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ブックマーク / www.asahi.com (284)

  • asahi.com(朝日新聞社):インドの聖地、2つの宗教に分割判決 対立再燃も - 国際

    【ニューデリー=武石英史郎】ヒンドゥー教徒とイスラム教徒が所有権を主張し合い、宗教対立の火種となっているインド北部アヨディヤのモスク跡地をめぐり、同地に近いラクノウの高裁は30日、ヒンドゥー側が3分の2、イスラム側が3分の1を分割所有するよう命じる判決を言い渡した。判決をきっかけに対立が再燃する可能性があり、インド政府は全土で警戒態勢を敷いている。  アヨディヤには、ムガール帝国時代の16世紀に建造されたモスクがあった。しかし、ヒンドゥー教徒は、叙事詩「ラーマーヤナ」の主人公ラーマ神(最高神ビシュヌの化身)が生まれた聖地だと主張。1950年以降、双方が所有権の確認を求めて民事訴訟を起こしていた。訴訟が長期化する中、ヒンドゥー原理主義者が92年、モスクの破壊を強行。それをきっかけに全土で宗教暴動が起き、2千人以上の死者を出した。  判決は考古学的調査を基に、ヒンドゥー寺院の廃虚の上にモスクが

  • asahi.com(朝日新聞社):最大・最古級の未盗掘「粘土槨」 相当の副葬品か 兵庫 - 文化

    長尾山古墳の粘土槨=12日午後、兵庫県宝塚市、森井英二郎撮影  兵庫県宝塚市の前方後円墳「長尾山古墳」で、木棺を包んで保護する国内最大で最古級の「粘土槨(かく)」が見つかり、同市教育委員会と大阪大考古学研究室が12日、発表した。周辺から出土した埴輪(はにわ)の形から古墳時代前期前半の4世紀初めの墳墓とみられている。粘土槨の中には木棺のほか、貴重な副葬品が入っている可能性が高いという。  粘土槨は高さ1メートル以上、幅2.7メートル、長さ6.7メートルのかまぼこ状。後円部の墳頂に深さ2メートル以上、幅5メートル、長さ9メートルの竪穴を掘り、礫(れき)を敷いた上に築かれていた。造られた当時の形をほぼ保っており、この時代の粘土槨がほぼ完全な状態で確認されたのは初めてとされる。  長尾山古墳は全長約40メートルという規模から、大和王権と同盟関係にあった地域首長の墓とみられている。盗掘しようとした跡

  • asahi.com(朝日新聞社):中絶胎児1700体放置 神奈川歯大元教授ら「実習用」 - 社会

    胎児の大量放置が判明した神奈川歯科大学=神奈川県横須賀市稲岡町  学校法人神奈川歯科大学(神奈川県横須賀市)の教授だった元理事長(76)らが、死亡した胎児約1700体を集めたまま長年、放置していたことがわかった。主に1960〜70年代に病院から引き取った中絶胎児とみられる。元理事長は「大学の指示で、学生の解剖実習用として集めた」と説明している。  法律や、日産科婦人科学会の見解は、胎児を丁重に取り扱うことを求めており、長期間の放置は倫理上の観点から問題となる可能性がある。学校法人は今年10月末、長期間の放置を重くみて、学内に調査委員会を設置。調査委は今後、元理事長から事情を聴く方針だ。  同法人などによると、妊娠7カ月程度までの胎児がホルマリンの混合液に漬けられ、大学内の倉庫で保管されていた。法的な規定がない12週未満の胎児も含まれていたという。  元理事長が同大学の教授を辞めた後の20

  • asahi.com(朝日新聞社):首脳酷評やスパイ続々…「裏の顔」暴露、オバマ政権痛手 - 国際

    内部告発情報をネット上で暴露する「ウィキリークス」が、入手した米外交文書約25万件の一部を28日に公開し、「関与と対話」の外交路線を掲げてきたオバマ米政権に、深刻な痛手を与えている。国連幹部を標的にスパイまがいの活動を進め、友好国の首脳らを酷評している実態を文書がさらけ出したからだ。  ウィキリークス体のサイトや、事前に外交公電を入手した米英独のメディアを通じ公開された文書群は、ごく一部に過ぎない。  その中で、各国首脳はばっさりやられている。サルコジ仏大統領が「怒りっぽく、独裁主義的」と切り捨てられた。ベルルスコーニ伊首相は「無責任で虚栄心が強く、現代欧州の首脳として無意味」と断言されている。  ロシアのメドベージェフ大統領については、今も権力基盤が強いプーチン首相との関係を、「プーチンが(主人公)バットマンで、メドは相棒のロビン」とハリウッド映画になぞらえた。  アフガニスタンのカル

