ブックマーク / blogmag.ascii.jp (10)

  • ダウンロード違法化はついに何かの引き金を引いた - コデラノブログ 3

    すでに多くのメディアが報道しているように、昨日の文化庁 私的録音録画小委員会にて、ダウンロード違法化という結論が出されたようである。 そもそもこの委員会自体、かなり恣意的な生い立ちを持っている。05年の法制問題小委員会では、補償金は廃止を含めて検討という結論が出たにも関わらず、その結論をなきものにするために登場した。その懸念はすでに06年の段階で、委員となった津田大介も僕も懸念していたことである。 そもそも名前からする通り、来ならば補償金の行く末を考える委員会であるのに、補償金に関することは何も決まらず、決めたことと言えばなんの実効性もないダウンロード違法化のみであるわけだから、結局この委員会は来の機能を果たすことなく終わるわけである。 そのダウンロード違法化だが、そもそもMIAUが立ち上がったのは、この提案に反対するためであった。先日1年目のエントリーを書いたばかりだが、当初の目的が

    Sigma
    Sigma 2008/10/21
  • 結局社会は「イヤなことを言わないヤツ」で回るのではないかという仮説 - コデラノブログ 3

    インターネットが広く一般に普及して以来、イヤなことを言われたとか、いやだってホントのことだろとか、人と人との諍いやトラブルが表面化するようになった。というのも当たり前で、誰にでも公開の場で諍いをやるわけだから、それは人の目に付いて当然である。 基的に人間というのは、自分に関わり合いのないもめ事を他人事のように眺めるのは大好きなので、それらの喧噪はリンク数の増加、サーチエンジンの検索順位上昇、ブックマーク数といった要素を媒介に、加速度的に人を集めてゆく。 しかしよくよく考えてみれば、インターネットがなかった時代にイヤなことを言うやつが居なかったかというと、決してそんなことはなかった。実社会では上司や同僚に、必ず言わなくてもいいことを言う人間が居るものだ。そしてそれらは、面と向かって言われるというのが普通であったわけだ。 だがこれらは、普通1対1で言われるので、おおごとになることがなかった。

    Sigma
    Sigma 2008/09/18
    なんか、、囚人のジレンマにおける「しっぺ返し戦略」「四行原則」を思い出した
  • GSVシンポジウム報告 - コデラノブログ 3

    昨日、MIAU主催のシンポジウムは「Googleストリートビュー"問題"を考える」は、いつものことながら若干時間を超過しつつも無事終了した。 Utreamのライブ中継はなしにして、その代わりパネリストにはオフレコ話も存分にやってもらったことで、かなり突っ込んだディスカッションが行なわれた。 中継こそなかったが、Twitterなどで質問を受け付けたところ、会場に来ている人からリアルタイムで質問が入った。来は会場に来られない人からの質問を受け付けるための仕掛けだったのだが、それを取り上げながらディスカッションを進行、会場から誰も手を挙げて発言しないのだけどもなぜかタイムリーな質疑応答が進行するという、事情を知らない人にはかなり謎なやりとりだったのではないかと思われる。 ただこの方法ならば、会場で手を挙げて質問をいただくよりも、こちら側も質問が整理できるし、出席者も質疑応答の時間まで待たなくて

    Sigma
    Sigma 2008/08/28
    「質問のある人」「(資料パラパラ)……さっき、何を質問しようと思ったんだっけ?」 / そんなあなたに「質疑応答 2.0」
  • いわゆるストビュー問題について - コデラノブログ 3

