いつも食べている鳥から揚げの微妙な違いに、みんな気付いているだろうか。 常々気になっていたので、ネットレシピ約200件を分析して、竜田揚げからフライドチキンまで、全ての流派に挑戦してきた。 いま僕は、地上で最もから揚げのレシピに詳しい男だ。 (加藤まさゆき)
年末年始、小笠原へ行ってきた。 小笠原には民間人が使える飛行場は無く、船でしか行くことができない。 その名もズバリ「おがさわら丸」という定期船が週一便、 東京の竹芝桟橋と父島を結んでいる。 しかし、父島は東京から南へ遥か1000km。 その乗船時間も半端ではなく、片道25時間強、往復で50時間以上もかかる。 そんな長い時間、船に乗っていなければならない。 さてはて、どうやって暇を潰そうか。 (木村 岳人) 午前10時すぎ、船が出る 私の乗るおがさわら丸は、予定時刻の10時から15分ほど遅れて出港した。 大きな汽笛を二回鳴らした後、ゆっくりと岸を離れて行く。 船が東京湾岸沿いを進んでいくにつれ 景色が移り変わっていく様子はとても楽しいもので、 私を含め大勢の客がデッキに出てその風景を楽しんでいた。 ……まぁ、最初のうちは。
私の暮らす東京、葛飾で「コーヒーラーメン」なるものを出す喫茶店があると聞いた。 葛飾あたりの下町ではもともと謎なコンセプトのお店が多いが、「コーヒーラーメン」はその中でも群を抜いた凡人には思いつかないメニューである。 びっくりしながら食してきました。 (藤井 季美) 喫茶店ではないらしい。 京成線の「お花茶屋」駅を下りる。「お花茶屋」って駅名が可愛らしいなぁと常々思ってたけど、実際に利用するのは初めて。駅前に大きなビルもないこじんまりとした町の中を「亜呂摩」に向かって5分ほど歩く。住宅街の中にあって分かり難いとの話を聞いていたんだけど路地を入る角に看板があった。 ”とびだし注意”って書いてあるのにバキバキに割れた看板・・車に体当たりされたんだろう。
今でこそ、そうとう好き勝手な生活を送っている僕ですが、中学校や高校の頃は割とカタい人生を歩んでいました。 当時の友人たちの中には、タバコが見つかって生活指導の先生に張り倒されたり、免許を取るためにバイトして貯めたお金をパチンコで半分にしたり、ようやく手に入れたバイクをあっという間に廃車にした人もいましたが、僕はそういったことに少し興味はありつつ、なんだか怖くて手を出さずに大人になりました。 そして、タバコもパチンコもバイクも、いまだに一度も経験がありません。 でも、もういい大人だし、一度くらい経験してもいいんじゃないかと思ったので、遅まきながらデビューしてみました。 (萩原 雅紀) タバコを吸ったことがない 家族に喫煙者がいなかったので、子供のころから「タバコ=悪い(健康に、とかじゃなくて絶対悪)」という刷り込みがあり、いいイメージを持っていませんでした。なので、中学くらいからまわりの友人
私事であるが、昨年秋に叔父が急逝した。63歳だった。 叔父は結婚せず、子供もいなかったので、おいである僕がその遺品を整理することになったのだが、この遺品が、わけが分からなかった。 なぜなら、叔父にはあるひとつの不思議な性癖があったからだ。 今日はその遺品の話をしてみたい。 (加藤まさゆき) 叔父には「買いだめ」の癖があった 叔父には「買いだめ」をする性癖があった。 とにかく何でもかんでも必要量を問わずに、安い、気に入ったとなると尋常じゃない量を買いだめしてしまうのだ。 ありとあらゆるものを、である。 例えばシャープペン。 うちの叔父が「シャープペンを買う」とすると、こういうことになる。