  • asahi.com(朝日新聞社):イスラエル、ユダヤ国家への忠誠義務化 市民権取得時 - 国際

    【エルサレム=井上道夫】イスラエル政府は10日、市民権の新規取得者に「ユダヤ人民主主義国家」への「忠誠」を義務づける法改正案を賛成多数で閣議承認した。イスラエルは人口の2割をアラブ系イスラエル人が占めており、「修正は排他的」との批判が出ている。最終的な法改正には、さらに国会での承認が必要。  市民権取得に関する現行法は、新規取得者に「イスラエル」への「忠誠」を宣誓することを義務づけているが、改正案は、国の性格付けとして「ユダヤ人民主主義国家」という言葉を付け加えた。  リーベルマン外相ら対パレスチナ強硬派が「ユダヤ人国家」という言葉を挿入するよう求めていた。ネタニヤフ首相は改正理由について、「イスラエルはユダヤ人の民族国家であり、この原則が政府の方針や法律の原則になっている」と説明した。  これに対し、アラブ系議員は「アラブ人(パレスチナ人)を標的にした修正だ」と反発。連立政権に加わる左派

  • asahi.com(朝日新聞社):奈良、参拝ラッシュ 平城遷都1300年で特別開帳 - 社会

    元興寺・禅室の屋根裏公開は1回10人、30分交代で、計4800人を超えた=奈良市の元興寺、中里友紀撮影    ひと月10人が来るだけだった山里の寺に1カ月で2千人が訪れ、桜の季節ばかりが有名だった吉野山にはこの秋、10万人が押し寄せる勢いだ。平城遷都1300年祭の今年、奈良県内の50を超す社寺が、ふだんは公開しない秘仏などを特別開帳。古寺巡礼ブームのなか、各地で参拝者が急増している。  奈良市東北部、柳生(やぎゅう)の里の入り口にある南明寺(なんみょうじ)は、寄棟(よせむね)造の堂に薬師如来坐像(ざぞう)などを安置する。お堂も仏像も鎌倉期の重要文化財だが、市中心部と結ぶ路線バスは日に数。米田弘雅住職は「拝観者が月10人を超すことはめったになかった」という。  しかし、10月23日から堂を公開すると、11月21日までに約2千人が参拝し、拝観料収入がどっと増えた。米田住職は「傷みが目立つ

  • asahi.com(朝日新聞社):ギリシャの赤字、もっと多かった 精査の欧州委公表へ - ビジネス・経済

    【ローマ=南島信也】財政危機に陥ったギリシャで、これまで国内総生産(GDP)比で13.6%とされていた昨年の財政赤字が、実際には15.5%だったことが明らかになった。ギリシャの地元メディアが10日、伝えた。財務状況を精査している欧州連合(EU)の欧州委員会が近く公表する予定だという。  ギリシャ政府は、EUと国際通貨基金(IMF)から総額1100億ユーロ(約12兆5千億円)の融資を受ける条件として、公務員削減や年金受給年齢の引き上げなど3年間で300億ユーロの緊縮策を受け入れた。だが財政赤字が増えたことで、追加の緊縮策を求められる可能性も出てきた。

  • asahi.com(朝日新聞社):たばこの箱に死や病気を連想させる写真、米で義務化案 - 国際

    たばこの箱・広告へ表示が義務づけられる画像の案の一つ。「たばこであなたは死ぬ可能性がある」との文言が添えられている=米厚生省提供  【ワシントン=勝田敏彦】米厚生省は10日、瀕死(ひんし)の病人や死体などの過激な写真やイラストを、たばこの箱や広告に表示するよう義務づける新しい規制案を発表した。禁煙の呼びかけのためで、特に未成年が喫煙を始めないよう強く訴えるのが狙いだ。  より明確な警告の表示を義務づける新法に基づき、厚生省が36種類の画像の候補を発表した。病変した肺や、たばこの煙に巻かれそうになっている子どもの写真なども含まれている。  米国では年間約44万人が喫煙が原因で死亡しているとみられ、未成年の喫煙も問題になっている。厚生省のシベリウス長官は「毎日、4千人の若者がたばこを口にしようとし、千人が毎日吸うようになっている。新政策は子どもや一般大衆を守る重要な一歩だ」との声明を発表した。

