米軍の無人偵察機「グローバルホーク」=カリフォルニア州のエドワーズ米空軍基地で2010年10月、大治朋子撮影 政府は18日、米国の高高度滞空型無人偵察機グローバルホークを、次期中期防衛力整備計画(16〜20年度)期間中に導入する方向で検討に入った。海洋活動を活発化させている中国に対する警戒監視を強化する狙い。3機と情報解析装置1基を数百億円かけて導入し、米軍と共同運用することを検討している。 グローバルホークは運用高度1万5000〜1万9000メートルの高高度から、搭載センサーで広範囲にわたり地上を監視・偵察することができる。滞空時間は約35時間、航続距離は約2万2000キロに及び、有人機よりも遠方まで情報収集に行けるメリットがある。米空軍はイラク戦争などで使用。日本周辺ではグアムに3機配備している。 防衛省は有人機のP3C哨戒機やRF4E偵察機で日本周辺の警戒監視を行っているが、近年、中