西村康稔経済産業相は19日の閣議後会見で、日本銀行の金融政策について、現行の金融緩和は経済成長を進めるための時間稼ぎの政策だとした上で、いずれ「平常化」していくとの認識を示した。 西村経産相は「金融緩和は時間を買う政策だ。この間に成長戦略、構造改革を進めて成長軌道に進めていく、その思いは今も持っている」と述べた。その上で、国内外の物価上昇に伴い、「時間を買う政策もどこかで終了し、平常化していく」ことから、「やがて来るであろう、金利高を乗り越えていける強い体質を作っていかないといけない」と語った。 西村経産相は、大規模な金融緩和の継続を主張していた安倍晋三元首相の側近の一人だ。日銀は7月の金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策の運用柔軟化を決定。出口戦略に向けた準備との見方も浮上する中、当面は現行政策を維持しながらも、正常化に向けて一歩踏み込んだ。 具
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