  • asahi.com(朝日新聞社):ブッシュ前大統領、小泉元首相を称賛 回顧録で蜜月 - 国際

    【ワシントン=伊藤宏】「私にとって、自由主義の力を最もはっきり示した実例は、小泉純一郎首相との関係だ」。米国のブッシュ前大統領は、9日に発売した回顧録の中で小泉元首相の名前を6回挙げ、写真付きで紹介した。日についての記述も20カ所あり、当時の2人の親密ぶりがうかがえる。  ブッシュ氏は、2001年9月の米同時多発テロの直後に小泉氏が米国への支持を表明したことを挙げ、「世界のリーダーの中で最初に支持を表明した一人」とたたえた。  また、ブッシュ氏の父の元大統領が太平洋戦争に海軍パイロットとして参加し、一方で小泉氏の父が戦前に公職にあったことを指摘。「その息子たちが平和を守るために一緒に働いた。日が民主主義をとり入れたことで、敵国が同盟国になった」などと記した。

  • asahi.com(朝日新聞社):レアメタルなしで「カップリング」 立命館大教授ら - 関西ニュース一般

    今年のノーベル化学賞に決まった「クロスカップリング反応」を、希少金属(レアメタル)のパラジウムではなく、国内でたくさんとれるヨウ素をつかって実現する技術を北泰行・立命館大教授(有機合成化学)らが開発した。テレビや携帯電話の液晶などの新素材として2011年度中の実用化を目指すという。  パラジウムを触媒に炭素同士をうまくつなげる画期的な合成法を開発した業績で、根岸英一・米パデュー大特別教授、鈴木章・北海道大名誉教授ら3人のノーベル化学賞受賞が決まったが、希少金属のパラジウムは入手に制約がある。日の生産量が世界で2番目に多いヨウ素を使えば、製造コストの大幅な削減が見込まれるという。  さらに、パラジウムを触媒とするカップリングでは、100度以上の高温でも生産物を22%の効率でしか得られないのに対し、ヨウ素なら100度以下でも88%になるという。北教授は「今はパラジウムなどレアメタルの触媒を使

  • asahi.com(朝日新聞社):月探査衛星「嫦娥2号」打ち上げ 中国、建国記念日に - 国際

    1日、中国2機目となる月探査衛星「嫦娥(じょう・が)2号」を搭載して打ち上げられるロケット「長征3号C」(新華社)=ロイター  【広州=小林哲】中国2機目となる月探査衛星「嫦娥(じょうが)2号」が1日午後7時(日時間同午後8時)ごろ、四川省の西昌衛星発射センターから打ち上げられた。約5日後に月面から100キロの周回軌道に入り、月面の立体撮影などを行う。1日は中国の建国記念にあたる祝日で、中国の宇宙開発技術の高さを国内外に示し、国家の威信を強める狙いがあるとみられる。  前回、2007年に打ち上げた1号の時より性能を高めたロケット「長征3号C」を使い、月軌道まで約2週間かかっていた行程を約5日に縮める。日が07年に打ち上げた月探査衛星「かぐや」とほぼ同じ距離から、精度を高めた立体カメラで月面を撮影。中国が13年までに打ち上げる次の3号で行う探査機の月面着陸に欠かせない着地点の地形データを

  • asahi.com(朝日新聞社):中国、レアアース禁輸を解除 姿勢軟化の兆し - 国際

    沖縄県・尖閣諸島沖の衝突事件を受けて止まっていた中国から日向けのレアアース(希土類)の通関手続きが、28日までに再開され、中国当局の禁輸措置が解除された。中国政府高官は同日、事件について「(対立への動きは)ほぼ終わった」と一部報道陣に語り、日との関係修復に転じる方針を示唆。禁輸解除は姿勢軟化のシグナルと見られる。  禁輸の解除は、現地に事務所を置く複数の日系商社が明らかにした。通関手続きは21日以降受理されなくなっていたが、専門商社の担当者によると「インターネットなどでの申請が28日に受け付けられるようになった。早ければ29日にも通関許可が下りる見通しだ」という。  ただ、中国からの輸出品の検査強化は依然続いているもようだ。レアアースについては禁輸措置の発動後、すでに通関受け付け済みの荷物に対しても全量検査が実施されている。こうした状況は現在も続いており、当面解除される見通しはないとい

