題を担当し、2008年に退職。13年にニューヨークの韓国国連代表部の外交官を装った情報機関員から接触された。 米当局に「外国の代理人」として登録することなく、約10年にわたり非公開のものを含む情報を韓国側に提供したり、韓国政府の政策を擁護する記事をメディアで公表したりした。 テリー被告側は「疑惑には根拠がない」としている。(共同)