    ここ数日、Googleが日でサービスインしたストリートビューの是非について、ネットで様々な意見が出ている。面白い、将来性を感じるという人の意見も理解できるし、気持ち悪い、プライバシーの侵害だとする意見もまた理解できる。正直言って、態度を決めかねているというのが現在の状況だ。 これを映像の作り手という立場からみると、「気持ち悪い」という感覚はよくわかる気がする。おそらくストリートビューの映像は、「剥き出し」すぎるのだ。 例えば人が写真を撮るとき、多くの人は上下左右360度全景の中から、何をメインに撮るか、構図をどうするかといった条件で、選択を行なう。その選択基準がうまく見ている人に伝わるからこそ、意味のある写真になるし、芸術にもなる。 しかしストリートビューの映像は、無作為でありすぎるが故に、人の意志がない。そして被写体があまりにも身近でありすぎて、普通はこんなところ好きこのんで撮らないよ

    Sigma
    Sigma 2008/08/15
    「日本でプライバシーの問題があると指摘した人は、今よりうんと少なかった」……そりゃ、ストリートヴューの実態を知ってた人が、うんと少なかったからでは? あまりに無作為すぎるから、問題なのであって
  • Anonymousの善意の限界 - コデラノブログ 3

    MIAUの教科書プロジェクトは、若干遅れながらも一応予定通り進行している。たぶんこのまま行けば、最初の2セクションぶんは9月に正式リリースできそうだ。 当初の予定では、7月中にベータ版を一般公開することになっていた。すでにテキストベースでのDTP作業はラフが出来上がっているが、正式リリース前にベータ版を公開すべきかどうか、迷っている。 最初はなるべくネット上の多くの意見を取り入れて制作、進行すべきと考えていた。だが最近はどうも、ネットの善意というものを不特定多数の人に求めるのは無理、というか無謀なのではないかと感じている。やはり人はAnonymousになると、斜に構えたり、ネガティブな意見をぶつけてみたくなる衝動を押さえられないのだろう。そしてそのテーマは、ネットの教科書の内容そのものでもある。 僕はプロジェクトリーダーとして、教科書の制作に関わってきた沢山の協力者のモチベーションを守る責

    Sigma
    Sigma 2008/08/12
    人が多くなればなるほど、リーダーの基本方針がしっかりしてないと、決断が鈍って迷走するだけだ。不特定多数からの意見なんて、参考意見に過ぎない。全否定な意見ですら「意見として承っておきましょう」でよい
  • 5000円チューナーについて補足 - コデラノブログ 3

    昨日のITmediaのコラムで5000円チューナーのキットのアイデアを披露したのだけど、ごく一部の人には意義がわからなかったようので補足したい。 キット化すればアセンブルするコストが不要になるので、低価格化には貢献できるだろうということが一つ。そしてもう一つ重要なのは、ボランタリーな活動の場が広がるだろうということである。 キットの実費は使用者に負担して貰うとしても、組み立ては腕に自信のある人が集まって、地域貢献ができるというのは、良いことだろう。また中学、高校の技術の時間などに実習として組み立てて貰い、それを施設に寄付するなどの動きもできる。弱者のために社会が貢献できる余地を与えるエンジンとして、キットが使えないかというアイデアだ。 はてなブックマークに「老人や障害者にキットを組み立てさせるのか」という意見があって、衝撃を受けた。そんなことを考えて、書くはずがないではないか。それを知って

    Sigma
    Sigma 2008/08/06
    「弱者のために社会が貢献できる余地を与えるエンジンとして」……そんなコミュニティが、世界に残っているとは信じがたい、というのが第一印象。実際、どうなのだろう?
  • それは本当にパラダイムシフトか - コデラノブログ 3

    ちょっと夏日が続いたものだから、調子に乗って風情を出そうと蚊取り線香などを焚いたところ、喉を痛めてしまった。そこから体調を崩して寝込む始末。最近更新してなかったのはそう言うわけなのだった。 さて、先週末から「ニコニコ大会議」ライブ配信で、人を前に中傷と受け取れる書き込みが行なわれたことの是非に対する議論が続いているようだ。この問題に関しては、当は僕はもっと早くから言及しておかなければならなかった。 このようなインタラクティブな試みは、5月1日に行なわれたMIAUの「青少年ネット規制法案を考える」シンポジウムで行なった事がある。ブログでもちょっとそのことを書いているし、ニコニコ動画やYouTubeでは、楠さんの講演や質疑応答の部分で、少し雰囲気がわかるかもしれない。 このような手法は、ライブとネットを接続するという点で古くから実績がある。平澤進のインタラクティブ・ライブがその先駆と言える

