巨人と阪神が目指していた来季開幕カードの米国開催が断念されたことを受け、巨人の桃井恒和球団社長は5日、一番大きな理由として「(選手の)コンディショニングがきつい」と語った。 巨人が主催する開幕試合をロサンゼルスで実施し、その直前に練習試合を行う予定だった。しかし、対戦相手の確保が難しく、移動などによる選手の疲労を考慮した。桃井社長は「ロスでやりたかったけどできない。(練習試合のために)動かないといけなくなる」と話した。 また、開催を希望していた日本野球機構(NPB)の加藤良三コミッショナーはこの日、「残念ですね。最終的には12球団の興行権の問題で、採算が合わないということならそういう判断になる。私からこうしろと言える性質のものではない」と話した。(共同)