東証は夜間取引を始めるでしょうか?先週の末に西室会長が個人的な意見として夜間取引に対する意欲を表明されたそうですが、コトは簡単ではないと思います。 システム開発は、日中分だけでも大変な作業ですから、夜間も作るとなると、今の状況を考えるとかなりの負担ではないでしょうか。夜間に取引が分散されることによって、日中の負荷が下がるというのが目的と考えられますが、2001年1月から1営業日も休まずに夜間市場(マネックスナイター)を運営してきた当社の経験から言うと、夜間のシェアは日中の1%~3%程度です。これは当社のナイターが限定的な市場であることが理由とも考えられますが、より取引所外市場が発達しているアメリカに於いても、確か5%に満たないシェアであったと思います。夜間市場を設営することは、このように表面上のメリットが実際にはあまり大きくない中で、その運用に伴うコストは厖大になりかねません。 システム開