  • asahi.com(朝日新聞社):中朝合同、中国全土で「脱北者狩り」 北朝鮮に強制送還 - 国際

    【北京=西村大輔】北朝鮮中国の治安当局が合同で、雲南省や広西チワン族自治区、山東省など中国各地でひそかに働いている脱北者を拘束し、北朝鮮に強制送還していることがわかった。中朝関係筋が明らかにした。中朝の治安当局が中国全土で合同取り締まりを行うのは極めて異例だ。28日に始まる朝鮮労働党代表者会を前に、北朝鮮が国内引き締めのために大々的な「脱北者狩り」を展開している可能性がある。  関係筋によると、北朝鮮の国家安全保衛部など複数の治安機関から派遣された秘密警察官ら100人余りが中国入り。中国側も武装警官ら数百人を動員し、中朝双方の数人でチームをつくって各地で行動しているという。取り締まりは6月ごろから始まり、中国全土で少なくとも数十人の脱北者が拘束された模様だ。  秘密警察官らが送り込まれているのは、ベトナムやラオス、タイなど東南アジアへの脱北ルートになっている雲南省や広西チワン族自治区の国

  • asahi.com(朝日新聞社):iPS細胞と同じ手法 肝臓の幹細胞ができた 国立がん研 - サイエンス

    あらゆる細胞に分化するiPS細胞(人工多能性幹細胞)を作るときと同じ手法で、人間の肝臓細胞のもとになる幹細胞を作ることに、国立がん研究センターのグループが成功した。培養が難しい肝臓の細胞を、幹細胞から大量に増やせるので、薬の安全性試験や肝炎ウイルスの研究などに応用できるという。同じ手法なのに、iPS細胞とは別のものができた詳しいしくみはわかっていない。  同センターの石川哲也・がん転移研究室長が24日、大阪市で開かれている日癌(がん)学会で発表した。  石川さんは人間の皮膚や胃の細胞に、iPS細胞をつくるときと同じOct3/4、Sox2、Klf4という三つの遺伝子をウイルスなどを使って入れ、培養した。すると、アルブミンなどのたんぱく質を作り出す肝臓細胞の特徴を備え、しかも無限に増殖する能力を持つ幹細胞ができたという。この細胞を「iHS細胞(誘導肝幹細胞)」と名付けた。肝臓の細胞は体外で増

  • asahi.com(朝日新聞社):猛暑…ペンギン5羽熱中症死 8羽なお治療中 富山 - 社会

    富山市のファミリーパークで8月中旬以降の1カ月間で、猛暑による脱水症状でフンボルトペンギン5羽が相次いで死に、今月22日から残る8羽の展示を中止している。8羽については、パーク内の施設で治療中で、体力の回復を待って展示を再開するという。  パークには13羽のフンボルトペンギンがいたが、8月19日に22歳のメスが脱水と肝不全で死んだ。9月に入って4日と5日に相次いで各1羽が脱水症状を起こして死んだため、この時点で、体調不良の3羽をパーク内の動物病院に移し、残る7羽にビタミンなどを投与して展示を続けた。しかし、9日と21日にも各1羽が死に、すべてのペンギンを動物病院に移して集中的に治療することにしたという。  約1カ月の短期間で5羽が死ぬのはパークでは初めて。解剖の結果、死因はいずれも熱中症による脱水だった。今年は記録的な猛暑だったが、普段、水辺に住んでいる生物ということもあり、パークでは、特

  • asahi.com(朝日新聞社):常任理事国入りに強い決意 菅首相の国連演説 - 政治

    【ニューヨーク=金子桂一】菅直人首相は24日午後(日時間25日未明)、国連総会で演説した。国連安全保障理事会の改革について、「唯一の被爆国であり、核兵器を持たない日のような国こそが、21世紀の安保理で役割を果たすにふさわしい」と強調し、常任理事国入りに強い決意を表明した。  首相は、安保理の常任理事国が第2次世界大戦の戦勝国という現状をふまえ、「安保理が実効性を備えた機関であるためには、今日の国際社会を反映した正統性を持つものでなくてはならない。そのためには安保理改革が不可欠だ」と力説した。  首相は核軍縮、不拡散問題にも時間を割き、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長が8月に広島、長崎を訪問したことに改めて謝意を表明。その上で、「日は核兵器の惨禍の実相を将来の世代に語り継ぐ責任がある」と述べ、被爆者を「非核特使」に任命、情報発信するなどして核軍縮・不拡散の教育に取り組む姿勢を示した

