見るなの座敷(みるなのざしき)は、日本の民話の類型の一種。別称「ウグイス長者」「見るなの宿」「見るなの花座敷(みるなのはなざしき)」「鶯浄土(うぐいすじょうど)[1]」「鶯内裏(うぐいすだいり)[1]」。 昔、ある男が山奥で迷っていると、一軒の大きな家があった。一晩泊まらせてもらおうと思い、足を踏み入れ宿を求めた。 綺麗な女が出迎え、酒や御馳走を用意してくれ大いに歓迎された。居心地がよくなった男は、女の許すままに長居するようになった。 後に女は「ここには13の座敷がありますが、決して13番目の座敷には入ってはいけませんよ」と言い残して外出した。 男は障子を開け、それぞれの座敷に入ってみた。どの座敷も美しい景色が広がっていた。 最後に13番目の座敷が残されたが、男はどうしても見たくなり、障子を開けた。 そこでは春爛漫の景色が広がり、ウグイスが鳴いていた。だが、一鳴きで鳴くのを止め、どこかに飛