熊本市は20日、新型コロナウイルスに感染し、自宅療養中だった50代の男性会社員が死亡したと発表した。基礎疾患があることなどから保健所が入院を勧めたが本人が拒否。軽症だったこともあり、保健所の判断で自宅療養を認めていた。自宅療養中の死亡例は熊本県内では初めて。 市によると、男性は1人暮らし。13日に陽性と確認され、保健所が健康観察していた。16日午後、血中酸素濃度が低下していたことなどから保健所が男性に入院を勧めたが、「ペットの猫の預け先がなく入院したくない」「入院は最後の手段。具合が悪いときは連絡する」と拒否していたという。 保健所は男性と協議し、19日以降に外来を受診して必要と判断されれば入院すると合意。だが、19日朝以降、男性と連絡がつかなくなり、同日夜、保健所の連絡を受けた警察官が室内で倒れている男性を発見した。市は「大変重く受け止めている。連絡が途絶えてから訪問までの時間を短縮する
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