  • asahi.com(朝日新聞社):ドイツ、「脱原発」から転換 平均12年運転延長へ - 環境

    ドイツ、「脱原発」から転換 平均12年運転延長へ2010年9月6日23時29分 印刷 ソーシャルブックマーク 【ベルリン=松井健】ドイツのメルケル政権は5日、2020年ごろまでに全廃する予定だった国内の原子力発電所の運転を平均で12年間延長する方針を決定した。「脱原発」の先頭を走ってきたドイツだが、世界的に原発回帰が進む中、「安定的なエネルギー」や産業競争力を求める声に従い、「脱・脱原発」へとカジを切る形になった。 政権側は同時に、風力などの再生可能エネルギーが発電総量に占める割合を高める方針も打ち出した。だが、野党や環境団体などは、原発延命に強く反発している。 連立を組むキリスト教民主・社会同盟(同盟)と自由民主党の首脳と関係閣僚が5日夜の協議で決めた。同夜のレットゲン環境相らの説明によると、現在国内に17基ある原発のうち、1980年以前に建設された原発は従来計画より8年間、80年以降建

  • asahi.com(朝日新聞社):暗闇で56年、1300世代経たハエの求愛行動に変化 - サイエンス

    暗黒ショウジョウバエ(右)。野生型のショウジョウバエ(左)とほとんど外見は変わらない=布施直之さん提供  ショウジョウバエを56年間1300世代以上にわたって暗闇で飼育することで、京都大学が進化の謎の解明に挑んでいる。ハエは今のところ、外見の変化はほとんど見られない。しかし、求愛行動に変化が起きていることがわかってきた。  この「暗黒ショウジョウバエ」は1954年、理学部動物学教室の故森主一教授が飼い始めた。これまで計4代の教授が飼育し、光のない環境が進化にもたらす影響を調べる研究を続けている。  2007年に文部科学省の「グローバルCOE(卓越した拠点)」として、京都大で生物の多様性と進化についての研究プロジェクトが始まり、この暗黒バエが課題の一つになった。黒いプラスチックの箱の中で約100匹を飼育し、遺伝情報(ゲノム)などを総合的に調べる研究に取り組んでいる。  暗黒ショウジョウバエは

  • asahi.com(朝日新聞社):「落盤救出、日本の支援期待」チリ大統領、単独会見 - 国際

    大統領府の執務室の机の引き出しから、鉱山が落盤した地下700メートルから届いた「33人は避難所で無事」と書かれた紙を取り出すピニェラ大統領=サンティアゴ、平山写す  南米チリのピニェラ大統領は2日までに、朝日新聞との単独会見に応じた。日メディアとの会見は、大統領就任後初めて。チリ北部の鉱山で起きた落盤事故で地下に残る作業員を救出するための掘削技術や、地震による津波の早期警報システムの改良などで日の協力を要請した。  ピニェラ氏は、チリ北部のサンホセ鉱山で8月5日に起きた落盤事故直後から、オーストラリアやカナダ、米国など鉱山のある国々に、地下に残る作業員33人の救出のための技術協力を求めてきたことを明らかにした。  救助用の縦穴の掘削が始まったのに加え、すでにある換気口の穴を広げて救出用にする「プランB」計画も並行して進め、さらに「石油会社の掘削技術を採り入れた第三の方法」も検討している

  • asahi.com(朝日新聞社):温かい食事・DVD…地下生活、徐々に改善 チリ落盤 - 国際

    チリのサンホセ鉱山で1日、地上から送られた水を受け取る作業員たち=ロイター  【コピアポ(チリ北部)=平山亜理】チリ北部・サンホセ鉱山の落盤事故で、閉じこめられている33人の生活が大幅に改善している。1日からは温かい事を取れるようになり、サッカーW杯を録画したDVDを見たり、ゲームをしたりしている。2日にはローマ法王からロザリオが一人ひとりに贈られた。  作業員には現在、直径15センチの穴に「パロマ(ハト)」と呼ばれるカプセルを通し、1日に70回以上、料や洋服、薬、手紙などが届けられている。2日のメニューはストロガノフに桃の缶詰のデザートで、1日に2600キロカロリーを取っている。建国200年に当たる18日は、エンパナーダと呼ばれる肉入りパンとチリ産赤ワインで祝うという。  数日前に地下から送られてきた新しい映像では、作業員たちが赤いシャツを着てひげをそり、顔や体もきれいになりさっぱり