大弛峠(おおだるみとうげ)は、山梨県山梨市と長野県南佐久郡川上村の境にある峠。奥秩父山塊の主脈上にあり、一帯は秩父多摩甲斐国立公園に指定されている。標高は2,360 mであり、マイカーが通行できる日本最高所の車道峠である。 概要[編集] 乗鞍岳の乗鞍エコーラインおよび乗鞍スカイラインがマイカー規制により通行できなくなったため、ここが表富士周遊道路(富士山スカイライン)に次ぎ、一般車両で到達できる2番目の標高地点で、峠としては最高地点である。公共交通機関や自転車では乗鞍エコーラインの長野県と岐阜県の県境地点(標高2,716 m)が最高地点となるが、この地点は峠状ではあるものの峠の名を与えられておらず、「峠」の名を付すものとしては大弛峠が車道日本最高地点となる。 峠には駐車場があり、奥秩父山塊の山々への登山や、「夢の庭園」(峠より徒歩15分)の散策に利用できる。また、塩山駅から乗り合いタクシー