最近はアビガンに対する良いニュースと悪いニュースが混在していますね。 早期投与による有効性は見出されそうな気がしてはいますが、やはり気になるのは副作用です。 ただ催奇形性の副作用があるといっても、どんなレベルのものなのか? それでなぜ薬として承認されたのか? 他に懸念される副作用はないのか? そのあたりの温度感が分かる、規制当局と製薬会社のディスカッション結果を見ることができる資料があるのをご存知ですか? 幸いにして、アビガンは真っさらな新薬ではなく、インフルエンザ治療薬として既に承認されています。 つまり、日本の規制当局たるPMDAがその薬の有効性、安全性を審査した記録、「審査報告書」が存在しているのです。 この審査報告書をチェックしている方は私のようなマニアックな人種で、あまり居られないかと思いますので、今日はアビガンの審査報告書をかるーく取り上げてみて、催奇形性に対する規制当局の温度