「普通」という言葉を辞書で調べたら、「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること」と出てきた。そうだ、普通とはそういうことだと思う。他にも「中くらい」とか「並」といった言葉も大体同じような意味だろう。 今回訪れたのは、日本でも有数のそばどころとして知られる信州・長野。そばがおいしいというのはわかる。しかし、勢い余ってなのか、どうも「普通」という言葉の基準がおかしくなってる店がいくつかあるようだ。 そういうわけで、普通がもう普通じゃなくなっているそば屋さんをめぐってきました。 (小野 法師丸) そばを軸に考える、普通って一体なんだろう 一般的で、これといった特徴のないこと。それが「普通」。言葉の意味としてはそれで異論はない。しかし、よくよく考えるとどうしても曖昧さが付きまとう言葉でもあると思う。
線路がぐちゃぐちゃに分岐したり、電車がずらりと並んでいる車両基地がかっこいい。 少し前に、ふつうの人とはずいぶん違う入口から鉄道趣味界に足を踏み入れました。 その後、いろいろな基地を見たくて各地をまわっているのですが、やっぱり見やすい基地にはなかなか出会えません。そんなとき、身近ですごくお手軽に基地を見られる方法を思いついてしまいました。 (萩原 雅紀) 手軽に、かつ確実に基地が見たい まず「車両基地を見るってどういうこと?」という方がいたら、僕が以前に書いた「車両基地めぐり」「車両基地のここがすごい」という記事を読んでみてください。 ふつう車両基地は観賞用にできていないので、実際に行かないと外から見えるのか分からないところが多く、行っても満足な基地ビューを望める場所は決して多くないのです。数キロある基地のまわりを1周歩いても収穫ゼロ、という経験も、いままでに何度もありました。
「タダでもいらない」「好きな人は変人」…… 若者はもはや「クルマ離れ」ではなく「クルマ嫌い」になった (SAPIO 2010年4月14・21日号掲載) 2010年5月6日(木)配信 5ページ中 1ページ目 前のページ | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 次のページ 文=清水典之(ジャーナリスト) 「まさかベンツのエンブレムもわからないなんて!」 彼女とデート中、暇つぶしの路上車種当てゲームで呆れられた本誌編集(28)。そう、いま若者のクルマ離れが想像以上に進んでいる。 「『目的地に近づきました。案内を終了します』近頃、カーナビがそう告げる度、NAVIスタッフは落ち込む」 カー雑誌『NAVI』4月号にこう記されている。84年に創刊された同誌はこの号をもって休刊になり、ここには「目的地はまだ先なのに」という思いが吐露されている。発行元の二玄社によると広告・販売の低迷が理由だとい
回転寿司にいって、今まで食べたことがないネタが回っているとうれしい。何度も食べたことのあるネタでも、おいしいとうれしい。いろいろなネタが回っているのを見ているだけでもうれしい。 私にとっての回転寿司は、昆虫採集やポケモン(やったことないけど)みたいなもので、発見、捕獲、観察の好奇心を満たしてくれる。ついでに腹も満たされる。 魚のうまい地方に行けば回っているネタも埼玉あたりとは違うだろうということで、新湊カニかに海鮮白えびまつりの取材で富山にいったついでに、地元の回転寿司を楽しんできた。 (玉置 豊) 一軒目は「すし食いねえ!」 富山初日の夕飯として最初にいく回転寿司は、泊ったホテルのフロントでおすすめしてくれた「すし食いねえ!」という、若干その名前に不安を覚えるお店である。 その店名を聞いてから、頭の中にずーっとシブがき隊の歌声が無限ループしてしまった。すっしーくいーねー。不安だ。 アガリ