    Sigma
    Sigma 2008/07/10
    そもそも「匿名だから何を言ってもいい」というのは、「捕まらなければ犯罪じゃない」というのと同義語で、道徳の課題だと思うんだが。自分の感情を垂れ流すのと、ウケを狙うのは別次元のものだし?
  • ネットならではのコンテンツ - コデラノブログ 3

    昨日「動画共有サイトに代表される新たな流通と著作権」というJASRAC主催のシンポジウムがあったようだ。 この中で語られている内容は、著作権法をいじったり、タダでテレビをネットに流すことばかり考えず、ネットならではのコンテンツを考えよう、という事だと思う。そういう人たち人がどれだけそういうものを考え、実行しているのかという疑問も残らないではないが、少なくともニコニコ動画のあり方は、僕は評価している。 実はまだプランの段階だが、僕自身も考えていることがある。MIAUのシンポジウムは、毎回UStreamのシステムを使ってライブ中継しているが、この視聴者は同時にチャットに参加できる。先日のダビング10シンポジウムは、試験的にUStreamのチャットを使って質問を受け付けてみたりした。 その延長線上で、今度シンポジウムをやるとしたら、ディスカッションの背景のスクリーンに大きく、UStreamのチ

    Sigma
    Sigma 2008/03/30
    第何話か忘れたが、攻殻機動隊のS.A.C.の笑い男事件に関する討論で、提案のようなバーチャル会議室の描写があったような
  • 変わらない放送業界の実情 - コデラノブログ 3

    昨日開催された第33回デジコン委員会では、制作プロダクションの代表者と放送局側が、番組販売の窓口権を巡って激しい意見の対立をみせるなど、見どころの多い会議となった。 詳しくはまたどこか記事化するところもあるだろうから、それを待ってコメントしてみたいが、このやりとりを聴いてて感じるのは、「変わらんなぁ」という思いである。 筆者は以前放送業界に居たわけだが、電波の仕事をしなくなって数年が経過する。その間、未だ業界で頑張っている友人らと交流したり、放送関連のショーで取材したりと、一歩引いた立場で放送業界の動向を眺めている状況だ。しかしデジコン委員会のやりとりを聴いていると、放送局とプロダクションの力関係というのは、何も変わってないというか、むしろ想像した通り悪くなっているという印象を持った。 筆者が現役の最後の頃というのは、BSデジタルはもうスタートしていて、地デジが始まるかどうかというタイミン

    Sigma
    Sigma 2008/03/03
    「じゃあ、放送局は何をしているんだろう?」 こっちに続く>http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0803/03/news014.html
  • テレビ番組を、本当にネットで見たいか - コデラノブログ 3

    先のデジコン委員会で思ったことの続き。 冒頭中村伊知哉氏の発表にもあったことだが、果たしてテレビ番組をネットで有償で見るという市場が成立するのか、という疑問に対しては、考えていく必要があるように思う。それは、今の無料放送のうち、金を払ってみたいものがどれだけあるのか、という疑問でもあるだろう。 現状テレビ番組の権利の持ち方は、徐々に変わってきている。アニメはネットでも人気の高いコンテンツの1つだが、これらは徐々に映画のような制作委員会制度に変わってきて、権利を委員会、まあ有り体に言えば複数のスポンサー集団が持つようになった。つまりテレビ局からの制作費を当てにしないことで、権利的にも独立した状態が作れるわけである。 これらの方式で制作されたアニメーションは、フィニッシュをテレビだと考えていない。むしろ無償で放送するテレビはプロモーションだと考えて、その後セルDVDやレンタル、キャラクター商品

    Sigma
    Sigma 2008/02/06
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