音楽活動の休止にあたっての「これまで独学でやってきたから、アメリカの大学でしっかり音楽教育を受けたい」というコメントを見聞きしたとき、多少の違和感を持ちました。というのは、『手紙』、さらには『HOME』『サクラ色』などに見られる作曲センスや歌唱力にやられた口として、今さら何を学ぶことがあるのだろうと思ったからです。ただ、記事を読む限り、ミュージカルを目指しつつも、藤井風(10年ほど前の彼女は「女・藤井風」の風情がありました。時系列では逆ですが)のやAwichからも刺激を受けているということなので、今後のポップス方面での活動にも期待が持てる気がしました。それにしても、確か2013年のNHKホール公演でベン・E・キングのカバー『スタンド・バイ・ミー』を(確か)30分を超える長さで披露したことが忘れられません。