マクドナルドで何が好きかと聞かれたら、迷うことなく「ポテト」と答える。 あのフライドポテト、定期的に食べたくなる魅惑の味というか、他のファーストフードチェーン店の物とは一線を画す風味というか、ちょっと独特な存在感を放っているように思えてならないのだが、気のせいだろうか。 だってアレ、ただ油で揚げて塩を振っただけの味とは明らかに違うと思いませんか。「塩と一緒に何か魔法の粉でも振ってんのか?はたまた特別な揚げ油を?」と、つい疑いたくなるような味というか、なんというか…。 ま、いつまでもこんなことを考えていたってしょうがない。ここはひとつ、自力でマックのポテトに近いものを作ってみようじゃないか。 (text by 高瀬克子)
東京と千葉の都県境にあるJR総武線の小岩駅近辺をブラブラと散策していたところ、ちょっと変わった一軒の銭湯に出会った。 その銭湯の名は「ともの湯」。 「もしも銭湯の店主が鉄道マニアだったら」という往年のドリフコントのようなシチュエーションが、ここ小岩に現実として存在していたのだ。 (text by 玉置 豊) キャッチコピーがおかしい 小岩駅の南口を出て、昭和通り商店街というその名の通り昭和っぽい通りの商店街をずーっといったところにその銭湯はある。 ぱっと見た感じは、まあ下町によくある普通の銭湯っぽいのだが、壁に書かれたキャッチコピーがおかしいのだ。 8つのお風呂と軟水で 温泉気分 ここまでは普通である。誰しもが「あ、いろいろな種類のお風呂があって、水の質にもこだわっている銭湯なんだな。」と感心するだろう。なかなかよさそうな銭湯だねえと。で、唐突な3行目。 鉄道パノラマホール 銭湯ほったらか
新潟県上越市。ここは日本のスキー発祥の地と言われている。冬のレジャーの代表格ともいえるスキーの原点を見に行ってきた。 (text by 安藤 昌教) そうだ、スキーに行こう それにしても毎日雪だ。沖縄から来ると最初は見慣れない雪景色に興奮したのだが、3日くらいしてすでに家から出なくなってしまった。それからは雪のやみ間に近所を散歩して面白い地名なんかを集めて過ごしていたのだが、これも3日くらいで面白いのかどうなのか分からなくなってきてしまった。慣れって怖い。なにか雪でも外で楽しめる遊びってないだろうか。 そうだ!スキーだ。 そういえば僕は学生の頃も雪の多い土地に住んでいて、あの頃はよく授業をさぼってスキーへ行ったものだ。寒いほうが雪質がいいから、とかいって朝早くから出掛けたりもした。それがどうした今のおれ。これはあの頃の情熱を取り戻す良い機会ではないか。スキーだ、スキー。
熱い。アツいのである。ご存知のかたもたくさんいらっしゃるかと思うが、あのほか弁チェーン『ほっかほっか亭』が内部分裂し、『ほっかほっか亭』と『ほっともっと』に二分したのである。 参考ニュース(MSN産経) 様々なニュースを読むと、ほっかほっか亭チェーンの本部と、最大の店舗数を抱えるフランチャイズのプレナス(現在『ほっともっと』を運営する会社)は、以前から幾度かモメていたらしく、調整がつかずについに分裂することになったという。 一連のニュースを見ているといろいろと大変なようだが、僕としてはお弁当が食べたくなってきたことは確か。この機会に一度ほか弁というものを見直そうではないか。のり弁当でも食べ比べて。 (text by 梅田カズヒコ) 1.ほっともっと 『ほっともっと』プロフィール キャッチフレーズ:幸福は、ごはんが炊かれる場所にある 経営母体:プレナス 店舗数:2087店(業界2位) 主な運
ひょんなことから、回転寿司を食べながら楽しめる簡単なゲームを思いつきました。 そこで、ルールを煮詰め、グッズを準備して、記念すべき第1回大会を開催しました。 (萩原 雅紀) これが寿司ポリーだ ゲームの内容は単純で、二つのサイコロを振って、出た目によって食べられる寿司ネタが決められる、というもの。 まず6×6のマス目を書いた表を用意し、その中に適当に得点を記入します。ここでは100点、200点、300点の3種類を記入しました。 もちろん高い得点になるほど数を減らすなど、出にくくするのは言うまでもありません。 次に、得点に応じたカードを用意し、裏に寿司ネタを記入しておきます。 出る確率の高い100点のカードには赤身やかっぱ巻きなど比較的リーズナブルなネタを、高得点カードには大トロや上ウニなどの高級ネタを書き入れます。 したがって、ゲームを開催するお店も均一料金ではなく、ある程度メニューにヒエ
ついに言った! 言ってやった! という気持ちだ。 何もつけずに食べる麺が好き。実はずっと言い出せずに心にしまっていた。 うどんも、スパゲティも、そうめんも、そばも、そのまま食べるとおいしいのだ。実は今までずっと、こっそりソースをかける前のスパゲティをつまみ、つゆにつけるふりをしてそうめんをそのまますすったりしていた。 何もつけない麺、名づけて「そのまま麺」。そのおいしさをこっそりご紹介します。 (text by 古賀及子) つまり、麺の茹で具合を確かめるときのおいしさです 麺をゆでるとき、その茹で加減を食べて確かめる方は多いと思う。ちゅるっと1本つまんで口へ。 あら、おいしいわ。 茹で加減のことをすっかり忘れておいしさにうっとり。さらに、ゆであがったけれどソースやつゆの用意ができてない状態で待ちきれなくてついなにもつけずにそのまま食べてみたら美味しかった、そのまま麺の魅力に気付いたのはそん
最近、ふと思いついてグミキャンディを作ってみた。そう、あれ、作れるのだ。 普通にゼリーを作る要領で、ただしゼラチンの量をゼリーの数倍入れるとグミになる。この方法で作れるとはいえ、市販のものの歯ざわりを完全に再現するのはさすがに難しい。だが天然の素材で手作りグミキャンディができるとあって、ネットで検索すれば子供向けレシピをたくさん見つけることができる。 普通に製氷皿や星型・ハート型の型でグミを作るのもいいが、グミ好きな筆者としては、ぜひここでオリジナルなグミを作ってみたいと思うのだ。形で勝負?いや・・・大きさと具象性で勝負だ。 (乙幡 啓子) いつもくにゅくにゅ噛んでました コーラ味のグミ、といえば、私は真っ先に「コーラアップ」を思い出す。ぺらっと、瓶を半分にした形状のグミ(当時は“グミ”なんて呼び名はなかったが)。小遣いで買うコーラ味のおやつは、なぜか背徳の味がしたもんだ。子供心にも、食べ
最近、漫画喫茶やインターネットカフェに寝泊まりする「ネットカフェ難民」なんてのがメディアでよく取り上げられる。地方出身である自分からすると、安くて5000円程度のビジネスホテルしかない東京にそうした安い宿泊所があるのは便利だなーと思う。自分も地方在住時なら上京のたびごと使ってそうだし。 でも、どうせならキチンと足を伸ばせて寝れる「宿」に泊まりたい。もっともっと東京に安いホテルはないものか?そういえば千円代から泊まれるという噂の地帯があったなー‥行ってみますか。 (大坪ケムタ) 地名くらい聞いたことあるかもしれない 東京でホテルが集まる場所というと、京王プラザ・ヒルトン・ハイアットリージェンシーなどが居並ぶ西新宿あたりが頭がうかぶかもしれない。しかしあんな高級地帯は今回はノーサンキュー。秋葉原から数駅のところに格安宿ゾーンはある。
もうじき夏も終わる。夏と言えばチューブだ。音楽にはあまり詳しくないが、金曜担当ライター大山さんのこの記事によると、それは地下鉄のことを差すそうだ。 というわけで、夏の最後の思い出に、福岡市の地下鉄へチューブ感を満喫しに行って来ました。 (T・斎藤) トンネル内部のかっこよさ 地下鉄は普段私は乗らないし、車窓から何も見えないので正直あまり好きではなかった。が、ホームの端っこから見るトンネル内部がすごい、というこの記事を読み、ちょっと興味を抱くようになった。
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